2009年10月24日 (土)

メキシコ

評価 8

入店日時 平成12年9月27日(日)15時頃   過去入店回数 なし

かなり更新をサボってしまった。「食」に対するストレートな欲望が若干薄れてしまった代わりに、釣りや自転車など釣った魚やイカを食べたり(今までの釣果→イカ1パイ、タチウオ1匹、名も知れぬ小魚1匹、岩2個 ナマコ1体、ゴミ無数)、サイクリングで訪れた街で美味しいものを食べたりする方が、単に普通の生活の中でレストランや居酒屋に訪れるより楽しくなってしまった。最近では四万十川やしまなみ海道を自転車で走り、地の魚や讃岐うどんなどを食べ歩き、200キロ走ったにもかかわらず体重がむしろ増えていたという悲しい出来事に見舞われたばかりだ。それでも何もしないで食べるよりはずっといい。そんなわけでこのブログの更新がサボりがちになっている。ちなみに「日本の島を旅する」、「オヤジのコモノ」というブログも始めているので興味のある方は見て欲しい。もっともこちらも中途半端で全然更新出来ずにいるのだが。

ところで9月の終わりに行ったこの店、メニューは「タコス」のみである。こういう潔い店は例外なく美味しい。先週行った讃岐でも、うどんのメニューが少ない店ほど美味しかった。タコス。日常あまり食べる機会はない。それでも歳柄TEXMEXブームというのが20年ほど前であろうか、巷で耳にするようになり、メキシコ料理店が急に増えた時期があった。我輩もにわかブームに乗っかり、コロナビールとトルティア(やわらかいタコス)の組み合わせが好きで結構通ったことがあった。10数年前ではグローバルダイニングが「ZEST」を都内に展開し、恵比寿の大箱でフローズンマルガリータとでずいぶん盛り上がったりもした。しかし「食事」としての機会は果てしなく乏しい。それでも沖縄にはタコライスを出す店が少なくないから、そういう店ではたいていタコスも用意している。でも美味しいと思ったことはなかったな。この店で食べるまでは。この日はテイクアウトしたが、この店のタコスの真髄は「皮」である。トルティア(トルティージャ)を揚げるのだろうが、よくあるパリパリの食感ではなく、パリモチって感じなのだ。そう、皮がウマイのだ。4個で500円。1人では少し多いかなと思って買ったが、4個食べても物足りなかった。とにかく美味しい。車の運転をしながら食べたので、サルサソースが洋服にボタボタ落ちたが、そんなのが気にならないくらい美味しい。聞けばずっとこの値段でやっているらしい。タコスを美味しいと思ったことのない人、食べたことのない人はぜひ試して欲しい。メニューを絞り込んでいる店に間違いはない。

メキシコ                                                                                                        宜野湾市伊佐3-1-3                                                                                    098-897-1663

 

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2009年8月17日 (月)

そう゛ぁーじゅ

評価 9

平成21年8月15日(土)午後8時頃  過去入店回数 6~7回

2回目の登場となるが、泊から松川に移転して、料理を除いては全く違う雰囲気の店に生まれ変わったので、改めての更新である。 この新しい店には今日で3回目の訪店となる。最近では5月の連休中に両親を連れて行って以来である。その時は、老齢の両親のため、ボリュームを抑えて欲しいと予約時にお願いしたのだが、確かに1品1品の量は少ないポーションで、代わりに品数をかなり増やしてたくさんの種類の美味しいものを堪能することが出来、普段フレンチなどとは縁のない両親も喜んでいた。しかしその日は我々3人の客しかおらず、店の経営を心配したものだった。泊の時からそうであったが、どうにも客が入っているのを見たことがないのだ。その前はランチだったが、その時はランチとしては遅い時間だったからか、やはり他に客はなかった。好きな店なだけに、満員で入れないと困るのだが、流行ってないと、そのうち潰れてしまったりしてそれはそれで困る。 この日も我々だろうかと、少し不安な気持ちながら店内に入ると、何とビックリ満席なのだ。どういうことなのだろうか。個室はともかく、6席くらいあるテーブル席が、我々の予約した席以外全て埋まっている。ようやく軌道にのったのだろうか。しかしそもそも実力のあるシェフのお店である。泊時代も含めればそれなりに長い年数営業してきているわけだ。今まで客がいない時に我輩が行っていたということだろう。ディナーは6000円のコースを頼んでいた。プリフィクスになっており、前菜とスープ、メインをいくつかの料理から選ぶ。我輩は鴨の燻製と温度卵の前菜、甲殻類のスープ、やんばる黒鳥のソティを選んだ。彼女はロブスターのサラダ、野菜のコンソメスープ、牛の白ワインビネガー煮を選んでいる。その他に魚料理のミーバイのムニエルとアミューズ、グラニテが付く。もちろん圧巻のデザートも健在だ。この日はフロアのスタッフが2名いたが、この店が松川に移転して以来一人でフロアを取り仕切っていた男性のソムリエはいなくなっていた。ずいぶんスマートなサービスをする男性で、この店の雰囲気に合っていたのだが、今度のスタッフは少し気さくな感じである。しかし忙しいながら2人ともそつなくサービスをこなしていた。店内は前のビストロ風の雰囲気から一転して高級感を感じる作りなのだが、このスタッフのお陰で堅苦しい感じはなくなっている。そして料理は相変わらず美味しいし、サービスや料金など考えて、非常にバランスのいいお店になっている。普段フレンチとは馴染みがない人も、この店なら気軽に入れるし、大事な日を過ごすのにも相応しい店だと思う。多くの人に足を運んで欲しい沖縄フレンチの名店である。9点を献上したい。

ビストロ そう゛ぁーじゅ                                        那覇市松川387-2                                         098-887-5171

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2009年8月 6日 (木)

날마다

評価9

入店日時 平成21年8月4日(火)午後8時頃  

無性に韓国料理が食べたくなる時がある。韓国料理といっても焼肉ではなく、スンドゥブチゲやチヂミなどの家庭料理をだ。那覇市内にも2~3軒程度の専門店があるようだが、あまり食指が動かなかった。ところがここの店構えを見て、「絶対美味しいだろう」という確信を持っていた。この周辺は抜け道で時々通るのだが、パッとした店があるわけではなく、どちらかというと那覇でもわざわざこの界隈に飲みに来る場所ではない。それゆえなんとなくその存在を忘れていたのだが、最高に韓国料理が食べたくなったこの日、この店の存在を偶然思い出した。店の名前は「날마다」。もちろん読めるわけがない。店の中は木を基調とした落ち着いた雰囲気で十分な清潔感も感じられる。 座敷に腰を下ろしビールを飲みながら何を注文しようか迷っていると、突き出しが5品運ばれてきた。韓国料理ではこれは常識らしいが、小皿に少しずつ盛られたおつまみを見るとやはりうれしい気持ちになる。野菜を中心としたそれらは、水キムチや揚げナスなど、どれもとても丁寧な仕込みがなされているのが分かる。女性2人でやっているようだが、料理の丁寧さや繊細な味付け、店の清潔感はとっても真摯にこの店を営業している姿勢が伺われる。意外にこういう店は多くない。ビールも陶器のジョッキを使っているから、とても美味しく繊細に感じられる。ずいぶん迷ったが、デジカルビ オモニチヂミ スンドゥブチゲ ご飯 を注文した。 まずデジカルビが壷に入って運ばれてきた。大きな豚肉が特製のたれに漬け込まれている。おまけでサンチュや薬味がついてきた。これを網焼きにするとなんとも香ばしい匂いが立ち上ってくる。これをハサミで小さく切り、味噌やにんにく、青唐辛子と共にサンチュに巻いてかぶりつく。「う、うまい...」 もう一度言おう。「う、うまい...」 たれが肉に染み込み、とっても柔らかく、言葉に出来ない旨みが広がっていく。 ああやっぱりこの店は本物だと再確認する。あらかた食べると次にチヂミがいいタイミングできた。キムチのチヂミだ。これも美味しい。酸っぱめのキムチがとても後を引く。カリカリにこだわるあまり、油で揚げたようなチヂミとは別の次元のものだ。そしてスンドゥブチゲ。至福である。ホントにうまい。お店の女性の肌がとてもきれいなのはやはり食べ物のお陰なのだろうか。韓国料理は肉ではなく、野菜がその真髄なのだと改めて思い知らされるのであった。 会計はビールを3杯飲んで二人で5千円くらいだ。次の日自宅でスンドゥブチゲを真似て作ったが、到底この店の味に近づくことは出来なかった。この店、久々のヒットである。内緒にしときたいので、しばらくは連絡先は教えないことにする。 じゃあブログに書くなって? フフッ。

韓国料理 날마다                                     

テレビ・雑誌で話題沸騰!!チゲ鍋界のプリンセス〜 スンドゥブチゲ!!スンドゥブチゲ(チゲ鍋界のNO.1) (2人前) テレビ・雑誌で話題沸騰!!チゲ鍋界のプリンセス〜 スンドゥブチゲ!!スンドゥブチゲ(チゲ鍋界のNO.1) (2人前)

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2009年7月 8日 (水)

ブリックタイ

評価 7

入店日時 平成21年6月30日(火)午後8時半頃 過去入店回数 1回

トムヤムクンが急激に食べたくなった。で、ここ。より本場に近い味を提供してくれる沖縄で数少ないタイ料理店だ。トムヤンクンは自分でも鍋風にして作ることはある。でも自分で作るとどうしても辛さ控えめになってしまう。以前タイに行ったときに、パタヤの街のタイ料理店で、「トムヤムクン、すっごく辛いの。日本人向けにアレンジしないで、地元の人でも辛いと思うくらい辛くして」と注文したことがあった。何店舗かで食べたが現地の店でもどうして物足りない辛さなのだ。最初は「おいしい! やっぱトムヤムクンは激辛の方がおいしいなあ」と食べていたら、辛さ、それも今まで経験したことのない程の辛さが後から急に押し寄せてきて、後で体をおかしくしてしまったことがある。涙が出るなんてもんじゃなく、カラダの穴という穴から炎が吹き出してきたみたいだった。お店の人も皆、我輩が食べる様子を心配そうに見守っていたっけ。やっぱりタイ料理は、酸味、甘味、辛味、しょっぱ味の4味が一体となって、タイ料理なのだ。ここはそのバランスが素晴らしい。カウンターとテーブル席が1席しかない店だが、作っているのはタイ人なのだろうか、ナンプラーとハーブとココナッツを多用した本格的なタイ料理のメニューが並ぶ。トムヤムクン、炒飯、春雨サラダ、春巻きを注文する。お店はタイ人(たぶん)が一人で作り、フロアは若い女の子が担当している。この日はテーブル席に男性外人の3人が後から入ってきて、美味しそうに料理を堪能している。タイガービールを飲みながら厨房の様子を見ていると、厨房が非常に綺麗に手入れされていることに気付く。「旨い物を食わすんだから汚くてもいいだろ」的な勘違い店も多いが、この店は「プロだな」と思う。まあ当然と言えば当然なのだが。この店の欠点は、料理の値段が高めなのと、その値段に比較してポーションが小さめなことだ。もう少し値段を抑えるか、量を多めにしてもらえれば、もっと頻繁に行けるのだが...。 でも久しぶりにタイ料理を食べて、まだ訪れたことのないチェンマイへと想いを募らせる夜なのであった。

タイ料理 ブリック タイ
那覇市久米2-20-21
098-862-5255

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2008年12月30日 (火)

今帰仁dining Paradise Kitchen

評価 8

入店日時 平成20年12月24日午後8時頃  過去入店回数 なし

クリスマス。フレンチやイタリアンレストランの稼ぎ時である。稼ぎ時だからして、店側もチカラが入る。「完全入替制 1部18:00~20:00 2部20:30~22:30 クリスマス特別コース15000円のみ。」 おいおい。ちょっと待ってくれよ。クリスマスだからチカラが入るのは分かるけど、あまりにも店の都合を押しつけてはいないかい? 入れ替え制でしょ? 1万5千円のコース1本で、予約制でしょ? ってことは仕込みも仕入れも普段より楽なわけでしょ? ロスだってないし。で何でこんなに高くなるの? 答え=稼ぎ時だから。 ということだ。 クリスマスだったらこれくらいの値段でも客は来るだろう、ということだ。我々に許された対応策=外食しない又は安い店に行く。ということになろう。で探したのがここ、パラダイス通りのレストラン。偉いのはクリスマスでも5~8千円の幅でコースが設定されていること。良心的だと思う。志の高さを感じる。もっともカジュアルレストランだから、普段でも4800円のコースが最高価格なんだけど...。 すこし予約した時間に遅れて入った店内は、大方の席が埋まっている。前日に予約したからカウンター席だったが、キッチンが良く見えるので文句はない。席は若いカップルが目立つのは、やはり価格帯からであろう。5千円のコースを注文してあったので、ワインを品定めする。うーん、料理の値段のワリにワインの価格帯は高めだ。しかもワインリストにあったワインを注文すると品切れだという。うーん、クリスマスの前にワインは揃えておいて欲しいなあ。もしくは品切れ中をリストから除くとか。結局ハウスワインをボトルでオーダーし、厨房の風景に注目する。キッチンスタッフの数は多い。6~7人だろうか。フロアのスタッフが2人に対してずいぶんチカラを入れている。 それにしても前菜が遅いな。10分待っても何も出てこない。それに気付いたフロアスタッフがすかさずフォローに来た。フロアスタッフが気がついた、というより厨房から言われたようだ。オープンキッチンを生かしている。「申し訳ありません、今前菜を作っておりますので、今しばらくお待ち下さい。」 こういうフォローは簡単なようでいて、キチンと出来ているところは意外に少ない。もっともこういう状況を作り出さない方がもっと大切なんだけど。コースは結局こんなカンジで進んでいった。近海魚のカルパッチョ、ビーフシチュー、渡り蟹のリゾット、口直し、近海魚の炭火焼、県産鳥の炭火焼、デザート...。 炭火焼きがウリのようだが、ソースもなかなか凝っている。店名通り、地産地消にこだわっている様で、仕入れも北部まで出向いているようだ。料理・サービスともに荒いところはあるが、値段と比較すると多くは言えまい。高級食材は使用されていないが、満足度はかなり高いと思う。店もキレイだし、観光客・地元客両方にお勧めである。

今帰仁ダイニング パラダイスキッチン                                                               那覇市牧志1-3-11                                                                                      098-868-2828

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2008年10月 9日 (木)

GANCIA

評価 8

入店日時 平成20年10月3日(金)午後8時頃  過去入店回数 なし

金曜日の夜である。ま、いつも飲んでいるから金曜だからって特にハシャぐこともないのだが、それでもリラックス気分ではある。明日のこと考えないで深酒できるからね。情けない話しながら、常に自分の生活の中心はお酒なのである。ARANCIAにでも行ってワインをがぶ飲みしようと思ったが、彼女のお勧めの店が久茂地小学校の近くにあるというので行ってみることにした。ブログの更新も最近滞り気味になっているし。コインパーキングに車を停め、店に入ると驚いたことに金曜なのに客が1組しかいない。大丈夫なのであろうか。店は照明がいい感じで落とされ落ち着いた雰囲気だ。テーブル席が3席、カウンター、奥にソファー席がある。テーブル席につき、店の雰囲気に感心していると、女性のスタッフが飲み物の注文を取りに来た。ワインリストはないらしい。好みを教えて欲しいと言われたが、なんでも好みなので困ってしまう。すると3本お勧めを持ってきてくれた。それがとってもスマートな対応で感心してしまった。ワインは結局ハウスワインを注文するのだが、食事をオーダーする時も牡蠣は何個でも注文出来るとか、この料理はこういう味付けだとか、押し付けがましくなく、かといっていい加減でもなく、非常に好感が持てた。結局、生牡蠣(島ラッキョがエシャロットのように載っている)のシークワーサー風味、渡り蟹のビスク(メニューにはないが、スープが飲みたいというワガママに応えてくれた)、自家製レバーペースト、温野菜のグリーンソース添え、トマトとモッツァレラチーズのスパゲッティを選んだ。その他にも美味しそうなメニューが多数あった。厨房は癖のありそうな(風貌)のシェフとスタッフが2名で料理を作っている。料理は量も多めだし、とても丁寧で美味しかった。我々には少し遠慮気味のオーダーだったが、この後ハシゴを決めていたので控えめにしたのだ。会計も良心的なものだった。結局我々がいた間は客が来ることはなかった。料理は美味しいし、接客もいいのに。たまたまこういう日だったのであろうか。随分遅い時間まで営業しているらしい。それは兎も角、間違いなく好きな店の一つになりそうだ。店名は「ワインの作り手」という意味とシェフの愛称を掛けたらしい。満足してこの店の隣にあるBARに場所を移した。

Trattoria&Bar GANCIA                                                那覇市久茂地3丁目16-12                                                                             098-864-2488

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2008年8月10日 (日)

e.co room

「伊勢長」「吉兆」「なだ万」の料理長がい   [本] 「伊勢長」「吉兆」「なだ万」の料理長がい [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

