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2008年2月

2008年2月21日 (木)

ラーメンさんぱち

評価 6

入店日時 平成20年2月20日(水)午後2時半頃 過去入店回数 1回

「おもろそば」が消えた。その衝撃的な出来事はある冬の日突然起きた。いつものように遅い昼食を取りに店の前に行くと、沖縄そば屋の面影もなく、ラーメン屋になっていたのだ。「え?」 自分の目を疑った。どこかに移転したのだろうか。でもその案内はない。新しい店は「ラーメンさんぱち」とある。県内にも何店舗か既に展開している北海道のチェーン店だ。札幌に行った時、「味の時計台」同様あちこちで見かけたので覚えている。首里の坂下にあった店がなくなっていたので、こちらに移転ということなのだろう。それにしても何故だ。経営が苦しかったのだろうか。言ってくれれば毎日でも行ったのに。久しくP-Timeの食堂に行っている間に消えてしまった。「すまぬ。」 もっと早く気がついていれば、会社の人間でもっとこぞって行ったのに。「さんぱち」の主人に聞くと、「移転ではなく、店自体をやめたんだと思う。」と言っていた。細かい視点で見ていたつもりの自分が恥ずかしい。そこまで経営が苦しかったとは。何故気がつかなかったのだろう。それなりに繁盛しているものと思っていた。出来れば最後に食べに行った午後に言って欲しかった。「実は...私たち、お店を閉めることになったんです。だから、あなたにお店を引き継いで欲しいの!」と。 そんな話があれば、今頃「新おもろそば」として、出汁にこだわるそば屋の頑固オヤジとしての自分があったかも知れない。

それはともかく、「ラーメンさんぱち」である。味についてはここで語らない。あくまで仕事場に近いランチとして評価する。最近「おもろそば」に行かなかった原因のひとつとして、ラーメンの「シーサー亭」に通っていたこともある。食券のわかり難さや、意地でもセルフでやろうとする意固地さ以外はまあまあかなと思っていた。そこに新しいラーメン店の登場である。新都心らーめん戦争勃発である。種類は圧倒的にさんぱちの方が豊富である。全国チェーンの強みにモノを言わせている。ここはちゃんとラーメンを運んできてくれるし、自分で下げなくても良い。お絞りも出てくるし、セットのバリエも多い。喫煙である。ランチを考えるとこちらに軍配が上がろう。ただ、それだけである。でも夜も来たいとは思わないな。所詮は化学調味料で作られた人工の味である。ま、店の前に出し骨の臭いが漂っているどこかの店の方がいいとも思わないが。

それにしても「郷土おもろそば」。ニューヨークに旅立った友も、最後に食したがっていた。さんぱち ならひょっとすると彼の地にもあるかもしれない。

ラーメンさんぱち                                           那覇市おもろまち4-7-18

【ラーメン詰合せ】全国繁盛店ラーメン乾麺 20食

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2008年2月20日 (水)

栄町ボトルネック

評価 6

入店日時 平成19年2月13日(水)午後8時半頃 過去入店回数 なし

栄町に特徴のある居酒屋が集まってきたきっかけを作ったランドマーク的な店と聞く。トイレが外の公衆トイレというのが気になって敬遠していたが、「あだん」が満員で入れなかったので流れてきた。まだ時間がそれほど遅くないので空いている。奥の小上がりでテーブルを男3人で囲む。店内は寒く、唯一の暖房器具である石油ストーブにみな体を寄せている。生ビールはないというので、瓶ビールを注文する。小瓶だ。メニューの種類はさほど多くはなく、これは何かなと想像を巡らせるものもない。典型的な居酒屋メニューだ。焼きそば、ポチギ、スーチカー、煮込みを注文する。料理の量は多くないので、皆で取り合って食べるのには向いていないようだ。徐々に混んできた店内には女性の1人客もいる。雰囲気で分かるけど、この店は料理を味わいに来る店ではないようだ。咲元のボトルを水割りやお湯割りで飲むうち、いつの間にか満員になっている。泡盛の種類は豊富だ。しかし飲むに連れ、トイレに行くのに外に出なければならないのが面倒くさい。夏なんかだと、結構な臭いも気になるだろう。ま、この辺がタマラないという人もいるはずだ。常連が多いらしく、1人で来てもみんなそれぞれ打ち解けている。何か不思議な魅力を持った店なんだろうけど、自分達にはその魅力は分からなかった。特に分かりたいとも思わないので、早々に退散して河岸を変えてしまったけど、常連が多いといっても排他的な雰囲気ではない。いたって気軽に入れる店だ。誰かと打ち解けたいときにいい店なのかも知れない。

栄町ボトルネック                                           那覇市安里385                                          098-884-6640

