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2009年8月

2009年8月17日 (月)

そう゛ぁーじゅ

評価 9

平成21年8月15日(土)午後8時頃  過去入店回数 6~7回

2回目の登場となるが、泊から松川に移転して、料理を除いては全く違う雰囲気の店に生まれ変わったので、改めての更新である。 この新しい店には今日で3回目の訪店となる。最近では5月の連休中に両親を連れて行って以来である。その時は、老齢の両親のため、ボリュームを抑えて欲しいと予約時にお願いしたのだが、確かに1品1品の量は少ないポーションで、代わりに品数をかなり増やしてたくさんの種類の美味しいものを堪能することが出来、普段フレンチなどとは縁のない両親も喜んでいた。しかしその日は我々3人の客しかおらず、店の経営を心配したものだった。泊の時からそうであったが、どうにも客が入っているのを見たことがないのだ。その前はランチだったが、その時はランチとしては遅い時間だったからか、やはり他に客はなかった。好きな店なだけに、満員で入れないと困るのだが、流行ってないと、そのうち潰れてしまったりしてそれはそれで困る。 この日も我々だろうかと、少し不安な気持ちながら店内に入ると、何とビックリ満席なのだ。どういうことなのだろうか。個室はともかく、6席くらいあるテーブル席が、我々の予約した席以外全て埋まっている。ようやく軌道にのったのだろうか。しかしそもそも実力のあるシェフのお店である。泊時代も含めればそれなりに長い年数営業してきているわけだ。今まで客がいない時に我輩が行っていたということだろう。ディナーは6000円のコースを頼んでいた。プリフィクスになっており、前菜とスープ、メインをいくつかの料理から選ぶ。我輩は鴨の燻製と温度卵の前菜、甲殻類のスープ、やんばる黒鳥のソティを選んだ。彼女はロブスターのサラダ、野菜のコンソメスープ、牛の白ワインビネガー煮を選んでいる。その他に魚料理のミーバイのムニエルとアミューズ、グラニテが付く。もちろん圧巻のデザートも健在だ。この日はフロアのスタッフが2名いたが、この店が松川に移転して以来一人でフロアを取り仕切っていた男性のソムリエはいなくなっていた。ずいぶんスマートなサービスをする男性で、この店の雰囲気に合っていたのだが、今度のスタッフは少し気さくな感じである。しかし忙しいながら2人ともそつなくサービスをこなしていた。店内は前のビストロ風の雰囲気から一転して高級感を感じる作りなのだが、このスタッフのお陰で堅苦しい感じはなくなっている。そして料理は相変わらず美味しいし、サービスや料金など考えて、非常にバランスのいいお店になっている。普段フレンチとは馴染みがない人も、この店なら気軽に入れるし、大事な日を過ごすのにも相応しい店だと思う。多くの人に足を運んで欲しい沖縄フレンチの名店である。9点を献上したい。

ビストロ そう゛ぁーじゅ                                        那覇市松川387-2                                         098-887-5171

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2009年8月 6日 (木)