評価 6

入店日時 平成20年8月6日(水)午後9時頃 過去入店回数 なし

エコルームと読む。旬のワードを用いてはいるが、別に地球環境に配慮している店ではなさそうだ。小録のハイパーホテルの1階にある。幹線道路に面しているので、存在は知っていたが、ベタな店名とビジネスホテルの1階というチープな立地条件にあることから、今まで足を向けることはなかった。しかし、このあたりでお酒+食事となると、選択肢は多くない。パスタが食べたいという、いかにも女性的な彼女のリクエストに答えつつ、ワインなんかを気軽に飲める店を探していたら、結局ここにたどり着いた。直前に予約はしたが、店内に足を踏み入れるとその必要がなかったことを知る。ガラ空きである。メニューはいわいる全方位系である。洋からうちなー料理まで何でも屋である。しかし想像していたほど種類が多いわけではない。が、ドリンクはまあまあの展開である。パスタ、カルパッチョ、サラダ、ムール貝の白ワイン蒸しを注文したが、注文した直後に「ワインをオーダーしたテーブルにはおつまみが付きますので...」といって、クラッカーとかチーズがテーブルに運ばれてきた。突き出しも出てきた。そんなには食べれないので、ムール貝をまだ調理し始めていないことを確認してキャンセルした。店内を見渡す。オシャレ感を出そうという気持ちは感じるが、まあファミレスのような雰囲気だ。客がいないから静かではあるけど。赤ワインを頼むと冷やされたものが出てきた。うーん。まあこういう店で細かいことはいうまい。料理も普通という台詞が一番当てはまるくらい、普通である。しかし、大きなマイナス要素があるわけでもない。強いて言えば、ホテルの1階にあるのにカードが使えないことであろうか。これは店側だけが悪いわけではないのを知っている。以前会社でクレジットカードに関する一切を担当していたことに知ったことだが、飲食店に対するカード手数料が高すぎるのだ。平均で7~8%くらい手数料を吸い上げられては、顧客の利便性だけを考えるわけにもいくまい。沖縄の飲食店は、まだまだカードが使えないことが多い。松山なんかで使うと、10%もオンされるから驚きである。それでも彼女と他愛のないことを話しながら飲んでいると、時間が過ぎるのは早い。気が付くと、午前0時を回っていた。店員さんがウコンの錠剤を10錠くらいであろうか、テーブルに持ってきてくれた。うーん。サービスなんだろうが、ワイン1本くらいでうっちんを飲まなければ二日酔いしてしまうほど、まだ弱くはなっていない。このあとケーキを食べる彼女を微笑ましく見ながら、結局うっちんを飲んだ。それほど悪い店はないんだけど、特徴のない店ほど次にまた来る気はしない。スミマセン。e.co room。船場吉兆のような店が、この店名に改名して営業再開したらいかがであろうか。「当店は食材をリサイクルしてます。」なんて。 え、座布団一枚?

e.co room                                                                                                       那覇市金城5-11-1                                                                                       098-859-3224

 

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2008年8月 6日 (水)

Grandvin

評価 7

入店日時 平成20年8月1日(金)午後7時半頃  過去入店回数 なし

女性2人と食事をした。彼女と彼女の親友だ。大事な彼女の親友とのディナーなので、場所は自分が選ぶことにした。新都心にあってワインが飲めて静かな店。なかなかない。SUIにしようかと思ったが、「回」や「あほうどり」の近くにポツンと佇む小さな店を思い出した。Webで電話番号を調べ予約した。少し遅れて店に入ると、彼女たちは奥のテーブル席で静かに食前酒のスパークリングワインを飲んでいた。店はカウンター席の他には奥の個室にテーブルが一つという小さな店だ。でも木の柔らかさが前面に出てて圧迫感を感じさせない。お洒落だし好きな雰囲気の店だな。まだ他に客はいない。午後7時半。飲み出すには比較的早い。外はまだ明るく熱風が吹いている。たまらずビールで喉を潤し、5千円前後のワインでお勧めはないかと聞くと、ソムリエから3種類のワインを紹介された。その中からトスカーナのワイン、フロッコ・ファットリア・ポッジオ・ア・ポッピアーノ2000を選ぶ。どれも特徴のある、またその特徴が重ならないリコメンドのセレクトに密かに感心する。スタッフの物腰も洗練されている。料理の種類は店の規模を考えれば十分だ。どれもワインに合うメニューが用意されている。チキンのローストとフルーツトマトが先に注文されていたので、生ハム、エスカルゴ、カスーレを追加する。ワインが美味しいのでスイスイ飲んでしまう。心地よい酔いが脳を駆け巡ってくる。基本的に毎日飲んでいるが、やっぱり金曜日の夜が一番リラックス出来る。そしてリラックスしている状態が、これまた酔い易い状態でもあるのだ。あっという間に1本目を空にし、最初に紹介して頂いた3本のうちの残り2本から、ブルゴーニュ(コート・デュ・ニュイだったような。)をチョイスする。(名前忘れた) 最近プリン体カットのビールばかり飲んで、マトモなお酒を飲んでいなかったので酔いが早い。話に夢中になって、飲むペースも知らず知らずのうちに早くなっていたのであろう。プリン体と言えば、痛風になって以来、随分プリン体についての知識を吸収した。知識と言っても、各食材のプリン体の含有量が多い少ない程度の知識だが、会社ではその甲斐あって「プリン体博士」の称号を頂いている。(うそ) ワインは酒類の中ではプリン体の含有量が少ない。だから生ビールのようにビクビクしながら飲むこともないのだが、アルコールが体内で分解されると尿酸になることは知っている。それでもお酒をやめることは考えられないので、体重をいくらか落とした。1ヶ月前にくらべると、4㌔くらい減量したと思う。やる時はやるのだ。やらない時はやらないけど。当たり前か。過去最高に減量したのは79.5㌔の瀬戸際から、57㌔まで落とした時だ。今から10年くらい前であろうか。20㌔以上も減らしたことになる。やっぱりやる時はやるのだ。もっともこの時の動機が失恋ではあったけど。今となっては笑い話だが、あの時は純粋だったなあ。今はどうだろうか。きっと変わってないと思うな。人間そんなに簡単に変われないもん。変わりたくないし。それはそうと減量を始めたのは何も痛風の発作の恐ろしさだけからではない。今から1か月半くらい前であろうか。二日酔いでダラダラ家で過ごしていた休日の夕方、薄暗い部屋に信じられないメールを受信した。母からだった。「入院することになりました。ガンだそうです。」 目の前が真っ暗、そして頭の中が真っ白になるということは、こういうこのなのかとその時初めて知った。物心がついて以来、一番この日が来るのを恐れていたが、ついにその日が近づいたことを知った。しかしそれは到底受け入れられる事実ではなかった。それからガンのことを徹底的に調べた。お参りに行った。ガンに効く食べ物を買い集めた。それを持って次の週には横浜の実家に帰り、大丈夫だよ、直るさ、と励ました。いや、励ますつもりで、「自分も痛風になっちゃってさ。でもすぐに直ったし、お袋も大丈夫だよ。直るさ。」と根拠のない言葉を繰り返す自分に、驚いたことに母は、自分の命の危機にもうろたえず、この期に及んでも出来の悪い息子のカラダのことを心配してくれるのだ。実家の部屋には「痛風に効く料理100選」なんて本もおいてあった。「痛風なんかで死にやしないよ。少し太りすぎただけだから、痩せれば直るさ。」と母をなだめるが、心の中では親の愛情の深さに自分自身がうろたえるのだった。そして思った。「何があっても親より先に死ねない。」 「まだしばらくは健康でいなければならない。」と。それから週に3回はジョギングや水泳、サイクリングを欠かさず、気がついてみると結構早く走れるようにもなっていた。最近では走らないと気持ちが悪い。その結果が4㌔の減量だが、あと8㌔は夏が終わるまでに落としたいと思っている。

それはそうとこの店だ。2本目のワインを飲み進むうちに、時間の感覚がなくなってしまったが、気がつくと9時半を回っていた。この後用事があるという彼女のために、そろそろ店を出ることにした。楽しい時間は過ぎるのが早い。ワインを飲むときは時間を気にせずゆっくり飲みたいな。会計は「少し高いな」と最初思ったが、ワインを2本も空けているのだから仕方ないのだろう。今度はもっともっとゆっくりとこの店のワインのセレクトと料理を堪能したい。この後一人BarTenderで時間を潰し、また彼女と合流してさらにNanda Barをハシゴし、最後にシダックスというフルコースを食べてしまった。当然次の日は激しい二日酔いである。昔から二日酔い主義を貫いてきたが、久しぶりに味わうそれは、つらいながらも旬のマンゴーの香りのように、思わず目を瞑るような甘い記憶を呼び起こした。そして今、幸せであることを過去に感謝し、平和な生活を未来に祈るのだった。痛風を患う歳になっても、そういう気持ちはいつも大切にしていたい。(なんのこっちゃ) 

Restaurant & Wine bar                                       Grandvin                                                                                                        那覇市おもろまち4-10-43 プログレッソ1F                            098-862-3376  

               

フロッコ[2000](赤)ポッジョ・ア・ポッピアーノ フロッコ[2000](赤)ポッジョ・ア・ポッピアーノ

販売元:ワイン屋 大元
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2008年6月20日 (金)

CURE HEART

評価 8

入店日時 平成20年6月18日(水)午後8時頃  過去入店回数 なし

梅雨も明け、圧倒的な日中の日差しも、夜になると湿度が低くなり、涼しく快適である。20時近くになり、ようやく暗闇が訪れるこの季節、フラフラ飲みに行きたくなるのは我輩だけであろうか。とはいっても、まだ痛風の発作が怖いので、刺身で日本酒をキュッっというわけにはいかない。残念である。「ヘルシーダイニング」があるという。カロリーを抑え、カラダにいい食材を使ったレストランである。「CURE HEART」。直訳すると「心を治癒する」ということになる。我輩の場合、心ではなく、痛風を治癒して欲しいのだが、まあとりあえず泉崎にあるという店に行ってみた。予約はしていたが、店には先客はいなかった。梅雨も明けたし、カーッとビールを飲みたかったが、シャルドネのハーフボトルで我慢する。1200円。良心的である。ワインの値段は総じてリーゾナブルのようだ。店にはシェフを含め、3名の男性スタッフがいる。フロアの若いスタッフはまだ慣れていないのであろう、少し緊張している。しばらくすると、3種の前菜が運ばれてきた。これは注文したものではない。つきだしのようだが、全て野菜が材料となっていて美味しい。気が利いている。さてオーダーだ。魅力的なメニューが揃っている。ハンダマとビアソーセージのサラダ、極太アスパラガスとあさりのスパゲッティ、生ハムとカマンベールチーズのピザ、赤卵とトマトのオープンオムレツを苦労して選ぶ。プリン体の少ないものを選んでいたらこうなった。白ワインを赤のハーフボトルに切り替える。ワインが進む。はっきり言おう。どれもうまい。美味しかった。ヘルシー系に傾くと、どうしても味の方がおろそかになったりするケースが多いんだけど、ここのはそこまで凝り固まってなくて、とっても美味しかった。パスタとピザも秀逸ながら、オープンオムレツの食感には脱帽だったなあ。が、結局帰るまでに他に客は来なかった。大丈夫なのだろうか。いい店なのになあ。会計は7700円だった。一発合格である。

Healthy Dining Cure Heart                                                                                 那覇市泉崎1-6-6                                                                                         098-862-4884

沖縄の葉野菜「はんだま」 沖縄の葉野菜「はんだま」

販売元:沖縄美々
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2008年6月16日 (月)

茶屋 城間マンナ

評価 6

入店日時 平成20年6月14日(土)午後8時頃  過去入店回数 なし

寄宮の名店、寄宮レストランが閉店した後に変な名のレストランが出現した。城間マンナ。オーナーシェフの名前だろうか。店の前には「城間真菜」の店とある。沖縄料理会では有名な人なのだろうか。いずれにしても、あの寄宮レストランの跡に出来たのだから、気にならないはずがない。毎日見ているだけで、いつか入ろうと思っていたが、とうとう今日実現できた。お腹が減って倒れそうな夜、家で作るのが面倒だと思った瞬間、この店のことを思い出した。ここは那覇市内には珍しい駐車場があるから便利である。歩いてきたけど。店は寄宮レストランの時と少し印象が変わっていて、各テーブルのプライベート感(個室感)が強調されている。結構混んでる。女性の客が多いな。ま、この手の店にいい大人のオトコが入ること自体、間違っているのだろう。片付けられていないテーブルも目立ち、結構店がバタついている印象だ。フロアのスタッフもオタオタしており、慣れていない感じだ。こういう時は責任者がフロアに出てきて状況を把握し、的確に指示を出さなきゃなあ。ジョイフルの従業員の方がよっぽど鍛えられてるのは事実だろう。夜のパスタコースが1250円。安い。この時点では安いと思った。生パスタにバケット、前菜にデザート、コーヒーがついてである。デザートの代わりに追加280円でビール(Sサイズ)に変更出来るとある。痛風でも1杯ならいいであろうと、迷うことなくビールにする。コースメニューだけでは少し物足りない気もしたので、シーザーサラダを追加する。こちらは680円だ。奥に個室があるのであろうか、賑やかな声がする。女性が模合いで利用することも多いようだ。コースはパスタだけではなく、うちなー料理やハンバーグ、石焼ご飯のバリエーションがあるようだ。イタリアン専門というわけではないのだ。茶屋、という表現も当てはまらない気がするなあ。前菜をツマミにビールで喉を潤す。前菜はこの値段だから、まあ大したものはない。サラダ、マグロのカルパッチョ、ラタテュイユが申し訳程度に盛られている。まあツマミになるし、ないよりはいいか。次にビールマグに突き刺さった、「バケッ塔」がきた。ここんちの呼び方である。バケットは注文の時に、何を塗るか聞かれる。ガーリックバターにしたのだが、他にハチミツ、明太子、ハーブ風味などがあるらしい。この辺の演出がオンナ・コドモにウケるのであろうか。これも名物なのだろう。バケットを食べると結構お腹が満たされてしまった。シーザーサラダを追加したことを悔やんだ。お腹がいっぱいということもあったが、特に美味しくもなかった。ファミレスの方がマトモなサラダを出す。そんな印象を持った。看板料理の生パスタが来た。今日はキャベツとベーコンとヒヨコまめが具だ。ソースはいくつからの種類から選べるが、シンプルなペペロンチーノではなく、クリームソースにした。が...美味しくない。3種類の具が申し訳程度にしか入ってないし、ソースが重くて生パスタのモチモチ感に絡むと余計に重くなる。このパスタはミートソースやトマトソースには合うと思うけど、いかんせん作りが雑で、見た目にも食べても美味しくない。家で作る乾燥パスタの方が切れ味が合って、美味しいのは間違いない。ソースの種類なんて選択出来なくていいし、店が自信を持って予め選んでくれたらいい。その分もう少し丁寧に作って欲しいなあ。ま、その辺は沖縄そばと同じで好みの問題だが、生パスタ→美味しい とは限らないことは明らかだろう。もちろんコンタディーナのように、手打ちで美味しいお店も沢山あるだろう。笑っちゃうのはこの店が、デュラムセモリナ粉の生パスタを使用しているのは当店だけ、と謳っている所だ。「だから?」という感じである。まあセット価格が1250円だ。文句は言えまい。(言ってるけど) しかしなあ、ファミレスでも1250円で同じようなものが食べられるなあ。いや、ここはまさにファミレスなんだ。それだったら納得出来る。納得しよう。レジでお金を払っていると、この女の子の名札が「城間」だった。「シェフの名前と同じだね」というと、「このお店ではみんな城間なんですー。シェフも城間じゃありません。内地の人です」だって。 いいの、こんなんで?

茶屋 城間マンナ                                          那覇市寄宮2-5-45                                                                                       098-855-1141

生パスタの店 デュラム 愛用のデュラムセモリナ粉 500g 生パスタの店 デュラム 愛用のデュラムセモリナ粉 500g

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2008年5月28日 (水)

ペレストロイカ

評価 7

入店日時 平成20年5月24日(土)午後7時頃  過去入店回数 なし

沖縄でロシア料理。まあ違和感はあるけど、じゃあ東京でロシア料理はいいのかと言われると、それも微妙である。ようはそれだけ日本人には馴染みがない料理ということだ。ロシア料理。ボルシチ、ピロシキ、ロールキャベツ...。思い浮かぶのはそのくらいだ。そもそもロシア料理の店自体少ない。それが那覇に突然開店した。ペレストロイカ。改革・再構築。英語だとリストラと言う意味になる。店は土曜と言うこともあって混んでいた。空いた席がすぐ埋まる。満員だ。ロシア人の奥さん、日本人の旦那さん、ロシア女性の料理人、その旦那さん(らしき人)の4人でやっている。フロアはオーナーのロシア人女性、厨房もロシア人女性が仕切っていて、他の男性2名はどうも尻に敷かれていて、アタフタしている。日本人の旦那が時々奥さんからロシア語で怒られている。旦那は日本人だけど、言葉使いが関西以西の訛りがある。どういう経緯で那覇にロシア料理の店を開店したのか聞きたかったが、なんせ忙しくて声を掛けるどころではない。注文を取りに来るまで15分たっぷり待たされた。メニューはこのテのレストランとしては豊富で、ロシア料理はこんなにバリエーションがあるのかと驚かせられる。どれも試してみたかったが、初めてだったのでコースにした。前菜、ボルシチ、ピロシキ、メイン、デザートがセットになっている。メインは「アグーのシャシリック」というのを選んだ。中近東のシシケバブのようなものだ。ピロシキのひき肉もアグーらしい。前菜が4種類運ばれてきた。ビールよりも先だ。この辺のサービスは荒い。というより、さすがに元共産圏だけあって、奥さんからも笑顔は見られない。サービスという概念がないのであろうか。いや、さすがに今はそれはないだろう。極端に忙しいためだったと思いたい。逆に日本人の旦那の愛想はいい。でも少し頼りなくてアタフタしている。忙しいからビールを一気に2杯頼んだ。それを飲みながら前菜をつまむ。お、美味しい。スモークサーモンは少し塩気が強いけど、他のサラダのような和え物が美味しい。前菜を食べていると、ボルシチとピロシキが次々と運ばれてきた。注文は遅かったけど、料理は早い。ボルシチは小学生の時から何故か「渋谷ロゴスキー」のボルシチの缶詰を食べていた。いつも家にあった気がする。トマトベースでサワークリームや生クリームをトッピングすると、とても美味しかった。今でも時々食べている。鎌倉の露西亜亭、今もあるのだろうか。あちらも美味しかった。あれらがボルシチだと思っていた。ところがここのボルシチは今まで食べたものと全く違っていた。色は赤いがトマトベースではない。ビーツが沢山入っていて、それで色を出している。肉は入っていないが、サワークリームがやはりいいアクセントになっている。うーん、美味しい。壷のような器もいい。ボルシチは日本の味噌汁のようなもの、と聞くから千差万別の種類があるのであろう。ピロシキは揚げパンのようなもの、と思っていたが、やはりここのは違う。普通のパンにひき肉が入っている感じだ。ボルシチを食べながらだと、こちらの感じの方が美味しいはずだ。どの料理もレベルは高いなあ。奥さんが少し怖いのが難点だけど、それもロシアチックだと思えば楽しい。こんどは空いている時を選んで試してみたい。ああ、ロシアに旅行に行きたくなった。

