« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007年9月

2007年9月18日 (火)

串屋 那覇店

評価 7

入店日時 平成19年9月17日(月)午後8時半頃 過去入店回数 なし

松尾消防署通りにポッツリと佇むこの店は、却って店が全くないこの通りでは目立っている。「こんなところに飲み屋が...」と誰でも思うだろう。最初からこの店が目的でなければ、入ることはないはずだ。台風が先島に近づいているこの日、桜坂で映画を見て、嵐の中飲み屋を求めて彷徨っているうちにここにたどり着いた。「串屋」。ひねりのない店名だが、ひねり過ぎているよりはマシだろう。那覇店とあるから後から調べてみると、宮古や石垣では結構幅広く展開しているらしい。ちょうど雨脚が強まったのと同時に店に逃げ込んだ。雨の連休最終日のワリには客は入っていた。店は適度な照明の暗さと広さで居酒屋としてはワリといい感じである。串屋の名が指す通り、串焼きと串揚げがメインらしいが、その他のメニューも充実している。串揚げを出す店は沖縄では珍しい。生ビールで喉を潤し、カツオのたたき、宮崎地鶏の炭焼き、串揚げ野菜盛りを注文する。カツオのたたきは若干炙りが足りない気がしたが、宮崎地鶏の炭焼きは美味しかった。串揚げも すかさず宮崎の焼酎、心水に切り替える。酒は日本酒・焼酎と、いい品揃えをしていると思う。居酒屋としてはチェーン店らしく、スタッフは比較的多めにおり、呼べば直ぐに来てくれる。雰囲気は沖縄でのモデルケースなのか、りょう次系によく似ている。この後、蒸し鶏とほうれん草の胡麻サラダと、宮古豚の炭焼きを追加したが、量も適当で値段とのバランスが取れていると思った。焼酎を1合しか飲んでいなかったが、空きっ腹だったのか変に少し酔ってしまったのと、カウンター席の座り心地が悪いので、長いは出来なかった。カウンター席の背もたれはない方が、座り心地はいいと思う。テーブルが空いていたのに、敢えてカウンターに通されたのは何か意味があるのかな。空いているなら、客の選択に任せて欲しい。だってそうでしょ。カウンターが埋まっていて、テーブル席が空いていれば、そこに1人客が来ても、テーブル席に通すわけだから。店の思惑通りに客が入ってくるわけでもないし。何にしても、「後の客より今の客」である。

串屋 那覇店                                               那覇市松尾1-21-25                                                                                  098-860-3600

沖縄・美ら島百景 八重山7島を訪ねて

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月 8日 (土)