날마다

評価9

入店日時 平成21年8月4日(火)午後8時頃  

無性に韓国料理が食べたくなる時がある。韓国料理といっても焼肉ではなく、スンドゥブチゲやチヂミなどの家庭料理をだ。那覇市内にも2~3軒程度の専門店があるようだが、あまり食指が動かなかった。ところがここの店構えを見て、「絶対美味しいだろう」という確信を持っていた。この周辺は抜け道で時々通るのだが、パッとした店があるわけではなく、どちらかというと那覇でもわざわざこの界隈に飲みに来る場所ではない。それゆえなんとなくその存在を忘れていたのだが、最高に韓国料理が食べたくなったこの日、この店の存在を偶然思い出した。店の名前は「날마다」。もちろん読めるわけがない。店の中は木を基調とした落ち着いた雰囲気で十分な清潔感も感じられる。 座敷に腰を下ろしビールを飲みながら何を注文しようか迷っていると、突き出しが5品運ばれてきた。韓国料理ではこれは常識らしいが、小皿に少しずつ盛られたおつまみを見るとやはりうれしい気持ちになる。野菜を中心としたそれらは、水キムチや揚げナスなど、どれもとても丁寧な仕込みがなされているのが分かる。女性2人でやっているようだが、料理の丁寧さや繊細な味付け、店の清潔感はとっても真摯にこの店を営業している姿勢が伺われる。意外にこういう店は多くない。ビールも陶器のジョッキを使っているから、とても美味しく繊細に感じられる。ずいぶん迷ったが、デジカルビ オモニチヂミ スンドゥブチゲ ご飯 を注文した。 まずデジカルビが壷に入って運ばれてきた。大きな豚肉が特製のたれに漬け込まれている。おまけでサンチュや薬味がついてきた。これを網焼きにするとなんとも香ばしい匂いが立ち上ってくる。これをハサミで小さく切り、味噌やにんにく、青唐辛子と共にサンチュに巻いてかぶりつく。「う、うまい...」 もう一度言おう。「う、うまい...」 たれが肉に染み込み、とっても柔らかく、言葉に出来ない旨みが広がっていく。 ああやっぱりこの店は本物だと再確認する。あらかた食べると次にチヂミがいいタイミングできた。キムチのチヂミだ。これも美味しい。酸っぱめのキムチがとても後を引く。カリカリにこだわるあまり、油で揚げたようなチヂミとは別の次元のものだ。そしてスンドゥブチゲ。至福である。ホントにうまい。お店の女性の肌がとてもきれいなのはやはり食べ物のお陰なのだろうか。韓国料理は肉ではなく、野菜がその真髄なのだと改めて思い知らされるのであった。 会計はビールを3杯飲んで二人で5千円くらいだ。次の日自宅でスンドゥブチゲを真似て作ったが、到底この店の味に近づくことは出来なかった。この店、久々のヒットである。内緒にしときたいので、しばらくは連絡先は教えないことにする。 じゃあブログに書くなって? フフッ。

韓国料理 날마다                                     

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2009年8月 3日 (月)