ペレストロイカ                                            那覇市泉崎1-13-22                                       098-863-2206

【ロシア料理 渋谷ロゴスキー】 いなか風 ボルシチ 1人前(250g)

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2008年5月23日 (金)

東洋飯店

評価 7

入店日時 平成20年5月20日(火)午後7時半頃  過去入店回数 10回以上

那覇で本格的な中華料理を、ということであればこの店になるであろう。県内に3店舗あるが、どの店も大型店で、中華料理店らしく大小の個室も多い。お洒落では全然ないけど、商談やファミリーで使うには都合のいい店だと思う。この日は香港からのゲストが一緒だ。彼はこの店が気に入っているらしく、沖縄に来るとこの店がいいと言う。もっとも香港の店とは比べるまでもなく、日本人のように「旅行先では現地の味を」、というような好奇心もないので、この店以外に選択肢がないというのも実際のところだ。本当は「燕郷房」に連れて行きたかったが、宿泊がナハテラスなので、新都心から出るのは面倒だ。料理は典型的な広東料理で、定番料理がメニューの殆どを占めている。凝った料理はない。それだけに、安心して注文も出来る。メニューを見れば、およそどのような料理か想像がつくからだ。いつもはアラカルトで注文するのだが、「個室はコース料理を注文して頂くことになっている」らしいので、一番安い2500円のコースを注文し、アラカルトで追加することにした。その香港人は、ここの料理を「まあ普通だ」という。自分もそう思う。香港ではどの店に入っても、ここの料理以上のものは食べられる。しかも食に関しては安い。しかしここは日本だ。しかも中華街ではない。沖縄だ。その存在が貴重なのだ。この日のコースは揚げ物が多く、何だかあんまり沢山食べられなかったけど、どれも普通に美味しいと思う。しかし、気になるのはいつも空いているので、素材が新鮮なのかという心配は残る。以前同僚の両親がここで食事をした後に、急激に具合が悪くなり、入院して生死を彷徨ったということがあった。イカにアタッたと思われているらしいが、ハッキリしたことは分からないらしい。だからここの素材がどうのこうのいうことは出来ないが、空いている店というのは、素材の回転がどうしても悪くなるから、仕入れは本当に難しいと思う。頑張って欲しい。値段は何品かアラカルトで追加して22000円だった。6人だしビールも飲んでいるからまあ妥当だろう。評価は若干甘いと思うが、その存在と今までの利用回数も考慮した。

関係ないけどこの香港人は自分のボスで、1年に2回ほど出張に来る。非常に穏やかな紳士で尊敬に値する人物だが、食についての造詣も深い。自分が香港に出張に行った時は、海鼠が大好物だと言って、美味しそうに食べていた。昼はそうやって、色々な地方の中華料理の店に連れて行ってもらい、中華料理の奥深さを堪能した。しかしその出張で宿泊していたホテルには朝食が含まれていなかったので、その滞在中何回かは朝から近くの食堂に一人で行っていた。困ったことに、そのような小さい食堂では英語が全く通じないということを、その時初めて知った。メニューにも英語表記はなく、写真もない。もちろん漢字なのだが、驚いたことに、いわゆる「麻婆豆腐」や「担々麺」といった、日本人に理解できるものが全くないのだ。仕方がないので、壁に貼ってあった「特製xxxx」という札を指差し注文したが、10分後に運ばれてきたのはTボーンステーキだった。朝からステーキ。しかもTボーン。面食らったが、店員に笑われるものいやだったので、いかにも食べたかったものが来た、というフリをして何食わぬ顔をしてかぶりついた。

今香港は中国に返還されて、以前の英国色がかなり薄れてきている。そういう意味では沖縄に似ているのかもしれない。 関係ないけど、インファナル・アフェア。好きな映画の一つである。特に香港の中国返還への激動の時代を描いたPart2が好きだ。

東洋飯店                                               那覇市銘苅2-11-24                                        098-869-6103

インファナル・アフェア 3部作スペシャルパック【初回生産限定】

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2008年5月16日 (金)

燕郷房

評価 9

入店日時 平成20年5月9日(金)午後8時  過去入店回数 10回以上 

2回目の登場である。久茂地の時はよく食べに行ったが、泉崎に移転してからは初めてである。久茂地の店は小さかったが、その分いつ行っても混んでいた。流行っていたからであろう、今度は自社ビルだろうか、3階建てである。しかしやはり混んでいた。予約をしてあったにも関わらず、入り口に近い席で落ち着かない。取りあえずのビールを注文し、メニューを見ると、これは前から変わっていない、どれも美味しそうな料理が中国名で記されている。クラゲの和え物、叉焼、蛸とからし菜和え、海老春巻き、アサリの紹興酒蒸し、3種キノコのナンプラー炒めを注文する。前菜のクラゲを食べていると、2階の席が空いたと言うので移動する。1階は団体がいてとてもうるさかったが、2階は落ち着いた雰囲気だ。店内は中国上海の裏路地の雰囲気をイメージしたのであろうか。お洒落だ。以前の店も小さいながらいい雰囲気だったが、ここまで徹底されているのは沖縄では珍しい。以前の店はあまり愛想はないものの、テキパキした動きにハキハキした接客でとても気に入っていた。今度はそれに加えて随分愛想がよくなっている。スタッフの数も格段に多くなっている。以前は女性2名でフロアを仕切っていたと思うが、今度は男性スタッフが多い。料理の味はどうかと頻繁に聞いてくる。美味しい。変わっていない。ありきたりの中華料理ではなく、かといって創作系でもない、基本に忠実ながらインパクトのある味。しっかり舌の記憶に残る料理。何を食べても美味しいと感じる食欲をそそる料理。店は大きくなっても、やはりいい店だ。最後に担々麺を食べた。花山椒が利いて、とても辛かったがすっごく美味しかった。大好きな紹興酒をカラフェで飲みきってしまったので、随分酔った。こうなると真っ直ぐ家には帰れないわけで...2軒目に移動した。ああ、やっぱり中華料理っていいですね!

燕郷房                                                                                                          那覇市泉崎1-11-3                                                                                       098-862-0011

ギャバン 花椒塩 35g

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2007年12月26日 (水)

acco glienza

評価 8

入店日時 平成19年12月23日(日)午後7時半頃  過去入店回数 なし

クリスマスも近づいた休日のディナー。 この店の前はよく車で通るが、カフェかなと思っていた。 が、イタリアンレストランと聞いて意外な感じがした。 いい時間になっていたせいか、店は結構込んでいた。 面白い作りだ。 メニューはアラカルトオンリーのようだ。 この時期になると、クリスマスディナーと称してお仕着せなディナーメニューだけにしてしまうセコいレストランも多い中、アラカルトのみで勝負する姿勢は好ましい。 メニューもなかなか沖縄では珍しい食材が目に付く。 苦労して、以下の4品を選んだ。蝦夷鹿のカルパッチョ、ふぐ白子の柚子胡椒ソース、キャベツとアンチョビとホタテのスパゲッティ、やんばる地鶏のローストマスタードソース。 ワインは2500~4000円の価格帯で結構良心的。MASIのパッソ・ドーブレを飲みながら店内を改めて見渡す。 夜のみ営業のレストランとしては開放感があり過ぎる感じがするが、落ち着かないというほどではない。 広さも女性2名で取り仕切るには限界的な広さだろう。キッチンはオープンになっててこの店のオーナーであろう女性が熱心に料理を作っている。おしぼりが紙なのが惜しいが、コストを抑えてその分料理の値段を下げていると思いたい。 個人的にはこのおしぼりが紙か布かっていうのは、相当に店の格、雰囲気に影響すると思うのだが。ナ プキンもない。そんなことを思ううちに前菜が運ばれてきた。エゾ鹿のカルパッチョである。野菜が多めに使われていて、ねっとりとした肉と絡み合って美味しい。 隣の席が空いていたが、予約なのであろう、この間、後から客が来るが満席ということで断っている。 美栄橋の駅から近いし、ビルの1階という好立地から、飛び込みの客も多く来るのかもしれない。 ふぐ白子の柚子胡椒ソースは絶品だった。 酒飲みの割には白子系がそれほど得意ではないのだが、これはもっと食べたいと思った。 ワインも美味しい。この後、パスタ、鳥ローストとどれもボリュームもケチケチしてないで、女性が作っている割には男性的なガッツリした印象をもった。 こういうスタイルは好きだ。 ところがだ、この後少し嫌な光景を見てしまった。 というのも隣の4人掛けのテーブルと、後方の2名掛けテーブルが空き、そこに2名と3名の客が同じタイミングで入店してきたのだが、驚いたことに隣の4名掛けを分離して、そこに2名客、後方の2名席に無理やり3名客を押し込んだのだ。 すなわち隣の4名席の一部を後から来る「かも知れぬ」2名客のために空けたのだろうが、こういうあからさまに客の快適さより営業を優先するスタイルはどうにも見ていて痛々しい。 クリスマスだから稼ぎたいのはわかるけど、2名席に3名とは見ているだけでも窮屈だ。 沖縄そば屋でもやらないだろう。 結局我々が帰るまで、他に客は入ってこなかった。 この3名の客もよく大人しく座ったものだ。 自分だったら間違いなく暴れている。 フロアの女性は客の立場に立って接客しているように見えたが、シェフがこの日はイラついていたのか、どうにもいい印象は持てなかった。女性2名でやっている割には細やかなところもないし、このフロアの女性も気持ちよく働かせてもらっているように見えなかった。飲食店に限ったことではないが、やはり客の立場に立って物事を考えられない店はいずれ衰退する。 後の客より今の客である。 今の客を大事にすれば、必ずまた来店する。 目先の儲けしか見れない店に未来はないのだ。もっとも客のいいなりになる必要もない。 店として守るべきものもあるはずだ。両者の立場は対等でなければならない。 ただ、飲食店には3つの要素があって、初めてお金が支払われるのだ。それは料理、サービス、快適性である。 ただ飯を口に運ぶだけではない。 旨いもの食わせてるんだからそれでいいだろ、的な店は淘汰される。 これは払う値段に比例するべきものだ。400円の沖縄そばの店にこの全てを期待するバカはいない。 はっきり言って、マクドナルドとかにもスマイルなんて必要ないのだ。 関係ないけど、朝の通勤時に行くファミリーマートで毎朝苛立たしい気になることがある。 もう何年も同じ時間に行っているのだから、さすがに店員も我輩の顔くらいは分かるであろう。 ところが、ほんとにこれはもう嫌がらせとしか思えないのだが、毎日持っていないって分かっているのに「ファミマカード」はお持ちですかと聞くのだ。 「昨日もいいえって言っただろうがこのボケ!」と罵りたいが、悲しいかなこの青年には罪はない。 マニュアルを誠実に再現しているだけなのだ。このマニュアルっていうのは結構重要で、次に何を店員が喋るか予想がつくからこちらもその準備が出来る。。"脱・マニュアル"みたいな店で、急に「今日のネクタイ素敵ですね」なんて突然言われても困る。 「余計なこと喋ってる暇あったらとっととレジ打て!」と言いたくなる。これがニューヨークなんかのKIOSKだと、新聞買うときに「昨日のマツイは凄かったね!」なんて会話も交わしたくなるのだが、日本のコンビニには客側もそんなコミュニケーションは期待していない。ようは、その価格帯の店に対して客は何を求めているのか、それを追求するべきであろう。 コンビニの場合、品揃えと速さだ。    反面、やはり平均単価が5000円以上する店には多少なりとも接客の妙を期待したい。 400円の沖縄そばの店と同じでいいわけがないのだ。 といってもこの店、料理は確かに美味しかった。 値段もリーゾナブルだし、また空いているときに来店したいと素直に思った。

acco glienza                                              那覇市牧志1-20-13 SOビル1F                                 098-869-7844

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2007年11月21日 (水)

Hi-To

評価 7

入店日時 平成19年11月16日(金)午後9時過ぎ 過去入店回数 なし

ヒートと読むらしい。情熱系居酒屋のような店名だが、至って気軽なフレンチレストランである。ビストロと言ってもいいかも知れない。泊小学校の近くに、「こんなレストランが」という感じの佇まいである。解禁になったばかりのボジョレーを飲みたいということで、フレンチの店を選んでみた。もっともボジョレーなど毎年楽しみにしているわけでもなく、出来の良し悪しも分からないのだ。金曜日の21時過ぎに入店したが、2組の先客がいるだけだった。店は意外に広く、カウンターも使えば7~8組くらいの客に対応出来そうだ。もっとも厨房、フロア、それぞれ1人で仕切っているらしく、あまり混むと料理が出てこなくなるだろう。落ち着いた雰囲気だけど、若干照明が暗い気もした。料理がよく見えないのだ。テーブルにキャンドルがあれば、もっといい雰囲気になると思う。コースにするか、アラカルトにするか、多いに悩んだが、あまりしっかり食べるつもりもなかったので、アラカルトにする。メニューを見る限りは結構本格的な料理が目立つ。XXXのロティとか、XXのブリエとか、XXのフリカッセとか、キャトルエピスソースとか、ソースヴィガラードとか、何となくイメージは掴めるのだが、「じゃあどんな調理法なの?」と聞かれると意外に正しい意味を知らないことに気づく。反面、「じゃあ頼んでみようか」と、食欲もそそる。悩んで次のメニューを選んだ。

白レバーのペースト・トースト添え                                 フォアグラのソテー XX添え(忘れた) 

海老と浅利のリングイネ・トマトソース                               自家製魚介ソーセージ XX添え(忘れた)

こんな感じであったろうか。あれれ、良く見返すと、どれも単純な調理法であるな。忘れた部分に興味を持ったのであろうか。メモを取らないので仕方がない。付け合せは本当に「付け合せ」程度で若干野菜が少ない気がする。ボリューム感とバランスを出すには野菜系の付け合せによりボリュームを持たせるといい気がする。といっても味はどれも美味しいし、自宅ではあまり食べられない食材を使っているので、さすがにフレンチを食べに来たかいがあったと満足する。若干スパイシーな味付けなのかも知れないが、これは選んだものがたまたまそういう味だったのかも知れない。フロアは若い女性が仕切っていたが、料理の知識はあまりないにしろ、感じは悪くなかった。大きな欠点もない店である。代わりに、何というのかなあ、大きな特徴に薄い感も否めない。特に不満はないんだけど...。次回はコースを食べて、再評価したい。そう、会計はワインも含めて8000円だった。予想と同じだったので明朗会計である。この界隈、ポツンポツンであるが、気になるお店が増えている。要チェックエリアでありそうだ。

RESTAURANT Hi-To                                                                                        那覇市泊2-12-4 山喜フォレスト                                                                       098-863-0737

沖縄県産果汁100% 山原シークヮーサー 500ml

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2007年10月 9日 (火)

アランチア

 評価 8

入店日時 平成19年10月5日(金)午後9時頃 過去入店回数 なし

若干評価は甘いかもしれないが、希少性ということで8点だと思う。この界隈にはお洒落な店が多いが、その中でも隠れ家的なこの店は結構好きな店だ。落ち着いてるし。女性3人組みとか、カップルなんかにお勧めしたい。雰囲気もいいのだが、店の宣伝通り、ちゃんと食事が「バール」のメニューになっていることだ。ワインを色々なツマミとともに楽しめる。こういう店ってありそうでないんだな。余談だけど(このブログが余談そのものだけど)、この前TVを見ていて感心したことがあった。芸能人の雑学クイズか何かの番組だったけど、品川庄司の品川が「バー」の語源についてこう言っていた。「バーというのはアメリカの開拓時代に生まれた言葉で、それまではイギリスでいうパブと呼ばれていた。誰もがパブに入るときは馬を店の前に繋いでおくので、どのパブにも馬を繋いでおくための横木を店の前に供えていた。やがて時代が過ぎ、人々が馬に乗らなくなったため、やり場に困った横木をカウンターの下に取り付けたところ、これが足を置くのにとても具合が良かったのでどのパブにも横木="Bar"をカウンターの下に付けるようになった。」 真偽はともかく面白い話だと思った。それがホントなら、イタリアやスペインで呼ばれるBarとはアメリカから起こったことになる。こういう意外な知識を持つ品川が結構好きだ。

話を戻そう。この店だが、食事は本当にツマミが中心で、Barのようにとってもイタリアンだ。もっともホントのBarはパブ同様立ち飲みが多いんだけど、ここは座ってゆっくり飲める。当然ワインもイタリアンのチョイスとなろう。ガンチア ピノ・ディ・ピノで喉を潤しながら、黒板のメニューを眺める。外食するときの好きな瞬間だ。苦労して、レバーペースト、生ハムとサラミの盛り合わせ、クスクスのサラダ、店名の由来であろうアランチーニを注文する。アランチーニはシシリア名物のリゾットのコロッケだそうだ。店は静かだが、見渡すとテーブル席はほぼ埋まっている。といっても6席だけだ。後はカウンター席だがこちらは1人でも気軽に飲めるだろう。バールでも泡盛が置いてあるのは沖縄だからだ。スプマンテをバルベラ・ダルバ・マウロ・セバステに切り替え、チーズの3種盛り、おぼれダコ、フリットミストを追加する。料理は殆ど(小)と(大)サイズがあるので、少人数でも種類を楽しめるから色々つまみながらワインをがぶ飲みするのが楽しい。店は静かな感じの夫婦2人だけでやっているらしい。料理はシンプルながらどれも美味しかったが、特に看板料理を謳っているだけあって、アランチーニが良かった。単なるコロッケではなく、ミートソースのリゾットの真ん中にモッツァレラチーズが包まれて、外はカリカリ中はトロトロで旨い。もちろんピザやパスタ、肉・魚料理も充実しているので、ガッツリ食べたい人も満足出来るだろう。会計もワインを2本飲んで1万円弱だったので、普通なら2人で5千円くらいで済むのではないか。気取らないでワインとイタリア的おつまみ食べたくなったら、これからもこの店に来ることにしよう。