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京彌

評価 7

入店日時 平成20年2月8日(金)午後9時頃  過去入店回数 なし

閑静な泊の住宅街にこじんまりした一軒家屋風の居酒屋がある。最初この店を発見したときは「こんなところに...」という感じだった。いつか行ってみたいと思っていたが、新都心の居酒屋がどこも満員で入れなかった今夜。この店を思い出しここまで流れてきた。ニューヨークに語学留学するというかつての同僚と一緒だ。この男とは歳がずいぶん離れていたにも関わらず、頻繁に飲みに行ったものだ。よく気が廻り、場の雰囲気を読み取る繊細さは自分がかつて若かった時に似ている。 自分も10年近く前になるが、会社を辞めて途方に暮れていたとき、思い立ったのが語学留学だった。その時はやはりニューヨークだった。当時はアメリカの文化より、ヨーロッパに憧れていたが、初めて降り立ったニューヨークの街はあまりにも衝撃的だった。スタバに入ったのすらこの時が初めてだった。この頃の語学力はスタバで「トール・アメリカーノ」すら通じない酷いものだった。5分「トール・アメリカーノ」を言い続け、結局諦めて「カフェモカ」に変えたらすぐに通じた。今はさすがに「トール・アメリカーノ」は通じるが、帰国後も語学力自体は上がらなかった。ただ、「慣れた」のは確かである。彼は流暢に話すことは出来なかったが、理解することは出来た。 相手が外人でも臆することがないので、職場でも冷静に対処していたように思う。ある日出張で来ていたIT関連のインド人に超激辛のカラムーチョを「Take some」と勧めて「Oh good !」 と言われていた。ちょっとした日印交流のその場面を見て、少なからず胸が熱くなったのを覚えている。 そんな彼のことだ、ニューヨークから帰って来たときはペラペラになっているであろう。

今夜はそんな彼との壮行会というわけだ。 前に店の前を通って分かってはいたが、純粋な沖縄家庭料理の店だ。京料理の店ではない。オーナーの名の一部をとったものらしい。意外にも混んでてカウンターだけが空いていた。後ろの団体がちょっと異様なほどうるさい。耳を近づけないとお互いの声が聞こえない。こういう落ち着いた雰囲気の小さい店で、お互い距離も離れてないのにこれだけ騒がれると、これはもう暴力と言ってもいいだろう。どうやってこの店を見つけたのか、内地からの客らしい。 取り合えず生ビールを注文し、メニューを見る。イカのてんぷら、長命草のてんぷら、角煮、を注文する。厨房に1名、カウンターに1名の女性2名でやっている。親子だろうか。料理はうちなー料理を創作風にしているのでなく、非常にストレートだ。イカのてんぷらにも天汁や塩ではなく、ウスターソースを出してきた。こういう姿勢は非常に共感が持てる。それにどの料理もボリュームいっぱいだ。酒に酔ってくると周りのうるさいのも気にならなくなってきた。というかいつの間にかうるさい団体はいなくなっていた。ただ前日飲みすぎていたので、この日は残波を3分の1ほどしか飲めなかった。周りが静かになると、非常にいい雰囲気の店になる。料理も美味しいし値段も手頃なので、純粋に沖縄料理を楽しみたい2~3人連れの方々にお勧めしたい。大事にしたい店の一つである。

さて彼に散々ニューヨークでの心構えなどを説法したワリに、自分はどうだったかというと、ニューヨークでの勉強はそこそこに、カナダに渡りスノーボードにのめり込んでしまったというのが実際のところだ、バスや列車でバンクーバーからウィスラー、ジャスパー、レイクルイーズ、バンフなどを1人で転戦し、英語どころか日本語での会話すら忘れるほど孤独だった。でも雄大なロッキーに抱かれて目の前の雪のことしか考えない空白の時間は今となっては宝物に等しい有意義な時間だった。そう考えるとこんな食べ物のことで御託を並べている生活が、急に空しいことに思えてきた。2年後はバンクーバーで冬季オリンピックだ。冬の間、いつもどんより曇っているバンクーバーの空は、不思議と冬の間の沖縄の空に似ている。

京彌                                                                                                            那覇市泊2-13-1                                                                                          098-867-6280

バンクーバーの休日。

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2008年2月18日 (月)

おもろ殿内

評価 7

入店日時 平成20年2月7日(木)午後8時半頃  過去入店回数 なし

新都心に付け焼刃っぽくはありながら、いい感じの店がある。近くに行くと、見方によっては重厚な感じもする。ただの居酒屋だと思っていたが、看板には「泡盛と創作うちなー料理」とある。メニューを見ると比較的リーズナブルなので、上品な居酒屋料理ということか。ワンランク上をアピールしているのか化粧室に行くと、アメニティが充実してて気持ちがいい。が、酔ってしまっては綿棒で耳の掃除をする人などいないだろう。いや、むしろ多くなるのだろうか。この日は会社の比較的公式な飲み会だったので、それほど楽しいものではない。しかし予め注文されていたのであろうコース料理はなかなか美味しく量も充実していたので、お陰で和やかないい飲み会となった。もっとも数少ない喫煙者である我輩は縦長テーブルの隅でまるで社会の落伍者であるような扱いを受け、小さくなっていたのだ。(うそ) 料理は色々あるのだが、特質すべきは刺身の新鮮さと、締めのジューシーとアーサ汁だった、特にジューシーは立派なお茶碗に丁寧に盛られていて、今まで食べたジューシーの中で最も美味しいと思った。失礼ながら、あまり期待していなかった分だけ余計にそう思ったのであろう。軒先ではストーブを傍らにおいている他の客もいる。これから暖かくなってくると、外で飲むのも気持ちがいいだろう。木材をふんだんに使った店の作りは観光客にも喜ばれるのではないか。宴席が細かく分かれているので、周りの客も気にならないし、落ち着いた雰囲気で飲めると思う。接客も感じが良くて、ソツがない。自腹ではなかったせいか、特に目に付く否が見当たらなかった。ワリと使える店だと思う。 

おもろ殿内                                              那覇市安謝1-2-3                                          098-866-7395

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