松之屋

評価 7

入店日時 平成21年8月1日(土)午後19時頃 過去入店回数 なし

久米島に行った。真夏のギラつく太陽の中、折りたたみ自転車を携えてフェリーで行った。予想に反して行きのフェリーは満員だった。早めに乗り込んだのに、船室の座席に座ることは出来なかった。デッキの硬いベンチに4時間は辛いが仕方ない。聞けば島で夏祭りがあるらしい。確かに周りを見渡すと観光客より島の人が多い気がする。デッキのベンチも確保できない人が多く、所在無く地べたに寝転んでいる人も多い。まるで難民船だ。大きな船なのに、小さな船室。1、2時間の航海じゃないのだから、何とかならないのであろうか。船での長旅に本は欠かせない。まことに遅ればせながら最近読み始めた「竜馬がいく」を何冊か持ち込み、これまた大量に買い込んだビールを飲みながら時間を過ごす。途中、渡名喜島に寄航する。以前やはり自転車を持ち込み訪れたことがあるが、最近この地を舞台にした映画の影響だろうか、降りる人がずいぶん多くなった気がした。この島に訪れたのを契機に、「日本の島を旅する」というブログを始めたのだが、2島更新しただけで止まってしまっている。 お尻が痛くて居た堪れなくなった頃、ようやく久米島に着いた。早速自転車を漕ぎ出しホテルに向かう。以前来た時はイーフビーチ近くのホテルに泊まったが、あまりにもおサムい施設とサービスだったので、比較的新しく静かそうな空港近くのホテルを選んだ。港近くの小さな商店街を抜けるとすぐにさとうきび畑が広がった。青い空と白い雲の対比が美しい。さすがに吹き抜ける風も熱風となり、日差しも肌を突き抜けるようだ。ドーム球場を過ぎ、さとうきび畑の向こうに白い建物が見えたときはホッとした。ホテルは予想通り、離島のホテルとしてはまあいい方だと思う。なんにしてもシンプルだ。 それにしてもどうして日本の2流ホテルにはゲームコーナーが空しく存在するのだろうか。それゆえに2流、いや3流なのだが、ゲームコーナーで遊ぶ方も問題であろう。そもそも旅行に来てまでゲームをするのだったら家でTVゲームでもしていたらよい。あの空しい機械音を聞いただけで、旅気分が吹っ飛ぶのは我輩だけであろうか。これを見ているホテル関係殿、どうか日本のホテルからゲームコーナーを撤去しましょう。でないと、その成長目覚しい旅館業界にいい乗客を獲られてしまいますよ。 まあいい。 このホテルにはゲームコーナーはないのだが、プールが何にしても狭い。ああ日本にはいいホテルは根付かないのだろうか。もっとも客側もホテルの使い方を単なる宿泊所としか捉えてないのだからいいホテルが育たないのであろう。 仕方あるまい。泳ぐには適さないが、プールサイドのベッドからホテルの前に広がるシンリ浜を眺めているだけで、離島の空気は十分に感じられる。 空も海も蒼い。日が傾いたのを機に、街にまた自転車で繰り出した。ホテルのフロントで、「近くでいい居酒屋」ということで聞いたここ松之屋。入り口は若干入るのを躊躇する佇まいなのだが、他にあてもないので仕方なく入る。威勢のよい「いらっしゃいっ!」の声はない。祭りの夜だからであろうか、客は結構入っているが、普段はほぼ常連客で占められるであろうこの店にとって、我々は闖入者以外の何者でもないのだろう。空いている席は「予約席」になっていたが、22時からの予約だという。祭りの2次会としてなだれ込んで来るのだろう。我々も21時半の花火を見に行くつもりなので、ちょうどいい。座ってビールと梅酒を注文する。梅酒、と注文したのに心配になってカウンターを除くとまさに「梅チュウ酎」を作るところだったので、慌てて梅酒と念を押したところ、案の定「そんなのないよ」とあしらわれる。しかし、おばんの持っているペットボトルに「梅」と手書きで書いているではないか。「じゃあそれは何?」と聞くと、「これは自家製の梅酒だよっ」と言う。 「ああ、それでいんだよ、それに氷を入れてくれたらいいんだ。」とお願いする。 ふーっ、梅酒は酎ハイを作るためのものと思っているのであろうか。 メニューは定食や食事系が多いが、島料理ももちろんある。刺身盛り合わせ、てびち煮付け、ソーミンチャンプルー、もずく餃子、地鶏のたたきを注文する。壁には楽天選手のサインや写真が貼られている。キャンプ中はこの店にも野球選手が大挙押し寄せるのであろう。この日も忙しいらしく、おばんは汗びっしょりで動き回っている。店には古い歌謡曲が場末の酒場のようにかかっている。 店に愛想はない。が、不快ではない。後から観光客らしき客が入ってくるけど、みんな店の雰囲気に少し圧倒されている。やはり地元の人のための店なのだろう。まあそれが観光客には魅力なのだけれど。しかし料理は以外にも全て美味しかった。地物の刺身は新鮮だし、それ以外の料理もじゅうぶんに満足に行くものだった。珠美の月が空になるころ9時を回っていたので店の外に出た。祭り会場でもそろそろ花火が上がるようだ。島の海に花火が上がる。思いもかけず、すぐ頭上で花火が上がる。弾ける。何か得した気分で真っ暗な道をホテルに戻った。

松之屋                                                 久米島町大田567                                         098-985-3954

月間限定24本のみ製造の泡盛琉球泡盛: 久米島 古酒「門外不出」 43度 500ml 【10P03Aug09】 月間限定24本のみ製造の泡盛琉球泡盛: 久米島 古酒「門外不出」 43度 500ml 【10P03Aug09】

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