ARANCIA                                               那覇市久茂地2-4-18                                       098-862-1602

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2007年8月21日 (火)

萬福楼 その2

以前、津嘉山にある萬福楼について評価させて頂いたことがあった。ワンタンスープとラフティ丼が有名な中華の名店だ。今日、3ヶ月ぶり位であったろうか、久しぶりに夕食に訪れた。訪れたといっても自宅から車で10分位の近所なのだ。いつもこの店に行く途中で「今日は何を食べようか」と考えるうちに口内に唾液が溢れてくる。ここのワンタンスープは絶対外せないので「うーん、ワンタンスープとチャーハン、いや焼きそばか」なんてこの日も考えているうちに着いてしまった。店には行儀の悪いカップルが一組いただけだ。TV近くのテーブルには、暇な時間だと主人の徐世力氏がお茶を飲みながらよく休憩している。お嬢さんだろうか、可愛い小学生の女の子が宿題をやっていたりもする。今日は真ん中の座敷が先客によって中途半端に座りずらくなっていたので、そのTV脇の特等席に腰を落ち着ける。そのテーブルには主人の飲みかけだろうか、ビールジョッキにお茶が殆ど減らないまま、残っていた。さて、メニューを決めなければならない。「あれれ、メニューが少なくなっている。」 以前は立派なメニューに伊勢海老とか車海老など高級食材を使った本格メニューがハードカバーで用意されていたのだが、今日は見当たらない。「まあいいや、どうせ高級食材なんて頼まないんだから。」 多分あまり注文が入らないので、手軽な麺系や点心系に絞ったのかもしれない。ワンタンスープとチャーハンを注文した。チャーハンはメニューに見当たらなかったが、フロアを切り盛りする奥さんに聞くと、裏メニューとして作れるという。それにしてもメニューが少なくなった。焼きそばとか、野菜の炒め物なんかもないようだ。厨房を見ると奥さんが準備をしている。「あれれ、ご主人はお休みかな?」 最初はそんな風に思っていた。「まさか、夫婦喧嘩して出てっちゃったとか。」 悠長なことをいっていた。それにしてもメニューに書かれている営業時間が平日17時までになっている。時計を見ると午後9時を回っている。 「今日はやってるのに。」 どうにも釈然としないが、そんな気持ちもワンタンスープが運ばれてきて、吹っ飛んだ。「ズズッ。 ...あれ、いつもより気持ち薄いかな。」 「やっぱり奥さんだから主人と味付けは少し違うのよ。」 なんていいながらワンタンを頬張ると、これはいつものジューシーで香ばしく濃厚な味だ。「やっぱり旨いなあ。」 豆板醤と香酢を少し加えると、味に広がりが出て一層美味しくなる。が、自家製豆板醤も以前と違うような...。 厨房からチャーハンを炒めている香ばしい音が聞こえる。やはり奥さんが作っているようだ。こんなことは初めてである。 チャーハンが運ばれてくる。すかさず口に運ぶ。「ウマい!」 が、少しハラハラ感が足りないような...。 塩加減は以前食べたのより美味しい。あっという間に平らげてしまった。 杏仁豆腐で口直しをしたかったので、奥さんに聞いてみた。あいにく切らしているとのことだが、タピオカミルクならあると言う。結局タピオカを注文するが、これはメニューにはなく、ランチの残りを分けて頂くということで、サービスしてもらった。可愛い器に入ったタピオカは食後のデザートにぴったりで、これで満足満足とう感じだ。「田芋饅頭も美味しいのよ。」という奥さんの誘惑に負け、お土産に2個作ってもらう。奥さんがお茶を継ぎ足しながら、「久しぶりですね。」と声を掛けてきた。それまで会話らしい会話をしたことがなかったが、憶えていてくれたことが素直に嬉しい。「今日はご主人いないんですねー。」 なんて能天気に答えた次の奥さんの言葉が衝撃だった。「...お客さんどのくらい来てなかったかしら。」「3ヶ月位は来てなかったと思います。」 「実は主人は2ヶ月前に急逝して...今は私が跡をついでやってるんだけど、同じ味が出せてるのか心配で...」 「えっ...」 言葉が出なかった。 前来た時は元気に厨房で鍋を振るっていたのに...。 ここで全てが分かった。 だからメニューが少ないんだ。だから営業時間が短いんだ。だから奥さんが作っているんだ。だから徐シェフがいないんだ...。「じゃ、じゃあこのお茶は...? よくこのテーブル席でご主人が休憩されてましたよね。」 「そう、お供えのつもりなの。このテーブルに座ると主人の気を貰えるわよ。」 健気に笑っていうが、7キロも痩せたというその体からは、料理はともかく経営なんてしたことがないという、大きな不安と悲しみと、脳溢血で急逝したご主人の跡を立派に引き継いで行こうという力強さが見え隠れしてた。「そのお茶を見て、まだ毎日泣いているの...。 でもお客さんに励まされ、何とか同じ味を出したいって思ってるんだけど、不安で不安で...。」 「でも今までご主人が一人で料理作ってたんですよね。 よくこんなそっくりな味出せますね。」 「長年助手として、連れ添って来たんだもん。それにチャーハンは私の方が美味しいはずよ。」 確かにそうだと思った。「子供を育てながら宜野湾からこの店に通っているので、私が子供を心配するより、子供達が私を心配するの。あんまり頑張り過ぎないでって。 だから近所に店を移すことも考えているの。」 (確か2号店を平和通りに出すはずだったのに...悲しすぎる) 頑張って欲しい。いや、既に十分頑張っている。逆に力を貰った気さえする。この日は店を閉めて仕込みをしていたら、お客さんが来てしまったので、急遽開けたらしい。我々が入れたのはあくまで偶々だったのだ。「折角お客さんが来てくれるんだもん、入って頂かないとね。」 と話していると、また何も知らない新しい客が入ってきたところだった。店の前には大事そうにラフティー丼を抱えた徐シェフがまだ笑っていた。

家に帰って田芋饅頭を食べるとほのかな甘みに少し酸っぱいものが混じってしまった。 故・徐世力氏のご冥福を心よりお祈りすると同時に、今後の萬福楼の発展をお祈りします。

萬福楼
沖縄県南風原町津嘉山1467-4
098-889-2927

注) 平日は17時まで、土日は20時までとのことだ。電話をしてから行った方がいいと思う。

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2007年8月11日 (土)

珍さんの台所

評価 6

入店日時 平成19年8月9日(木)午後9時半頃 過去入店回数 10回以上

開店当初は自分がまだあまり他の店を知らないこともあって、よく通っていた。家の近くだし。当時はいつも空いていて、注文した料理がすぐに来るのが気に入っていた。中華っていうのはやっぱりスピードが大事だし。ビールのツマミも充実していて、以前「支那竹」を注文したら、改めてごま油で炒めて出して来たので感心したものだ。しばらく足が遠ざかっていたが、久しぶりに行ったら結構混んでいて驚いた。ここは「ごちそうらーめん」とかいって、具がたっぷりのラーメンがウリらしいのだが、それ以外のメニューも結構充実している。ボリュームたっぷりのセットメニューも多い。が、メタボが気になるので、グッとセットメニューを堪え、単品で坦坦麺を注文する。以前この店は料理をスタッフが運んで来たときに、「ご注文の商品お待たせしました」というのが非常に不快だったが、注意してみていると直っているようだ。ご意見箱に3回連続でそのことを注意したからかも知れない。なかなか料理が来ないので、厨房を除いてみると、2人しかいない。忙しそうに鍋を振るっている。「珍さん」らしき人はいない。先にいた客にも料理が来ていなかったらしく、自分の周りを料理が通過していく。お腹が堪らなく空いてきた。単品で注文したことも後悔している。自分の中で「追加注文」と「メタボ」が戦っている。厨房からは香ばしい匂いや煙が飛んでくる。結局「メタボ」が負け、スタッフを呼び「今からAセットに出来るか」聞いた。「Aセット」とは餃子(3個)と半チャーハンのセットだ。不幸にも「出来る」とのことだ。それからさらに10分ほど待って、「坦坦麺のAセット」が運ばれてきた。一度に来客が集中したのか、20分以上待たされた。食欲が限界まで膨らんでいたので、一気に爆発する。坦坦麺→チャーハン→坦坦麺→チャーハン→餃子の順で摂取していく。餃子は具だっぷりで1個でもかなりボリュームを感じる。坦坦麺は辛くなく、ゴマのこってりした香ばしさと甘いひき肉がさらなる食欲をそそる。チャーパンは油が多い分、ハラハラしてて鉄鍋の香りも香ばしい。そう、何を食べても結構美味しい。でも他の店と比較して特に秀でた点はない。そもそも「中華料理」自体、日本人にとってワリと「何を食べても美味しい」料理なのだ。個人的にも中華が一番好きということもある。この店は「腹を満たす」には十分な店だし、気軽に行けるから地元の人には価値がある店だとは思う。そう、まさに中華のファミレスなのだ。 そうそう、入りにくい駐車場は改善すべきだろう。 頑張れ珍さん!

珍さんの台所                                             那覇市字国場1034                                        098-836-6602

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2007年8月 6日 (月)

コンタディーナ

評価 7

入店日時 平成19年8月5日(日)午後2時頃 過去入店回数 なし

どうも最近採点基準が曖昧になっていて、「7点」が連発されている。スッゴク良くもないが、悪くもない、すなわち「まあまあ」が7点になってしまっている。しかしよく考えても8点や9点でもないし、6点でもない。そこそこの店が多いということなのか、そこそこの店に行くことが多いのか。この店もその「そこそこ」の店だ。「そこそこ」というと、あまりポジティブな印象は受けないかも知れないので、敢えて「結構いい」とでも言いましょうか。たまには沖縄そばじゃなく、お洒落にイタリアンかフレンチを食べたくなったので、前に気になっていたこの店に行くことにした。浦添のパイプラインを走ることは珍しい。日曜だからやはり混んでいるが、新都心からパイプラインに入ってすぐのベスト電器の裏手に坂道を登っていくと、何故か雰囲気のいいロータリーにぶつかる。その一角にある。大きな団地が隣にあるが、緑の多い高台で暑っつい昼下がりのせいか辺りは静かだ。店はテーブル席が4席とカウンター席がある。天井が高くて窓が可愛い。その女性受けしそうな可愛い窓際の席に座る。ランチメニューは2種類だけ。パスタランチかパスタコースだ。それぞれ980円と1280円。コースの方を選らぶ。パスタは3種類から選ぶようになっている。我輩は「自家製生パスタ・パッパルデッレ牛ホホ肉とキノコのラグー」を選ぶ。サラダとスープが順に出てくる。それぞれ一手間掛けてあって美味しい。野菜は東風平の自家農園で栽培されたものらしい。どうりで瑞々しいわけだ。パンも熱々で美味しい。パスタは少し時間があって運ばれてきた。自家製パスタ。めちゃくちゃ幅広で、ラザニアみたいだったけど、すっごく美味しかった。ソースもコクがあって、パスタとよく絡んでいる。あー美味しい。周りは料理を済ませた客ばかりだが、会話に一生懸命だ。女性同士で会話が弾み、帰る気配もない。我輩も食事に満足し、コーヒーを飲んでいると、デザートがテーブルに置かれた。自家製シャーベットのパンナコッタ。美味しい。これじゃあ、平日の昼間は奥様方で満員かもしれない。1280円じゃいくらも儲けが出ないだろうなあ。今度は夜にいって、その実力を見てみたい洒落た隠れ家的レストランである。

イタリア料理 コンタディーナ                                    浦添市内間2-12-6                                        098-875-9126

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2007年7月30日 (月)

半月亭

評価 7

入店日時 平成19年7月27日(金)午後8時半頃 過去入店回数 なし

半月亭というちょっとお洒落な店名からずっと行ってみたいと思っていたのだが、最近歳からか洋風な雰囲気が苦手になってきているので尻込みしていた。しかし毎回居酒屋というのも色気がないので行ってみた。もうちょっと隠れ家的な場所にあるとこの店のイメージとピッタリなんだけど、観光客も狙っているのか国際通り沿いにある。国際通り沿いといってもビルの2階だ。各国の珍しいビールが飲めるのと、それに合う料理が自慢らしい。ベルギービールがお勧めらしいけど、ベルギー以外の各国ビールも豊富だ。フルーティなのは苦手なので、ギネスのドラフトとバス・ペール・エールを注文する。両方とも1杯950円だから結構高い。泡のキメが細かく豊かなコクは最近の日本のビールとは全く別物だ。しっかりした味のツマミが欲しくなる。料理はビールに合うものから、パスタ系などしっかり食事出来るものまでこのテの店にしては充実している。混み始めてきた店内は圧倒的に女性が多い。いや、我輩ともう1名を除いて全員女性だ。料理も女性ウケしそうなものが多いし、フルーティなシメイなんかも女性ファンが多いのかも知れない。鶏白レバーのムース、イベリコ豚の生サラミとコッパの盛合わせ、ロックフォールチーズのエスカルゴを注文する。どれもなかなか美味しい。お腹を満たす、というよりツマミとして良く合うものだ。が、味の濃いビールは沢山は飲めないので、ワインに切り替える。ワインも10種類くらいはある。他にウィスキーやカクテルのバリエーションも豊富だから、バーとして利用してもいいのかも知れない。味の濃いものを最初に頼んでしまったので、さっぱりしたものが欲しくなる。そば粉のガレットを食べたかったが、切らしているということでサラダにする。料理が美味しかったので、結構いいペースでワインを飲んでしまった。程よく酔ったところで会計すると1万円を少し超えた料金だった。メニューに表示されている料理やドリンクの値段自体が高かったから予想通りだけど、それでもやっぱり高い。場所をもっとリーゾナブルな土地にして、値段を下げればもっと通い易い店になると思う。やっぱり観光客相手なのかな。この料金だと沖縄ではイタリアンでワインを飲んでもさほど変わらない。ガンガン飲む人には進められない店だ。

Dining&Bar 半月亭                                                                                           那覇市松尾1-3-1 エスプリコート2F                                                                  098-863-9204

琉球ガジュツ粉末100g(沖縄産ガジュツ100%)

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2007年7月26日 (木)

青島食堂

評価 8

入店日時 平成19年7月25日(水)午後8時半 過去入店回数 1回

確か「カフェバー青島」に改装するためしばらくの間休業していたはずだ。「青島食堂」時代に1度行ったことがあるが、その時は普通の中華(台湾)料理店だなあと思っただけだった。桜坂劇場で映画を見る前に、食事をということで駆け込んできたが、上映まで20分しかない。以前、結構待たされた気がしたので、混んでたら諦めようと思ったが、空いていたので新しい「カフェバー青島」に入った。が、「青島食堂」時代と何ら変わったところはない。もちろん店主も同じだ。看板も「青島食堂」と「カフェバー青島」の二つの表示がある。店内をよく見渡すと、入り口付近のテーブル席周りが心なしかカフェっぽいような...。どうやらカフェバーにするのを途中で断念したようだ。それとも深夜は中華店ではなく、バーに変身するのだろうか。それは謎だ。とにかく急いで注文しなきゃ。ここの看板料理である、水餃子、魯肉飯、坦坦麺と注文した。自転車だったが、ビールはグッと堪える。上映時間が刻一刻と迫るが、店主はこちらの事情など知る由もなく、鼻歌などを歌いながらマイペースで料理を作っている。イライラが募るが、場合によっては映画など次回にして、ここでゆっくりビールなど...という誘惑が遮るが、そんな葛藤に悩んでいるうちに、魯肉飯がきた。間髪いれずに食べる。「う、うまい...。」 八角の香りがいい感じに効いた、ひき肉ご飯。高菜との相性もバッチリだ。これは文句なく美味しい。多分中国や台湾では普通に食べられているシンプルな料理だが、日本では、特に沖縄では珍しいと思う。一気に半分ほどかきこんだところで水餃子と坦坦麺がきた。水餃子。「あふっ、あふっ、あっつい! でもうまい!」 皮の厚い餃子はあまり好きではないのだが、ここのはジューシーでかなり美味しい。水餃子の場合、当たり前だけどこの「アフアフ感」ってのが重要だと思う。結構ぬるかったり冷めてたりするところ多いのだ。やっぱり看板料理だけあるなあ。台湾風の坦坦麺(実際は別の呼び方だったが思い出せない)も美味しい。ちょっと見直してしまった。 約10分で完食し、映画を見に行ったが、映画よりもここの水餃子と魯肉飯の方が後を引いてしまった。今度はゆっくりと別の料理をまた試してみたい。それにしても「カフェバー」はどうしちゃったのかな。そう言えば、最初に水ではなく、レモングラスのハーブ水が出てきた。やっぱり少しお洒落なったような...。

青島食堂                                                                                                      那覇市牧志3-9-9                                                                                       098-868-6090

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2007年5月29日 (火)

寄宮レストラン

評価 7

入店日時 平成19年5月22日(火)午後9時頃 過去入店回数 なし

以前は確か「チャーリーレストラン」という店だったと思うが、いつの間にか「寄宮レストラン」に変わっていた。大昔「失恋レストラン」という歌がヒットしたが、店名にダイレクトに「レストラン」と銘打ってしまうあたり、以外にその世代のオーナーなのかも知れない。ちなみにその当時、幼いながら清水健太郎の物まねが得意でありました。以前は少し陰気な感じがしたが、店名が変わって明るく入りやすい雰囲気になっている。もっとも店は通りに面しているものの、1階が駐車場なので中の様子は分からない。が、幟の「和食・洋食・喫茶」など、いかにもカジュアルな文字の羅列を見て、少し勇気を出して一人で入った。店は予想に反して広かった。個室もあるようだ。客は誰もいない。いつでも緊急脱出出来るよう、一番入り口に近い席に座る。すかさずバイトだろうか、学生らしい女性はお水と紙おしぼりを持ってくる。特にうろたえた様子もないので、客が珍しいわけではないらしい。一先ずホッとしてメニューを見る。大有頭えびフライ、ビーフカツレツなど、洋食屋らしいメニューが並ぶ。一方で、アナゴ一本揚げ重や幕の内弁当、酢豚などもあるが、やはり主流は洋食のようだ。料理の単価が1000円を少し超えているので、食堂として利用するほど気軽には来れそうもない。しかしこの界隈で駐車場を備え、酒抜きの夕食をしっかり、となると極端にその数は限られる。美味しければ今後も頻繁に来ることになろう。やはりここは洋食の王道、ハンバーグを食べるべきだ。他にビーフシチューやビーフカツレツなども魅力ではあったが、若干あっさりといきたかったので、「和牛」と「あぐー」、「150g」と「200g」と4種類あるハンバーグのうち、「あぐー 200g」を選んだ。生来牛肉より豚肉が好きなのだ。注文を聞いたウェイトレスが元気よく厨房に「あぐーハンバーグ 200g !」 と伝えている。意外にも「ヘイヨ!」という勇ましい声が返ってきた。客はいなくてもやる気は失っていない証拠だ。この時点でかなり料理への期待が高まった。厨房からハンバーグを捏ねる「パンパンパンッ」という音に続いて、「ジューーッ」という美味しそうな音が漏れてくる。思わず口内には唾液が溢れ、お腹がなるが、琉球新報の政治欄を読みながらじっと耐える。空腹を紛らわすため吸ったタバコが、フィルターだけになる頃、「ジュージュー」唸りをあげる鉄板を携え、ウェイトレスが料理を運んできた。「ウェイトレス」という表現はやはり「レストラン」に似合う。もちろん、「リストランテ」や「ビストロ」ではなく、「レストラン」でなければならない。一枚のトレーにはハンバーグとその付け合わせが載る鉄板以外に、ライス、ミネストローネスープ、サラダ、デザートが載っている。ハンバーグにナイフを入れてみる。「ジュワ~」と絵に描いたような肉汁が湧き出る。肉と胡椒だけで味付けされたハンバーグは純粋なあぐーの旨みだけが口内に広がり、一瞬時間が止まったような錯覚を感じた。「旨い。これは本当に旨い。」 ハンバーグと言えば、久しくJOYFULだけだったので、ハンバーグの魅力を改めて感じる。何故、肉をわざわざミンチにし、また固めるのかその理由がよく分かる。塩と胡椒だけの味付けではさすがにライスと一緒に食べるには物足りないが、肉の旨みを味わうならこの方が圧倒的にいい。店もその辺のこだわりがあるからソースを逢えて出さないのであろう。溢れ出た肉汁を、付け合せの舞茸やポテトに絡めてまた食べる。ああ旨いなあ。ミネストローネやサラダも、ただ「出せばいいだろ」的ないい加減さではなく、手を抜いていない。厨房のシェフを「ねえマスター」なんて呼んでしまいそうだ。夢中、という表現がピッタリという感じで、食べ終わる。食べ終わるのが何だか悲しいくらいだ。ここで冷静になって「デザート」に手を伸ばすと、「デザート」と思っていたのは間違いで、それはハンバーグの「ソース」だった。少し味わうと、マスタードと酸味をベースにした何とも後を引く素晴らしい味だった。が、すべて完食した後だったので、悔しいので飲み干した。気がつくと店内には閉店間際というのに何組かの客が入ってきていた。嬉しいような、少し残念のような気持ちで店を後にする。久しぶりにいい店だなあ、と思った。星がいつもより輝いて見えた☆(ウソ)

寄宮レストラン                                            那覇市寄宮2-5-45                                         098-832-2711

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2007年5月14日 (月)

食堂インド

評価 7

入店日時 平成19年5月12日(土)午後8時頃  過去入店回数 なし

文字通りカレーの店である。夜はインド料理をつまみに飲めるようだが、主力は本格カレーである。桜坂劇場が見事な再生を果たしてから、この近辺にはお洒落な飲食店が増えている。ここもその一つだ。店は古い民家を改造したようだ。1階が座敷席で、2階がテーブル席になっているらしい。いずれも靴を脱いで箪笥にしまう。3席ある1階の座敷の1席に座り、メニューを見る。カレーは所謂「カツカレー」とか「ビーフカレー」ではなく、「キーマカレー」とか「ほうれん草カレー」とかいった本格的なものだ。「トマトカレー」と「マトンサブジカレー」のセットを注文する。セットにするとナンとサフランライス、サラダがついてくる。ずいぶん待たされた後、やっと小さなサラダが運ばれてきた。いやはや小さい。申し訳程度だ。その後もしばらく待って、ようやくカレーとライス、ナンが運ばれてきた。カレー、というと注文から間髪入れずに食べられる印象があるが、ここはナンを焼くのに時間がかかっているのだろうか、あるいはスパイスからオーダー毎にカレーを作っているのだろうか、出てくるのが遅い。スパイシーな香りが店内に充満しているだけに、空腹だとかなり辛い。しかし出てきたカレーはかなり美味しい。こうして今思い出すだけでも口の中に唾液が充満してくる。辛さは控えめだけど、スパイスの香りがとてもいい。ライスもさることながら、ナンとの相性がいい。そのナンも美味しい。さすがに人気店だなあ。特にマトンカレーは美味しかった。ああ、今日も食べに行きたいのだ。

食堂インド                                               那覇市牧志3-6-8                                         098-868-7981

インドカレー屋のBGM 激辛編

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2007年3月22日 (木)

le Coeur UEHARA

評価 4

入店日時 平成19年3月10日(火)午後9時頃 過去入店回数 なし

首里に向かう大道沿い、少しお洒落っぽい店があることに随分前から気になっていた。店名からフレンチだろうということは容易に予想できた。もう今更フレンチの新たなる店を探す必要もないくらい、いい店を知っているのだが、この付近を毎日通るので、一度はどんなものか知りたいのが人情だ。で、祭日を控えた火曜日の夜、この店を訪れることになった。が、後で久しぶりの後悔をすることになろうとは、夢にも思わなかった。まず入店して驚いたのが、思ったより店が広かったことと、その席の殆どが埋まっていたことだ。カウンター6席のうち、5席に先客、中央の大テーブル席が10数名ほどの団体客で、後の1テーブルに3名、窓際の1テーブルが予約、結局開いていたのは角のテーブル席でそこに腰を下ろす。窓の外では首里に向かう車が列を成している。フロアにはきびきび動き回る女性のスタッフが1人だけ。真ん中の大テーブルは大分酔いが回っているのか少々うるさい。厨房には何人のスタッフがいるのだろうか。フロアの女性スタッフも厨房を手伝っているのか、時々店の人がフロアから完全に姿を消す時がある。どうにも店のサービスのキャパが物理的キャパに追いついていないようだ。入店したのが20時50分くらいだったと思うが、それから10分はテーブルで待たされ、オーダーして40分たった21時40分に料理が遅いからとチーズの盛り合わせが運ばれてきた。この時点でワインは3分の1空いている。店が回らないなら予約の時に言ってくれればいいのになあ。確かに予約の時は、「団体がいるが大丈夫か」と聞かれたらしい。が、それは「少々うるさいが大丈夫か」という聞き方だったという。空腹も手伝って、段々団体客の傍若無人ぶりに腹が立ってきた。あまりこのような店に来たことがないのか、「魚料理には白、肉料理には赤だって。誰が決めたんだろうねえ。」などと言っている。「そんなこと誰も言ってねえよ。」と悪態をつきつつ、更に料理を待っていると、チーズから10分、ようやく最初の1皿である「真タコのガーリックソテー」が運ばれてきた。今日はアラカルトで注文したのだ。「はあ、やっとか」とため息をつきつつタコをフォークに突き刺して口に放り込む。普段はこれで気分が和らぐものなのだ。が、今日は違った。 ....固い。タコが固い。味もなんと言うことはない、小洒落た居酒屋にもありそうだ。自分でも"いゆまち"でタコを買ってくれば、もっと美味しく出来る。もうここで店を出れば良かったのだが、ワインも半分ほど残っているし、注文した料理もまだ3品来ていないので、腰を落ち着けざるえ得ない。ナンダカンダ文句を言いながらこの一皿を食べ終わった頃、次の「石垣牛のトリッパ」が運ばれてきた。ちょうど1年前、フィレンツェで食べたのが始めてのトリッパだった。その時は味よりもその「量」と「形状」に圧倒されて、あまり味わうことが出来なかった。当分食べたくないな、とも思った。今日は「石垣牛」というブランドに心を動かされ、人生2度目のトリッパを食べてみる。うん、これは美味しい。というか、ここまで待たせられればなんでも美味しく思うだろう。まあとにかく美味しかったし、ワインにも合った。次に「フォワグラのポワレ」。 ....。 何て貧弱で貧相なフォワグラだろう。付け合せも何もない。皿の中央に薄く缶詰からスライスされたフォワグラが、バルサミコソースの上に申し訳なさそうに載っているだけだ。これで1200円か1300円だったから、かなりガッカリせざるを得ない。最後にもう忘れた頃「やんばる産しいたけのグリル」がきた。料理の順番が間違ってないだろうか。ボードに書かれていたメニューには、これはかなり上の方に書かれていた。即ち前菜的料理、ということだろう。なのにもうワインも空けようかというタイミングでしいたけ。最後にしいたけ。しかも何の盛り付けもなくて、半分にカットされた3個分のしいたけが寒々しく皿に載っているだけ。白トリュフのソースが掛かっているらしいが、焼き方が下手で美味しくない。「何なんだ、この店は。」 頭に血が上っている。会話も止めどもなく店に批判的なものとなる。聞くところによるとここのシェフはミクニ大先生の弟子らしい。そう、ビジネスが上手いあの大御所シェフだ。なるほど、ミクニ流らしく、最初にワインのテイスティングを女性スタッフがやっていたっけ。ミクニの店ではどこもこれをやるけど、これが許せないのだ。ショット売りならともかく、ボトルワインを何で店の従業員がテイスティングするんだよー。その後更に客にもテイスティングさせるのだ。ジェスチャーだけならホントに止めて欲しい。何だかホントに来たことを後悔している。そのワリにこの混みようはどういうわけだ。恐らく普段空いているときは、丁寧で美味しい料理を作っているのだろう。キメの細かいサービスをしているのだろう。だが、我々一般庶民は毎日来れるわけではない。「いや、今日は混んでて...」なんて言い訳されたら、それは「お客さん、今日は運悪かったんですよ。」といわれていること等しい。一期一会。これでしょう、飲食店なんて。で、客は納得すればその後いくらでも通うのだ。一発勝負なのだ。店のパフォーマンスを上回る客数を取りたいなら、沖縄そばや牛丼の店に変えて欲しい。少なくともフレンチ、いや、ワインバーと謳っているのだ。客が寛げなくてどうするのだ。ホントに今日は運が悪かったのだろう。混んでいなければ、いい店なんだろう。でももう2度と行くことはない。払ったお金と待った時間を返して欲しい。口直しにラーメンでも食べて帰ろうと早々に店を後にした。

ワインバー le Coeur UEHARA                                   那覇市大道130                                           098 -884-7223

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2007年3月 7日 (水)

シャム

評価 7

入店日時 平成19年3月4日(日)正午頃 過去入店回数 なし

ダイキンオーキッドレディスのチケットが手に入ったので、宮里藍と横峰さくらを見に琉球GCに行く。そのゴルフ場の近くの住宅街にこのレストランはある。店は看板がなければ普通の一軒家と思うだろう。ちょうど正午だったので、前後して他の客が一斉に入店してきた。席が殆ど埋まったのだが、タイ人という奥さんが手際よく注文を受けていく。メニューを見ると美味しそうなタイ料理が写真付で紹介されている。思わず生唾を飲み込む。悩みに悩んで「トムヤムクン」、「チキンカレー」、「牛肉とインゲン炒め」を注文する。他の席には料理が並び始めている。店はタイの置物や写真などに溢れ、まさにタイの雰囲気を作っている。場所柄もっと採光と緑をとって、ナチュラルな雰囲気にしたらいいのに、と思ったが、これはこれでいいのだろう。集中的に客が入ったわりには料理が次々手際よく出来上がっている。我々の注文したものも程なくして運ばれてきた。まずはトムヤムクンだ。日本人向けに合わせているのであろう、それほど辛くない。もっと辛くてもいいくらいだ。酸味が強く食欲が増す。彼女には辛さが物足りないようだ。チキンカレーはココナッツミルクがベースで、甘めの味付けだ。竹の子がたくさん入っている。美味しい。彼女はココナッツミルクが強すぎるといっているが、美味しいと思うなあ。ご飯がいくらでも食べられてしまうから、体にいいようで悪い。牛肉とインゲンの炒め物は中華っぽくて、タイの地理的位置を再認識してしまった。タイ料理は比較的外れが少ない料理だと思うけど、どれも平均以上に美味しいと思う。辛いのは嫌いじゃないけどやたら辛くないのもいい。会計は2100円だった。すっかりお腹が満たされゴルフ場に行くと、びっくり駐車場がどこもいっぱいで、与那原の東浜の臨時駐車場に止めて、そこからシャトルバスで来てくれという。おいおい、ここから与那原なんかに戻れるかい。強引に近くの畦道に車をとめゴルフ場に駆けつけると、もう藍とさくらはホールアウトした後だった。トホホ。

タイ料理レストラン シャム                                     南城市玉城字富里136-1                                    098-948-2057

 

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ビストロ悦

評価 9

入店日時 平成19年3月3日(土)午後9時頃 過去入店回数 なし

このブログ上のコメントにこの店の情報を頂いた。店名も全く聞いたことがなかったので、大きな期待を覚え、早速行ってみることにした。情報によると、マンジャーモやKoba'sより美味しいらしい。マンジャーモは兎も角、好きな店であるKoba's以上となると黙ってられない。店は若狭大通り沿いにあるのだが、今まで全くその存在に気がつかなかった。「悦」。"ビストロ"の文字が付いていなければ、場所柄風俗店かと思うだろう。店は2つのテーブル席と、6席だろうか、厨房を取り囲むようにカウンターがある。客はテーブル席とカウンター席にそれぞれ2組いる。店は愛想の良さそうな丸顔のシェフ1人で切り盛りしているようだ。カウンター席に座り、店内を見渡す。少し雑然とした感じがまさにビストロだ。シェフとの距離が近いのがいい。「SAKUMOTO」のように料理が出来上がっていく工程が全て見えるわけだ。壁に掛かっている黒板に今日のメニューが書かれている。フムフム、フォアグラやオマール海老などの文字が見える。なかなか本格的で美味しそうだ。ここから何品か選ぶ手もあったが、初めてだし、店もそれほど忙しくないようなので、お任せにしてみた。それにしても沖縄ではこのテの店はどこも苦戦しているようだ。スパークリングワインを飲みながら最初に何が出てくるのか楽しみに待つ。結構好きな一瞬である。意表を突いて出てきたのは、「キッシュのカンパチのマリネ添え」だった。キッシュは脂っこくてあんまり好きじゃないんだけど、生のカンパチやアワビが野菜とともに上に添えてあって、前菜としてはまあまあだ。ワインとも合う。次に出てきたのが「ノルウェイサーモンのカプチーノ仕立て」とでもいうのであろうか。名前は勝手に我輩が印象で名づけているので勘弁して欲しい。蒸したと思われるサーモンに、カプチーノのようなフワフワの泡に沈んでいるのだ。これは初めての料理の手法だ。美味しい。結構サーモンがどっしり入っていて食べ応えもある。まさに「味のカーニバルだあ~」である。次にいいタイミングで「フォアグラのムース、フルーツトマトとフレッシュバジル添え」が出てきた。まるでデザートのように可愛い。ほんわり香るフォアグラのムースと、甘いフルーツトマトをバジルがしっかり引き締めている。まさに「味の宝石箱やあ~」である。ああ至福のひと時である。次は「オマール海老のサラダ」だ。これも文句なく美味しい。ワインにも合う。というか、恐らく選んだワインに合わせて料理を組み立てているのだろう。そろそろ満腹に近づいた頃、シェフが他に食べたいものがあるか聞いてくれたので、トマトベースのパスタを注文して見ることにした。ボトルを開けてしまったので、赤ワインをグラスで注文する。シェフが手際よく目の前でフルーツトマトのソースを作っている。そして出てきたのは、「フルーツトマトのカッペリーネ」だった。あー美味しい。そして楽しい店である。聞くとこの店も5年になるそうだ。その前は東京で修行していたらしい。シャイなのだろうか、あまり口数が多くないのも好感が持てる。この後デザートとコーヒーを何杯か飲んで、店を後にした。会計は11900円。高くない。妥当だろう。情報を提供して頂いた方に感謝をしつつ、まだまだ未知のいい店があるのを知った桃の節句だった。

情報提供者が大切にしている店のようなので、店舗情報は差し控えたい。行きたい人はカクテルプラザ周辺を探して欲しい。

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2007年1月29日 (月)

PIZZA HOUSE

評価 7

入店日時 平成18年1月28日(日)午後13時頃 過去入店回数 2回

アメリカンな雰囲気と料理がウリのアメリカンレストラン。建物の趣だけでなく、料理の量も味もサービスもアメリカンだ。日曜日の昼只中ということもあって、店内はほぼ満員だ。ファミレスと見紛うほど、子供連れファミリーが多い。それも3人とか4人でなく、オバアやオジイを含めての大家族が多く見られる。何だかいい風景だ。看板に『PIZZA』の文字があるが、ピザレストランとは違う。中華や幕の内弁当もある総合レストランだが、ディナーハウスというのが正しいらしい。以前来た時は雑誌に出ていた「マニラ風てびちの唐揚」が食べたくて来たのだが、量が多くて殆ど味わえなかった。今日は未だ食べたことのないピザを食べるため、単品でスープ、スペイン風マッシュルームのソテー、イタリアンサラダ、イタリアンソーセージのピザ、キノコのスパッゲティを注文する。ちゃんと食べる速度に合わせ、順番に料理が運ばれて来るのはさすがだ。が、料理の味は特に美味しい、というほどではない。不味くもないが、量が多いので、味覚が麻痺する。ただスパッゲティは酷かった。多分茹で上げではなく、油をまぶして保存してあったものをもう一度お湯にくぐらせ炒めた感じだ。伸びてるし、脂っこくて食べられたものではなかった。沖縄そばとパスタを同じに考えているのであろうか。ピザはさすがにクリスピーで美味しい。店内は食器の重なる音で雑然としているが、それが妙に落ち着く。音楽も微かに聞こえるくらいで、客と従業員と重厚感のある建物でこのオールドアメリカンないい雰囲気を醸しだしている旧領事館跡に建てられたという沖縄とアメリカがうまく融合した建物は一見の価値がある。ピザを少し残したので、テークアウトした。

PIZZA HOUSE                                            浦添市城間2129                                          098-877-8210

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2007年1月11日 (木)

漢謝園

評価 6

入店日時 平成19年1月10日(水)午後9時頃 過去入店回数 なし

豊見城の海軍壕公園の近くにある中華料理店。水餃子が名物ということで行ってみた。店内はわりと広いが、客は結構入っている。最初に出された冷たい中国茶が美味しい。三色水餃子、あんかけチャーハン、季節の野菜炒めを注文する。温かいお茶はセルフサービスではあるが、何種類かある。酒を飲まずに中華料理を食べるときは、お茶をがぶ飲みしながら食べたいので、こういうサービスは嬉しい。三色水餃子がほどなく来た。それぞれ白・緑・オレンジの皮に包まれた水餃子が湯気を立てている。タネも皮の色に合わせて変えてあるようだ。白が一番ジューシーで美味しかったが、これは本来皮を楽しむものなのだろう。もちもちした皮はあまり好きではないのだが、ガラスの向こうでせっせと皮を伸ばし、タネを包んでいる様子を見ていると美味しく感じてしまう。こういう演出ってわりと好きだ。席からは厨房は見えないが、中国か台湾の料理人が作っているようだ。中国語が聞こえる。やっぱり。味付けが微妙に違うもんなあ。家で作る中華料理とどうしてこんなに風味が違うのかなあ、と考えて分かった。当然と言えば当然であるが、紹興酒である。家では日本酒や料理酒で香り付けするくらいで、紹興酒でなんてしたことがない。が、こうも風味が変わるとは。お店の人にお願いして帰りに1本分けてもらうことにした。あんかけチャーハンはご飯が若干重く、プロが作るパラパラ感がなかった。餡も玉が出来ていたりして、少し作り方が荒い気がする。野菜炒めは随分時間が経ってから来たが、これは美味しかった。全体的に作りが荒いが、町の中華屋さんと考えれば不満はない。1品1品の量も多いので、4人くらいでいけば、種類を食べられるだろう。他にも食べてみたいものがあるので、また行ってみたい。

漢謝園                                                 豊見城市字豊見城418-1                                    098-856-2808

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2006年12月 9日 (土)

アルチザン・ひとえ

評価 6

入店日時 平成18年12月1日(金)午後8時半頃 過去入店回数 3回

かつては「アルチザン」だった。このかつての「アルチザン」は結構気に入っていた。何にしても料理が美味しかった。それも、チマチマした料理ではなく、1皿ごとに迫力があると言うか、存在感に満ちていた。が、場所が良くないのか、あまり客は入っていなかった。そして経営者が変わったらしい。経営者が変わって「ひとえ」が店名に加わった。「ひとえ」が加わって料理が何だかおかしなことになっていた。店内の内装は前とさほど変わっていない。夫婦でやっているようだが、奥さんはテキパキと動いている。愛想もいい。この点は前と同じだ。メニューはボードに書かれていたが、それを見てビックリした。何だかメチャクチャなのだ。前の店から引きついている、アグーのローストや鴨とフォアグラのソテーのようなガッツリ系もあれば、まぐろの刺身やきんぴらごぼうなんてのもある。ようは和洋折衷なのだ。それはそれでいい。刺身をつまみながらのワインもまたいい。が、洋食だけで注文を組み立てようとすると、非常に困ったことになる。前菜がないのだ。料理の値段の幅も、これまた困ってしまう。きんぴらごぼうが300円かと思えば、鴨が2800円。その中間の価格帯がないのだ。結局苦労して次の料理を注文した。鯖のカルパッチョ、牛肉ラグーのスパッゲティーニ、アルチザンサラダ、アグーのロースト。 料理が出てくるのが遅い。突き出しにきんぴらごぼうと落花生が出てきた。きんぴらごぼうは美味しい。ここの料理人は和食出身なのだろう。ワインをボトル半分飲んだところで、ようやく鯖のカルパッチョが出てきた。このカルパッチョはまるで〆鯖にオリーブオイルを掛けたようなものだった。不味くはないのだが、何だか意図的に変わった料理を作っていると言うより、計らずして変わってしまっているような。しかもこれで1200円は高い。次に出てきた料理は早くもメインのアグーのローストだった。一応考えてオーダーしたつもりだったが、作り手にはそれが伝わらなかったようだ。このアグーは美味しかった。ソースはフルーツ系か。前のアルチザンほど豪快ではないが、素直に美味しいと感じた。しかしこれで2000円はやはり高い。次にサラダが出てきた。1200円。生野菜の上に鴨の燻製でも載っているのかと思ったら、干し芋だった。うーん。これはこれでいいのだが、少なくとも「干し芋サラダ」とメニューに書いておいて欲しい。最後にパスタが出てきた。麺での締めろということか。和食の発想で言えばおかしくはない。パスタも美味しかった。3000円の南アフリカ産ワインを飲んで丁度1万円。お腹一杯にはなったが、何かが物足りない。メニューの種類だろうか。いや、やっぱり和洋の組み合わせに無理があるような気がする。どこかで繋がっていればいいのだが、ここの和洋は全く繋がりのない別物になってしまっている。前の経営者と比較するのは酷だが、やっぱり前の方が好きだったな。もう少しワインのあてになるようなものを増やせば少しは良くなるのだが。今は試行錯誤しているのだと思う。1年後くらいにまた訪れてみたい。

Restaurant Artisan・ひとえ                                                                                那覇市久米2-11-3 第3幸福ビル2F                                                                  098-862-3162

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2006年10月31日 (火)

ナーナック

評価 7

入店日時 平成18年10月29日(日)午後8時頃 過去入店回数 なし

沖縄にいても突然カレーが無性に食べたくなるときがある。それもキッチリ印度カレーでなければならない。すんごい辛いヤツ。国際通りにインド料理の店があるというので行ってみた。国際通り沿いの地下のお店はいい時間帯にも関わらず客はいなかった。悪い予感がする。メニューを見ると期待通りの本格カレーを中心に、タンドリーチキンやラッシーなど、インド料理には不可欠なものがチャンとある。ナンも数種類バリエがあって期待が高鳴る。カレーはエッグキーマカレーとほうれん草ラムチョップカレーを頼む。辛さが段階的に選べるようになっていて、キーマカレーは「ちょい辛」、ラムのは「辛い」にする。ナンは普通のナンとガーリックナン。小さいライス。それとタンドリーチキン。ビールを飲みながら店内を見渡すと、インド色1色だ。音楽もインドロックであろうか、結構やかましく店内にこだましている。奥にはガラス越しにインド人がちゃんと料理しているのが見える。ナンを釜で焼いているのであろうか。大して待つこともなく、カレーとナンが運ばれてきた。ナンが大きい。ガーリックナンは、赤いガーリックチップが一面にまぶされている。美味そうだ。カレーはスパイスのツンとした香りが食欲をそそる。ナンでカレーをすくって口に運ぶ。うん、それほど辛いわけではない。いや、結構辛いけど、驚くほどじゃない。どちらのカレーもしっかりスパイシーで味わいも豊かだ。が、汗が吹き出てくるのはさずがだ。ナンも香ばしくて抜群に美味しい。タンドリーチキンはパサパサしたものが多いんだけど、ここのはジューシーでこれまた美味しかった。ちゃんと本場のインド料理だ。全部平らげると動けなくなるほどお腹一杯になった。ナンは食べるとも見た目以上にボリュームがあるのだ。2人で1つでもいいかも知れない。ライスと一緒でももちろん美味い。それにしても従業員がインド人2人と日本人の女の子が2人。客が我々2人。国際通りという立地がイカにもマズイ。あまり客が入らないと食材の新鮮さとかが気になってしまう。新都心とかに移したら結構入ると思うのだが...。 あとから調べたら西日本に展開するチェーン店だった。

ナーナック                                                                                                     那覇市松尾1-3-1                                                                                          098-861-2579

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2006年10月 2日 (月)

Cafe&Bar Waioli

評価 7

入店日時 平成18年9月29日(金)午後10時半頃 過去入店回数 なし

店名通りハワイアンテイスト溢れる店。店内は手作りっぽいけど、遊び心が感じられ、とても楽しい気分になる。まさにハワイの気分だ。メニューを見ても、料理は徹底してハワイアン。ドリンクはカクテル中心で、泡盛を使ったものに力を入れているようだ。店内は結構客が入っていて、厨房も忙しそう。10分くらい待って、ようやく注文を取りに来てくれた。この日の2軒目だったが、コナビールを注文する。料理は「パパイヤスティック春巻き」と「サーモンとイカと海老のカラフルロミロミ」がおいしそうだったので頼んでみる。それにしても厨房に男性が2人で一生懸命料理やカクテルを作っているんだけど、何せフロアの方まで気が回らないらしく、追加の注文を取ってくれない。まあハワイなんだから、客にもノンビリ待っていろということなんだろうけど、ハワイにはしっかりしたサービスをする店も多いけどなあ。料理は結構美味しいけど、なんせ注文を取りに来てくれないので、2杯目にブルドックを飲んで早々に引き上げることにする。会計2500円。や、安い。確かコナビールだけで700円だったような。店に出てから計算してみる。                                              

コナビール                  700円                                           ジンバック          600円 x 2  1200円                                   ブルドック                   600円                                           パパイヤスティック春巻き          530円                                 サーモンとイカと海老のカラフルロミロミ 780円

計                       3810円 えっ? 

おいおい間違ってるじゃん。それとも待たせたお詫びに割引されているのであろうか。この後、なぜか急速に早歩きになりながら、夜の闇に消えていったのだった。

Hawaiian Style Cafe&Bar Waioli (ワイオリ)                                那覇市前島2-7-13                                            098-863-9316

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2006年9月26日 (火)

ラ・コール

評価 8

入店日時 平成18年9月22日(金)午後8時半頃  過去入店回数 2回

松山の日銀裏手にある、那覇でも本格的フレンチの店。店の作りは那覇で最も本格的なレストランだと思う。ここはサービスがすごくしっかりしている。ソムリエが数人いるらしく、ワインの品揃えも豊富だし、その反面ワインの値段は抑え目で良心的だ。ワインのセレクトをお任せにしても、大体料理と同じくらいの値段で抑えてくれるから、後で目玉が飛び出ることもない。スタッフもベテランが多く、チャラチャラしていないところがいい。 落ち着いたバーカウンターもあって、ここでワインにチーズだけ、という客も少なくないはずだ。反面、料理に今ひとつインパクトが欠けるのが不満である。もちろんフレンチとしては、奇を衒ったところがなく、好感は持てるんだけど、後で何を食べたか忘れてしまうくらい、印象が薄い。特に付け合わせにはもっと手をかけて欲しい。この日はコースだったけど、後で思い出すのに苦労した。

よく食事中にメモを取っているのかと聞かれるが、店では写真もメモも取らない。その分食事に集中したいし、いい料理、いい店、いいサービスは後になっても記憶が薄れないものだ。反面不味い料理、駄目な店、駄目なサービスの記憶も残る。なのでこれらは後でブログの更新を行うときもさほど苦労しない。一番大変なのは、そのどちらでもない、至極平均的な店の場合だ。

アミューズ:ラタトゥイユのカナッペ、前菜:スモークした蛸のサラダ、スープ:松茸風味のフカひれスープ、魚料理:ノルウェイサーモンのナッツ焼き、肉料理:豚ほほ肉の赤ワイン煮

この日の料理はこんな感じだった。食前酒にスパークリングワイン、その後ソムリエが薦める1997年のスペインの赤ワインを飲んだが、まだ飲み足りなかったので、デザートとコーヒーを断って、バーカウンターに移動し、チーズの盛り合わせで赤ワインをもう2杯飲んだ。ここはタバコが吸える。カウンターには男性の1人客と、これから松山にいかにも同伴という男女が1組。色々な使い方が出来る店だ。ただ、あそこの店でワインを飲みたいとは思わせるんだけど、あそこの料理が食べたい、とは思わない。もう少し料理に冒険が欲しいかな。厳しいかも知れないけど。とは言っても那覇では貴重な店である。大事な日に行きたい。

L'ACCORD                                              那覇市松山1-7-1                                           098-860-8777

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2006年9月11日 (月)

カフェ くるくま

評価 8

入店日時 平成18年9月9日(土)午後14時半頃 過去入店回数 7~8回

南部の超有名エスニックレストラン。この店に始めて来た客が、必ず発する言葉がある。「すげえ...。」 そう、この店のテラスから見る知念の海はまさに絶景だ。海がこんなにも蒼い色をしていたのかと思う。いや、ここからの海はエメラルドグリーンか。本当に美しい。ま、この辺の遠浅のビーチは近くで見ると実際はそんなに綺麗ではなく、珊瑚も発達していないので、泳いだりはしないのだが、高台から俯瞰したときの美しさは、多分海底が白砂か土だから綺麗に見えるのだと思うが、沖縄でも屈指だ。もし内地からゲストが来たとしたら、まあ大体このカフェに連れて行くことになるだろう。「わ」ナンバーも多いから、観光客も自力で訪れているのか。皆、水平線まで果てしなく続く海を見て歓声を上げたり写真を取ったりしている。地元でも「南部にドライブする」と言えば、この店か「海辺の茶屋」あたりがそのコースに含まれることになるのだ。

さて料理だ。ここの料理を表現する時、誰でも「量が多い」と言うだろう。そう、すごく多い。ここに来て食べ過ぎなかったことがない。だからあまり「ゲーッ、う、うまーい!」と感じたことはない。完食するので精一杯で、味わうどころではないのだ。カレーでも上にフライなんかがトッピングされていると、食べきれないことがある。だからこの日は2人でグリーンカレーとトムヤムクンラーメンだけにした。ここの料理の特徴は、「野菜がたっぷり」なことだ。たっぷりというのは、量だけでなく、使っている食材の種類もだ。トムヤムクンラーメンに入っている野菜の種類も半端ではない。そして野菜だけでなく、ハーブも多用している。ここの経営は沖縄で薬草茶や「うっちん」などを製造販売している「仲善」という会社だ。ここの製品は併設されている売店で買うことが出来る。近くの畑では様々なハーブを栽培しているので、料理に使われるハーブ類はいつも新鮮な気がする。料理はタイ人が作っているらしく、あまり日本人向けにアレンジされてないところが好きだ。この日も入り口で席待ちをしていると、厨房からタイ語で次に作る料理を指示する声がよく聞こえた。辛さはメニューに印がついているので、激辛に驚くこともないだろう。むしろこの日食べた「グリーンカレー」はこの店の料理の中で最も辛いはずだが、我々には大したことはなかった。が、景色に負けず美味しかった。量を間違えなければ誰でも美味しいと思うはずだ。

この店に来て、美しい景色を眺め、新鮮野菜たっぷりの料理を食べると少しだけ元気になった気がする。この店が沖縄にあってつくづく良かったと思う。

カフェ くるくま                                             島尻郡知念村1190                                                                                        098-949-1189

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2006年9月 5日 (火)

萬福楼

評価 8

入店日時 平成18年9月5日(火)午後9時頃  過去入店回数 なし

今夜は1人で会社の帰りにどこで食事しようか考える。1人で食事するのは好きだ。それも馴染みの店なんかでがなく、初めての店に行くのが好きだ。 店のドアを開ける。一見してよそ者の訪問に店主は警戒の様子を隠さない。そういう時は躊躇せず店主の前にドカッと座り、おもむろに「おい親父。俺を唸らせてみろ。」と言う。店主の顔がいくらか紅潮し、「へ、へいお待ちを。」と上ずった声で答える...。なんて感じだ。ま、実際はこっちが緊張して、「あのー、何が美味しいんですかあ?」なんて甘ったれた声で聞き、店主に「うちにマズいものなんてないわい。」なんて言われてカウンターの下に隠れたくなったりするのだ。 が、そういった緊張感は心地がいい。以前仕事で日本全国を車で回っていた時、今でも記憶に新しい鮮烈な思い出が3つある。 

旭川で寿司に入った。もちろん1人だ。その店にはメニューがなかったので、当然店主に何があるのか聞くことになる。「さんま。」 ぶっきら棒に店主は言った。一瞬耳を疑った。「さ、さんま? おいおい、わざわざ北海道まで来て『さんま』はないだろう。八角とかウニとかホッケとか、ここでしか食えないものが腐るほどあるだろう。なのに...。オレは舐められてるのか。」と思ったものだ。そんな心中を量るように店主は追い討ちをかけた。「あとはキノコだね。」 「な、キノコ? 寿司屋で、それも北海道の寿司屋でキノコだとお?」 しかし結果的にその「さんまとキノコ」は今でも忘れることのない、舌に鮮烈な記憶を残したのだ。

舞鶴を次の目的地へと走っていたとき、国道沿いの何の変哲もない食堂に入った。「刺身定食」を頼んで驚いた。ボタン海老がこんもりと緑の卵を抱えて出てきたのだ。「ボ、ボタン海老。800円の刺身定食に卵付きボタン海老、うう。」 その白く柔らかな身と、鮮やかなミントグリーン色の卵を食べた時の上品で甘い味わいは今も忘れていない。

前の仕事が押して、松江に深夜到着した時のこと。宍道湖に掛かる橋の袂に居酒屋がまだ営業していた。カウンターのガラスケースに「岩牡蠣」が見えた。深夜の見慣れない客に店主は明かに緊張していた。他に客はいない。「岩牡蠣。」 ビールを注文する前に言った。「い、へ、へい。」 店主が鮮やかに牡蠣の殻を剥いた。そのぷっくらした身を一口に頬張った時の恍惚の一瞬を今も忘れていない。思わず追加注文していた。「もう一個。」 「も、へ、へい。」 「うまいな、親父。」 「へい、山陰の夏の岩牡蠣は冬の牡蠣とは比べものになりません。」 親父は嬉しそうに言った。

旅の記憶はいつも舌に残る。所詮寺院とか古刹なんて見たって、「ほほう。」でおしまいなのだ。数秒後には写真をとるのに忙しかったりお土産なんかを探している。所詮はそんなものだ。

で、そんなことを考えながら、南風原に向かった。津嘉山に気になっていた中華料理屋があるのだ。店頭に車を止めて店に入ると他に客はいなかった。店主が座敷で生ビールを飲みながらテレビを見ている。「外れたかな。」 直感でそう思った。やる気がない。何の変哲もないさえない町のラーメン屋だ。そう見えた。 が、メニューを見た次の瞬間衝撃が走った。「伊勢海老」「車えび」...。本格中華なのだ。「う、1人で来る店ではない。」 そう思った。料理の種類も多い。 1人で食べる料理というと、自ずと丼系かラーメンということになる。『ラフテー丼』に星印が付いている。お勧めということらしい。「ラフテー丼。それと水餃子。」 動揺を隠しながら愛想のいい奥さんに言う。 すると奥さんは壁に貼ってある「当店自慢の人気メニューベスト5」を指差しながら、「ワンタンスープも美味しいわよ。初めででしょ、フフッ。」と笑った。勧められるがままにワンタンスープとラフテー丼を頼んでから、よくその『ベスト5』を見ると、なんと1位にラフテー丼とある。2位がワンタンスープだ。 じゃあこれが美味しくなければこの店はダメだな、なんて思いながらテレビをボッと眺めていた。静かだ。いや、静か過ぎる。10分しても厨房から全く物音が聞こえてこないので、心配になってそっと覗いて見た。どうやら熱心にワンタンに具を包んでいるようだ。「客が来ないんじゃ、作り置きなんてできないしなあ。」 1人納得してまたテレビを見ていると、ようやく料理が運ばれてきた。自家製という豆板醤と黒酢を好みでワンタンにつけて食べるらしい。一口スープを啜ってみる。「ウォッ!」 次の瞬間、この店がただのラーメン屋じゃないことを知った。本場の味なのだ。日本人にはこの味は作れない。

自慢ではないが、中華料理にはかなりウルサいつもりだ。実家が横浜だし、中華街だって数え切れない位通っている。隠れた名店をいくつも知っているし、シンガポール、香港、台湾の店だって行った数は10や20ではない。なのにここのワンタンスープときたらどうだ。それら本場で名店と言われる味を凌駕する味なのだ。ホントに美味しい。これ以上のワンタンスープを食べたことがない。ワンタンと言うより実際は水餃子に近いのだが、具がたっぷり詰まっていて干し海老の香ばしい味わいがスゴい。「何なんだ。この店は...。」 呆然としながら店内を見渡してみる。雑誌の切り抜きがテーブル脇にスクラップされている。壁にも貼ってある。 「ん?!」 『ニューヨークのチャイナタウンでナンバー2の料理人 !』『2000年九州・沖縄サミットで中華総料理長』『ブセナテラス元総料理長』 どうやらここの主人は伝説の料理人らしい。何なんだ。「そんな輝かしい経歴を持った人がどうして?」 言っちゃ悪いが、何故こんなさえない場所でさえない店を出しているのか...。 読み進んで納得した。戦後からここの主人は、宜野湾で米軍を相手にした中華料理店を25年間も営業していたらしい。『Aサイン』の看板もあったという。 その店を火事で失い、途方に暮れていたところにサミットの話が舞い込んできたらしい。かなり波乱万丈だ。 しかし来年は平和通りに2号店を出店するとのことだから、まあ今は順調なのだろう。

ラフテー丼。綺麗な黒いテリを放ったラフテーが2枚、丼の中央に鎮座している。箸をつける。旨い。ラフテーというより東坡肉だと思うが、そんなことはどうでもいい。肉も旨いがレタスとともにご飯の上に掛かっている黒いタレがまた美味しい。丼を食い、ワンタンを食べ、また丼を食う。あっという間に両方とも食べてしまった。この組み合わせも良かった。

帰る頃には客が2組立て続けに入ってきた。美味しい店は、それがどこにあっても客は来るものだ。文字通り満腹になって帰途についた。「ワンタンスープが1位だと思うな。」そんなことを呟きながら。

萬福楼                                                 南風原町津嘉山1467-4                                      098-889-2927

↓ 以後多数訪店。 焼きそばや他のメニューも食べたがワンタンスープとラフティ丼がやはり一番美味しい。しかし、そのワンタンスープも若干日によって味が違う。料理や日によって味にバラつきがあるようだ。

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2006年8月28日 (月)

ラッフルズ カフェ

評価 7

入店日時 平成18年8月25日(金) 過去入店回数 7~8回

緑ヶ丘公園の隣にあって緑が美しいこの界隈屈指のロケーションにあるカフェレストラン。「カフェ」と名がついているが、カジュアルなイタリアンレストランだと思う。店内の雰囲気は洗練されててすごくいい。この店は休日の午後、テラス席でランチを食べるのが合っている。この日は夜だったが、照明が明るいと感じた。料理はお勧めの中から、豚のテリーヌ、チーズのリゾット、白身魚のポワレ、やんばる豚のローストを2人で取り分けた。いずれも美味しかったが、印象は薄い。強いて言えばリゾットが美味しかったな。ここはランチの場合、いつもパンが出てくるタイミングが遅いのだが、この日は出なかった。コースではなかったからだろうか。料理は日やメニューによって若干ムラがあるようだ。味付けが濃かったり、量が少なかったりする。この日頼んだものはどれも1品の量が多かったが、ランチでは物足りないことも多い。接客にもムラがあり、夜はいいが、昼は不快になることがある。でも、カフェ、と名がついている以上、それ以上のものを期待しても酷というものだろう。料理より、雰囲気に印象が残る店ではある。那覇にはこういう店が少ない。

白ワイン1本では当然飲み足りなく、緑ヶ丘公園から自然と桜坂に足が向いていた。今夜も長い夜になりそうだ。

ラッフルズ・カフェ                                          那覇市牧志1-6-13                                            098-862-9733

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2006年8月22日 (火)

シャロン

評価 7

入店日時 平成18年8月19日(金)午後2時半頃 過去入店回数 なし

与論島の地図を見ていると、内陸部にちょっと洒落た名前のカフェがある。今日は島内をジョギングで廻るつもりだったので、トレーニングウェアに着替え茶花海岸をゆっくり走る。が、暑さに負けてウォーキングに変更。しかし行けども行けどもつかない。あれー、島の反対側に出ちゃうぞー、ってところで道を激しく間違えていたことに気付く。彼女の機嫌が悪くなる。2時間くらい歩いたか、汗びっしょりクタクタになったところでようやく着いた。遥かなサトウキビ畑に囲まれて、静かな場所にある。果樹園やハーブ園の真ん中にカフェの建物がある。落ち着いた雰囲気で、ハイビスカスに囲まれて綺麗だし、苦労して来た甲斐があった。島魚のパスタセットと彼女はバジルとベーコンのパスタを頼んだ。20分以上待ったか。もうオーダーを忘れてるんじゃないか、と思うころ注文の品が運ばれてきた。島魚のパスタは普通だったが、彼女のバジルのパスタはバジルの香りが濃厚で美味しかった。ここで採れたバジルだろう。アーサのスープも優しい味で美味しかった。普段なら食べないが、疲れて甘いものを食べたかったので、島バナナのアイスとハイビスカスのシャーベットを食後に頼んだ。これが絶品だった。バナナなんて普段全く食べないんだけど、島バナナの味の濃厚さに鮮烈な衝撃を受けた。ああ美味しい。ハイビスカスのシャーベットは花を煮出して作るらしい。ああ、また走れそうな気になってきた。最後にグアバをサービスで頂いて、またゆっくり歩き走りホテルに戻った。これだから旅はやめられない。台風はどうやら与論には来ないらしい。トンボが嬉しそうに頭上を舞っていた。

ハーブ&フルーツガーデン シャロン                               与論町茶花1194-1                                            97-3544

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地中海

評価 7

入店日時 平成18年8月17日(木)午後8時頃 過去入店回数 なし

与論に4日しか滞在しなかったので大きなことは言えないが、ホテル以外で食事をするとなるとここが一番美味しいのではないか。地中海という店名通り、ワインにブイヤベースやパエリャ、パスタなどが食べられるが、有泉に刺身と唐揚、という選択も出来る西洋居酒屋。店に入ると魚拓が壁一面に貼られているのだが、どの魚もバカでかくて驚く。小さな子供だと不気味で泣いてしまうかも知れない。昔東京のフレンチレストランで修行をしたというオーナーシェフと、その妻(?)の2人でやっている。時々シェフが奥さん(なのか)を怒鳴りつけるので、カウンターで食べているとどうにも落ち着かない。そのシェフの顔は気のせいか赤い。いかにも「飲兵衛」という面持ちでアクも強そうだ。まあ人のことは言えないが。この日は大ジョッキで薩摩地鶏のタタキ、グルクンのカルパッチョ、夜行貝の刺身を食べ、エイの軟骨唐揚、飛魚の一夜干し、海の幸サラダで有泉を飲む。エイの軟骨唐揚がちょっとびっくりするほどうまい。ホントにうまいぞ。また揚げ加減が抜群だった。カルパッチョや刺身も新鮮でかなり美味しい。残念ながらブイヤベースやパエリャまでは食べられなかったけど、かなり期待が持てるはずだ。しかし、与論にあって、「地中海」という店名はないだろう。これだけ地の魚にこだわってるんだから、「東シナ海」に変えて欲しい。でも与論に滞在するなら一度は寄るべきだろう。

地中海                                                 与論町茶花20-15                                          97-3086

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2006年8月21日 (月)

パンダ餃子

評価 6

入店日時 平成18年8月20日(日)午後6時半頃 過去入店回数 7~8回

普通の街の中華料理店。店名どおり餃子がウリだが、肝心の餃子の皮が厚すぎる気がする。それでも焼き餃子はまだいいが、水餃子や小龍包は、もう少し皮が薄くないと辛い。もっとも好みかも知れないが...個人的に水餃子や小龍包の皮は薄ければ薄いほど美味しいと思う。他の料理もかなり雑で、ランチのスープなどトロみをつける片栗粉が固まっていることが多い。この日は焼き餃子、チンジャオロース、四川キュウリ、青菜炒めを頼んだが、ホントに普通。日によって味付けにムラがある。中華料理と言っても台湾風の味付けだと思う。本場の人が作っていて、たまに日本語が通じ難いことがあるので、それっぽい雰囲気はある。それに那覇には昼から営業している中華料理店が少ないので貴重ではあるのだが...。駐車場は?と聞くと、「隣のりゅうぎんの駐車場に止めたら?」と答えるので恐れ入る。さすがに今後は駐車場を設けないマズいだろう。値段は安い。

パンダ餃子                                              那覇市楚辺1-3-21                                        098-836-0389                                              

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2006年8月12日 (土)

そう゛ぁーじゅ

評価 9

入店日時 平成18年8月10日(木)午後8時半頃 過去入店回数 1回

そう゛ぁーじゅ。パソコンだと非常に困る。もうちょっとパリな、或いはストレートにソヴァージュ、と出来なかったのであろうか。これじゃ行きたい人が名前から検索しようと思っても一発で出てこないではないか。この日は特別な日だったので、予め予約しておいた。前回ランチに訪れた時に、思いのほか美味しかったので、ディナーに来たいと思っていたのだ。入店すると、前回のランチもそうだったのだが、他に客はなかった。後からも入ってこなかった。よくやっていけるな、って思う。だってフレンチって食材は豊富に用意しなければならないし、突然訪れる客のために、仕込だってしておかなければならない。で、結局「本日の客ゼロ」ということもあろう。でも仕入れはしておかなきゃならない。大変だと思う。この店も含めて沖縄にもフレンチのいい店は多いのに、これじゃあ育っていかないよなあ。でも頑張って欲しい。ディナーはアラカルトもあるが、コースがいいと思う。3675円か5250円。違いは肉か魚のどちらかを選ぶかか、肉と魚の両方かである。前菜やスープの食材も若干違うようだ。我々はよく飲むから、3675円で十分だった。よく食べる人も、ここはデザートも豊富だし美味しいので、3675円で十分だと思う。ワインは銘柄は忘れてしまったが、スプマンテのロゼを選んだ。アミューズはアグー豚頭のゼリー寄せ。う、うめい。あぐーの濃厚な香りがワインを呼ぶ。繊細な中にも力があって、前菜として申し分ない。次は、いわしマリネのマンゴーソース。う、うっまい。すごくうまい。もちろん本物のマンゴーからソースを作っていて、その証にマンゴーそのものの切り身も載っている。ああこれは県産マンゴーだ。よく冷えたスプマンテにピッタリ。いわしとマンゴー。合うのかと思ってしまうが、見事に調和してホントに美味しい。そういえば、沖縄ではマンゴーの旬もそれそろ終りに近づいている。今年最後のマンゴーになるのであろうか。次は甲殻類のスープ。名前を聞くとオドロオドロしいが、ようは蟹と海老の殻で出汁を取ったスープだ。こ、これは...。こ、これは...。う、うまい!えーっ、おいしいよー。多分2人とも、3分以内で食べたと思う。厨房が次の料理を慌てて作っている。それにしても、どうやったら蟹と海老からこんなに濃厚な味を引き出せるのか。それでいて、生クリームはあまり使っておらず、濃厚な味の割りにこってりではない。いいバランスだと思う。ああ、これを鍋いっぱいパンと食べられたどんなにいいだろうか。やはりここのシェフの腕は確かだ。あと給仕するスタッフが上品で背筋の通ったオバ、女性なんだけど、少し硬くてこちらも緊張する。シェフとのオーダーのやり取りもフランス語なのだ。うーん。何もフランス語で、とも思うのだが、パリっぽい雰囲気を醸しだろうとしているのか。でもこの客と距離をおいた接客というのは嫌いではない。ま、距離を置いているのは我々の方かも知れないが。最後に牛ヒレのステーキが出てきた。な、何だこの柔らかさは。ちょっとこんな食感は初めてだぞ。付け合わせも何もかもうまい。よくこの値段でこんなのが出せるなあ。デザートは10種類以上移動テーブルの上にプレゼンテーションされ、1つ1つ説明されていく。コースじゃなかったら間違いなくスイーツなんて頼まないけど、ここのはどれも甘さが抑えられていて2個しっかり食べてしまう。そしてここのコーヒーが、これまた何故か美味しいのだ。思わずおかわりをした。それにしても、どうして客が入らないのか分からない。沖縄の中の本物のビストロだと思う。このブログを見た人が、こぞって出かけるのを願う反面、自分だけの取っておきにもしておきたい。

ビストロ そう゛ぁーじゅ                                       那覇市泊2-9-7                                          098-863-3731

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2006年7月24日 (月)

HAVANA MOOD

評価 7

入店日時 平成18年7月21日(金)午後8時頃 過去入店回数 なし

2000円のおまかせコースしかないという。2000円でおまかせ出来るんだったら大船に乗ったつもりで任せましょう。国際通りから1本筋に入っただけなのに、静かな場所にひっそりとある。2000円でどんなコースが出てくるのかと思いきや、文句なく腹一杯にさせてくれた。多分内地から来た男性2人でやっているのだが、肩の力が抜けていていい雰囲気を作っている。コースの内容は、蟹クリームの揚げ春巻きとレバーのパテ、まぐろのカルパッチョ・柿の種入り(珍味!)、ローストビーフ、カレイとエスカルゴのクリームソース・ガーリックパン付他、パスタやデザート等全7品で構成される。月に1回コースの内容が変わるらしい。全体的に少しコース運びが重めの気がするが、この値段では考えられない品数と内容だ。しかもちゃんと美味しい。ワインは2000~3000円の価格帯のものが10数点ある。泡盛や黒糖焼酎もあり、カウンターに座ると居酒屋にいるのかと錯覚してしまう。それにしてもこんなコースがよく2000円で出来るなあ。国際通りから近いから家賃とかも高いはずなのに。気軽にワインを飲みながら、しっかりちゃんとしたものを食べたい、という欲張りにはお勧めである。白ワインのボトルと赤ワインをグラスで1杯づつ飲んで、7500円でした。

シェフが手の空いたときに吸うタバコはご愛嬌。何故なら店名が「HAVANA MOOD」なのだから。店の雰囲気も緩くて、男性の1人客も普通にいました。

HAVANA MOOD                                          那覇市松尾1-7-5                                         098-861-9780

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2006年6月30日 (金)

ベルビュー

評価 8

入店日時 平成18年6月29日(金) 午後7時半頃  

今日は彼女の誕生日なので、月並みだがホテルでディナーという選択をした。ハーバービューホテルは那覇でも老舗ホテルで、皇族が来沖した際にも使われる格式の高いホテルだ。今はANA系列となっている。那覇ではナハテラスかここが最もしっかりしたホテルと言えよう。このホテルのレストランは、どこもしっかりした料理を出すと評判ではある。その最上階にあるフレンチレストランに、6・7月に限り、「メモリアルディナー」というコースがあるというので、それを予約の際に注文しておいた。コースの構成は、「歓迎の一皿/フレッシュフォアグラのソテー カリカリじゃがいもとともに/カリフラワーのクリームスープ ルージュ&ブラン/味くらべ~蟹・海老~バージョン/グラニテ/仔牛ほっぺたの柔らか煮 二色ソース/ベルビュー特製デザート/コーヒーと小菓子」というように、なかなか楽しみな内容だ。キールロワイヤルの食前酒も付いている。フルコースだが、値段は比較的リーズナブルで、後でサービス料などが加算されることもない。ワインはソムリエの勧めでボルドーの赤を選んだが、名前は忘れてしまった。自慢じゃないが、ワインは結構飲んでるほうだと思うのだが、一つもワインの銘柄を憶えたことがない。1999年というのは憶えているが、なんと言う名前だったか...。ま、ホテルらしく値段はそれなりに高かった。が、ちゃんとデキャンタしてくれたり、ワインのサーブのタイミングはそつなく大変タイミングが良い。このレストランはサービスがすごくしっかりしていて、それでいて気取りがないので、リラックス出来る。なかなか沖縄のホテルでこういうサービスをするところは少ない。で、コースの方だ。はっきり言おう。奇を衒ったものはひとつもなく、コンサバティブで基本がしっかりしていて、これぞフレンチ、だ。もちろんどれも美味しく、また料理の出されるタイミングも計ったようで、ここまでやるとは正直思っていなかった。が、やはりフレンチらしく、何を食べたか直ぐに忘れてしまうのが残念だ。どの料理もインパクトはあまりない。ま、インパクトがあればいいというものでもないのだが。その中で「海老と蟹の味比べ」は、色々な種類の海老・蟹が、6品に分かれていて、とても楽しめた。ホテルは住宅地のど真ん中にあるので、窓からの景色はそれほどでもないが、それでも慶良間諸島や那覇港の望めるロケーションは、ロマンチックな気にさせられる。 彼女のデザートにはローソクが立てられていて、ポラで記念撮影までしてもらった。こういう気さくなサービスは、東京では考えられないが、逆にしっかりしたサービスの上でのことなので楽しかった。沖縄のホテルにも、観光客だけのものにしておくのはもったいないところもあるのだ。

Bellevue(ベルビュー)                                        那覇市泉崎2-46                                         (098)853-2111<代表>

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2006年6月19日 (月)

CHEF'S TABLE SAKUMOTO

評価 10

入店日時 平成18年6月16日(金)午後8時頃 過去入店回数 1回

本当は教えたくない秘密の店である。が、最近ネタ切れなのと、もっとお店に繁盛して欲しいので、常連さんには申し訳ないが敢えて載せてしまう。と、いうのも席がカウンター5席しかないのだ。だから2組入るとそれでいっぱいになってしまう。この店はメニューはなくて、席についたら後は全部シェフにお任せとなる。ドリンクのメニューさえない。料理もワインやシャンパンも、全てその日のシェフのチョイスとなるのだ。もちろん多少のわがままはきくのだろうが、わがままを言う必要もなかろう。もっともワインが飲めない人は、この店には絶対行ってはいけない。好き嫌いが多い人は、予約の時に嫌いなものを伝えておけばいいだろう。初めて行った時は少し緊張したが、帰る頃にはシェフと一緒にベロベロになるまで飲んでしまった。ここのシェフの人柄も如才なくてとっても親しみやすい。まず席について、その日のシャンパンがグラスに注がれる。料理もさることながら、このワインのセレクトが最高なのだ。シャンパンを舐めていると、目の前でシェフが料理を作り上げていく。この日の前菜は槍イカとフルーツのサラダだった。ソースが冷たいトマト・バジルソースでとても美味しい。そしてこのシャンパンとの相性も最高だ。ああ、至福のひとときである。ドラピエを2杯開ける頃、またいい香りが漂ってくる。今度は魚をソテーしている。シェフの勧めで今度は白ワインを飲み始める。この白ワインが少しスパイシーでとってもキレがあって美味しい。ほどなく2品目の魚料理がサーブされる。ここのシェフはとっても丁寧に、大事そうに食材を扱っている。それでいてとっても手際がいいのだ。見ててとても楽しい。料理が出来上がる過程が全て見られるのだ。これに勝る演出もないだろう。シェフも手抜きが一切出来ないわけだから、相当に自信がなければこういう店の作りには出来ないはずだ。今日の魚料理は鯛のソテーにオクラのフリットをあしらい、下にマッシュポテトを敷き詰めたものだ。すごく手が込んでいる。ああ美味しい。至福のひとときである。鯛はもちろんだが、ここのマッシュポテトが異常に美味しいのだ。前回は作り方を教わった上に、お土産にこのマッシュポテトを頂いたのだ。この日も頂くことになるのだが。白ワインを2杯空ける頃、今度はシェフが羊の肉を捌き始めた。ヒレの部分だけを切り取っている。それ以外の部位は自家用カレーにするそうだ。ワインは赤に切り替えられる。かなりいい気持ちになった頃、ラムの香ばしく焼ける香りが漂ってきた。3品目のラムのグリル・赤ワインソースの完成だ。や、柔らかい。肉の旨さもさることながら、赤ワインソースも付け合せのフレンチフライも最高だ。ああ美味しい。この後、更にワインを3~4杯飲み、フラフラになりながらもとっても満たされた気持ちで帰途に着いたのだ。そうそう、この店は電話予約が必須である。本ミシュラン初めての10点満点となった記念すべき店だ。

CHEF'S TABLE SAKUMOTO                                    那覇市松山1-10-3                                        098-869-8466 

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2006年5月28日 (日)

バッカスの胃袋

評価 7

入店日時 平成18年5月27日13:50分頃 過去入店回数 10回以上

新那覇港を見渡せる海辺のイタリアンレストラン。ここは「くら」などを作っているヘリオス酒造の経営らしい。結構お気に入りで、1人で来ることも度々あったが、この日は久しぶりであった。ここは今の彼女と初めてのデートに来たところだが、後で「初めてのデートでバッカスの胃袋とは少しガッカリした」と言わしめたところである。自分的には慶良間に行く船が行きかい、港内とはいえ、内地の海の色とは明らかに違うブルーな海を見渡せる素敵なレストラン、というイメージだったのだが、彼女に言わせると、海辺といってもTSUTAYA(既に閉店)やJEFと同じ敷地にあって、決して雰囲気のあるロケーションにあるわけではないかららしい。しかしここのピザはとてもクリスピーで美味しい。那覇では一番かも知れない。他の料理もちゃんと地の物を使っていて、眺めだけに頼っていないのが分かる。パスタとかも美味しい。この日食べた「グルクンマチの蒸し・月桃の葉添え」はイマイチだったが、積極的に地の物を取り入れる姿勢は脱帽である。先に出てきたスープも「東風平産無農薬ジャガイモのスープ」だった。美味しい。しかし記憶に残る料理ではない。ここまで求めては酷だが、裏ミシュランに情けはない。やはりここは仕事の途中で立ち寄り、午後への戦略を1人孤独に練りながら黄昏る、風に使うのがいいのかも知れない。ここで食後のコーヒーなどを飲んでいると、ユーミンの「海を見ていた午後」を口ずさんでしまうのは自分だけだろうか。...自分だけだろう。

バッカスの胃袋                                                        那覇市辻3-2-1 エスパーナビル2F                                         098-866-3288

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2006年5月20日 (土)

ヨナサルウテ

評価 7

入店日時 平成18年5月19日(金) 21時頃 過去入店回数 5~6回

首里の高台にある、眺めのいいカジュアルレストランは、ランチに数回行ったことがあるが、ディナーはこの日初めてだ。2ヶ月ほど前に故郷イタリアで、イタリア料理を食べまくって以来、当分食べなくていいな、と思っていたのだが、最近妙に白ワインを飲みたくなり、この日行くこととなった。映画「ゴットファーザー」の印象的なシーンに、マーロン・ブランド扮するゴッドファーザーが、アル・パチーノ扮する息子役のマイケルに、その死の直前、「最近ワインが美味しくてな」というくだりがあるのだが、私にも死が迫っているのか、最近妙にワインが美味しい。それはさておき...ヨナサルーテは結構予約が取れないときも多い人気店である。従業員はフレンドリーで、店の雰囲気もとてもいい。なんといってもここのウリは、窓から眺望できる那覇の景色なのだが、夜よりも昼の方が印象的な気がした。料理だが、この日は「本日のお勧め」から、前菜の盛り合わせ、カンパチのカルパッチョ、子牛のソテー、マチとホタテのグリル、それから通常メニューから、トマトとバジルのスパッゲティを頼んだ。料理は何を食べても美味しいが、印象に残ることはない。何か料理にインパクトが欠けるのだ。その分安心して食べられるが、ファミレス的な安心感といえなくもない。恐らくそれは、使う食材の焦点がぼやけてるからであるような気がする。この日もお勧めパスタの中に、「サーモンといくらのスパッゲティ」があったが、北海道でもあるまいし、しかも梅雨のさなかに使って欲しい食材ではない。以前食べた「山菜のパスタ」もスーパーで売っている「山菜の水煮」を使っているぽかったし。今日自分で作った「ゴーヤとツナと乾燥トマトのスパッゲッティーニ」の方が美味しかったし、グランドメニューに入れたらきっとヒットするはず、だ。やはり食材はその土地で取れたものを、旬に使って欲しい。当たり前なんだけど、最近とってもこれを意識している店は少ない。日本人なんだし、こういうことは大切にしたい。そう、この日空けたワインは「ラクリマ・クリスティ」という銘柄で、名前に反してとても美味しかった。

YONA Salute(ヨナサルウテ)                                                         那覇市首里山川町1-87-1                                       098-887-7936

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2006年4月27日 (木)

燕郷房

評価 9

入店日時 平成18年4月26日(水) 8:30~  過去入店回数 10回以上

お気に入りの中華料理の店である。店の造作は何となく、東京を中心に展開する「紅虎餃子房」に似ている。メニューのひとつに鉄鍋棒餃子もあるし。ここは中国の家庭料理の店なんだけど、メニューの種類が豊富でいつも迷ってしまう。単品だとボリュームがあるので3種類くらいしか食べれない、だから最近はコースで頼むことが多い。コースといっても1人前2300円だ。この日は、豚タンの葱油かけ、水菜のサラダ、海老と白身魚のプリプリ春巻き、鉄鍋棒餃子、鶏肉とカシューナッツ炒め、白菜と春雨のピリ辛煮、そしてラーメンだ。デザートも付く。これ以外の料理も何を食べても美味しいし、当たり前の食材を使っているのにとても丁寧に作っているのが分かります。とくに麻婆豆腐と前述の春巻きは絶品です。この春巻き食べながらビールを飲んでると、いつもヤギ化してウメエウメエしか言葉が出ない。那覇の中華料理店全て知っているわけではないけど、ここが多分一番美味しいと思うな。だからいつも混んでいるし、予約がないと入れないことが多いのが難点なのだ。あと席が狭いので、少人数だとあまり落ち着いてはいられない。コースだと次々料理が来ちゃうから、食べるのが遅い人は単品で一品づつ注文した方がいいでしょう。あといつも感心するのはスタッフの動きがとてもいいのだ。客に媚びてないし、とても気が利いている。愛想がいいというわけじゃないんだけど、接客のツボを抑えている。ホントに中華料理の真髄を教えてくれる店です。 あ、もちろん紅虎餃子房より遥かに美味しいです。

燕郷房(やんきょうふぁん)                                     那覇市久茂地2-24-20                                      098-862-0011

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2006年4月22日 (土)

レズィール

評価7

入店日時 平成18年4月21日(金) 19:30~  過去入店回数 1回

久茂地と新都心を結ぶ裏通りにある、前島の目立たないフレンチレストランである。評判が高かったので、以前一度行ったのだが、料理は申し分なかった。ただ精算の時、カードが何故か使えず(認証が下りなかった)、現金もあまり持っていなかったので、後日振込みにして貰ったという、大変恥ずかしい思い出があるところである。ちなみにJCBは使えません。その時驚いたのが、こちらの身分も確認せず、後で振り込んでもらえばいいという対応だ。いやあ素晴らしい。店内はテーブルが4セット(だと思う)しかなく、こじんまりしているが、料理はこじんまりしていない。本格的な正統フレンチである。この日はフェラーリのスプマンテで、田舎風パテ、フォワグラのムース、レンズ豆のスープ、魚介のスープ、子羊のロースト、シャラン産鴨のローストを2名で食べたが、ああどれも美味しかった。フレンチやイタリアンのレストランが少ない那覇にあって、ここまで本格的な料理を出す店は少ない。雰囲気も子供がおらず、とっても良い。フォワグラのムースは暖かくてスープっぽいのだが、初めて食べたな。ホントに美味しかった。厨房はオーナーと女の子の2名で作っていた。前に来たときはオーナー1人だったと思うが。ワインはかなり絞り込まれていて、どれもリーズナブルだと思う。ただよく言われているほどには安くはないと思うな。沖縄にしては、だけど。この日は上の取り合わせにコーヒー・デザートがついて1万4千円でした。プリフィクスの他にアラカルトも充実してます。

Les Iles                                                那覇市前島1-13-9ライオンズマンション中之橋1F                       098-866-6808

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2006年4月16日 (日)

Koba's

評価 

入店日時 平成18年4月15日(土) 14:30~ 過去入店回数 2回

大山の高台の住宅地の中にある孤高のフレンチレストランである。一軒家を店舗に改造したのだろう。店の入り口に「小橋川」の表札が掛かっていた。ここから店の名前はきているのか。以前は久茂地にあったらしいが、今は宜野湾の海が一望できる素晴らしいロケーションにある。ランチしかきたことがないが、夕暮れ時はより素晴らしいだろう。寡黙なオーナーシェフと感じのいい若い男性の二人で切り盛りしているのだか、ここの料理はロケーション以上に素晴らしい。今日で3回目で、3回とも「どんぐり豚のソテー」を食べたのだが、絶品である。すごく美味しい。美味しすぎる。どんぐり豚の美味しさもさることながら、いつも感心するのは付けあわせが単なる付けあわせでなく、すごく主張しているのだ。秋はキノコだったと思うが、この日は春の季節感がいっぱい感じられる、島人参、カブ、ブロッコリーがたっぷり豚の下に敷いてあった。ランチメニューは6~7種類あって、1500円か2500円の二つの価格で構成されている。メインの他に、必ず地元の魚を使ったカルパッチョの前菜、パン、デザート、コーヒー、これで1500円とは。ホントに申し訳ない。スミマセン。このロケーションと料理の美味しさを考えたら3000円でも文句はない。何か凄みのようなものをオーナーから感じてしまうと同時に店の経営が心配になってしまう。これからも頑張って欲しい。夜も行ってみたいが、ワインを飲んで那覇に帰ることを考えると2の足を踏んでしまう。だから大山に引っ越して来たいと真剣に考えさせるのである。

koba's                                             宜野湾市大山1-12-32                                    098-890-3536

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2006年4月 4日 (火)

園山飯店

評価 6

入店日時 平成18年4月4日(火) 13:30~15:00 過去入店回数 20回以上

中華バイキングでランチによく利用する。昔は普通のオーダー形式だったが、1年くらい前からビュッフェ形式に切り替えたようだ。そしてこれが当たっている。まあ味は普通なんだけど、コストパフォーマンスがすごくいいと思う。だってビュッフェで880円だもん。こういう形式ってやたら揚げ物を多くしたりしてボリュームを稼ぐところが多い中で、結構食材をケチらないで頑張っていると思う。ちゃんとチャーハン、煮物、揚げ物、焼き物、蒸し物、スープって感じでバランスも取れてる。味は台湾系かな。真っ向から勝負すると東洋飯店には負けちゃうかも知れない。ビュッフェの内容は7~8種類しかないからホテルなんかとは比較できないけど、おもろまちってランチ食べるところがすごく少ないので近隣に勤めるものとしては貴重な店です。ちなみに夜もバイキングです。

園山飯店                                               那覇市おもろまち4-7-28                                     098-868-9939

8月21日再訪 500円でバイキングから好きな組み合わせを選べるお弁当を始めてました。

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2006年2月23日 (木)

フードコロシアム 沖縄DFSギャラリア店

評価

入店日時 平成18年2月23日(木) 13:15頃  過去入店 10回以上

ここは勤務先が近いのでランチによく利用する。おもろまち駅に直結する免税店のDFSの3階にある、フードコート形式のセルフ式レストランだ。経営はモンスーンカフェや権八で有名なグローバルダイニングだから、従業員の元気は必要以上にいい。それとこれも従業員教育のたまものなのか、「ついでにXXもいかがですかっ?」的押し付けも必ずついてくる。プレゼンテーションがコンセプトのなのか、一般のフードコートとは違って、実際に作っているのが目の前で見れるので、作っている風景を見ろ見ろと煩いことも多い。いいから早く作れよって言いたくなる時もある。でもやっぱり従業員教育の厳しさが随所に垣間見られ、一時の勢いはなくなったもの、ここ沖縄では貴重な店である。料理はエスニック、イタリアン、和、ハンバーガー、サラダバー、スイーツなどいくつかのブースに分かれており、いざ食べるとなると結構迷う。が、開店以来メニューは全く同じである。観光客だけを相手にしているのであろうか。味は...グローバルダイニングである。不味くはないが、美味しくもない。まあランチに利用するか、DFSから流れてくる観光客を眺めながら旅情に浸るのが賢い使い方だろう。メニューの値段は沖縄では高い設定になっている。だって沖縄そばで650円だからなあ、セルフだし。ソーキそばの値段だよね、フツーは。職場が近くになければまあ自らは行かないだろう。

オープンテラスから見える白い水道タンクは沖縄戦時の激戦区で日本軍からは52高地(米名シュガーローフ)と呼ばれていた。そういえば、DFSの建設時にも不発弾が2発掘り起こされたらしい。そんな沖縄の過去の悲惨さを思いながらテラス席でシークアーサージュースでも飲んでいると、つくづく今は平和だなって思う。

FOOD CLOSEEUM                                         那覇市おもろまち4-1DFSギャラリア沖縄3F                         098-860-1441

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