大門

評価 8

入店日時 平成19年9月5日(水)午後8時半頃 過去入店回数 なし

泉崎のコインパークに車を止め、目的の店に向かう途中、随分混んでいる店が目に付いた。「大門」という店名だ。初めて聞く。店頭には産まれたばかりだろうか、赤ちゃん猫が2匹と親猫が1匹戯れている。柄にも無いが、あまりにも可愛いので見入っていると、メニューが脇に貼られているのに気付く。覗くと豊富なメニューに意外な感じを覚えながら、足は店に吸い込まれていった。混んでいたが、ちょうどカウンターが2席だけ空いていた。少し狭いが、腰を下ろし息をつくと、店主が「見えないけど、子猫は全部で4匹なんですよ。まさに招き猫ですね。」と笑った。確かに子猫がいなかったら入らなかったであろう。まさに招き猫である。ビールを頼み、メニューを見る。定番メニューの他に「今日のお勧め」という手書きメニューも用意されている。全部で70~80種類はあるのではないだろうか。カウンター内では先ほどの店主と、女性スタッフが忙しそうに動いている。よく2人でこれだけのメニューを作れるな、と感心する。仕入れも仕込みも大変だろうに。マグロの中落ち、カンパチ、海鼠ともずくの酢の物、てびちの唐揚げを注文する。親しげに話しかけてくる若い店主によると、オープンしてから7年経つらしい。店主は北海道からの移住組で、前はイタリアンのシェフだったとのことだ。その名残か、パスタやピザもメニューに加わる。目の前で大きな小麦粉の塊を練っているので、何かと聞くと、ピザの生地だという。ここは何でも殆ど自家製らしい。なるほど刺身も醤油ではなく、ひと手間掛けた"タレ"だった。「ユッケ待って下さいね、今タレ切らせて作ってますから。」と如才なくいうのだが、ユッケを注文した憶えはない。結局食べてしまったが、忙しいのでこういうミスはご愛嬌だ。それに豆板醤を効かせたユッケは美味しかった。マグロの中落ちも、自分で削っているのだろうなあ。刺身も美味しいが、てびちの唐揚げも絶品だった。仕込みに手間が掛かるという海鼠もコリコリした食感で、酒の肴にピッタリだ。ビールの後は、焼酎に切り替える。メニューには黒霧島しか書いてなかったが、聞くと他にもあるという。勧められるがままに「三岳」を飲む。三岳はよく耳にするが、飲んだのは初めてだった。屋久島の小さな酒蔵で作られるこの芋焼酎は、生産量が少ないので、今は入手が難しいという。値段を聞かなかったので、少し不安だったが、香りがよく美味しいのでもう1杯飲む。我々の酒好きを早くも見抜いた店主は、「実は赤霧島もおいてるんですよ。」とキた。今や幻の酒と言われるこの酒は、さすがに値段が怖くて躊躇していると、「味見ですよ。」とお猪口に1杯注いでくれた。うん、美味しい。コクが素晴らしいが、個人的には三岳の香りの方が好きかな。もっとも赤霧島は(幻の)紫芋が原料なので、単純に比較は出来ないのだけど。ツマミに牡蠣フライを追加し、さらに三岳を飲んでいたかったけど、金額が分からず怖いので、無難な喜界島に切り替える。さらに何か食べたかったけど、椅子が硬くて尻が痛くなってきたので、代行を呼ぶことにする。代行が時間が掛かると言うことなので、喜界島をもう1杯飲み、時間をつぶす。メニューを改めてみると、600円以上のものが殆どない。それでいて量は多いし、オリジナリティもある。「混んでて繁盛しているように見えるけど、ホントに儲からないんですよ」と嘆く店主の言葉はあながち嘘ではないだろう。店の増築工事も自分でやってるらしい。会計は1万円丁度だった。居酒屋としては高いが、泡盛を飲んでいれば、半分で済んだであろう。代行が来たので店を出たら、子猫たちにサーッと逃げられてしまった。前の客は抱っこしてたのに...。猫にとっては招かれざる客ということか...。

酔処 大門                                              那覇市泉崎1-14-10                                        098-861-3550

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年9月 3日 (月)

そば家7号線

評価 7

入店日時 平成19年9月2日(日)午後3時半頃 過去入店回数 なし

県道7号線沿いにあるから「7号線」なんだと思う。大渡海岸に行く途中にあるので気になっていたが、閉店時間が早いらしくいつも閉まっているところ、この日は早い時間に通りかかったので、嫌がる彼女を無理やり誘って寄ってみた。外観は、沖縄そば屋というより寂れたラーメン屋風情だ。場所も辺鄙な場所にあり、知らないと入ろうとは思わないだろう。店に入ると夕刻になろうというのに、結構客がいて驚いた。それも皆、作業着を着ている付近の現場労働者風...。全員オトコもしくはオヤジ。浮ついたピンクのショートパンツを穿いてきたことを後悔する。中途半端な時間なので、本来なら迷わず「ソーキ」なのだが、「沖縄そば」で我慢する。彼女は「ぜんざい」を。 そばにご飯をつけますか、と聞かれた。サービスらしい。反射的に「はい」と言いそうになるのを堪えたが、周りを見ると皆そばと白米をパクついている。ご飯には油味噌が載っているようだ。この辺がこの客層の要因となっているようだ。さぞかしそばも大盛り、と思いきや、これは適当な量で運ばれてきた。大きめの三枚肉が2枚とカマボコ2枚。ごくシンプルな外見だが、青ねぎが若干多めか。麺とともに食べるといいアクセントになっていて美味しい。そばは縮れ麺。見た目は手打ち風だが、違うようだ。 出汁は少し色が付いている。出汁を啜る。「う、うまい...。」 思わず唸ってしまった。とんこつとカツオのバランスがよく、味付けもしっかりしている。麺とのバランスもいいと思う。 三枚肉は若干の歯ごたえを残しつつ、しっかりした味が染み付いている。うん、これならいっぱい汗をかいても美味しいはず。その証拠に次から次へと男臭いオトコどもが入ってくる。浮ついた観光客などいない。「オトコのそば屋」だ。そば自体に特筆すべき点はさほどないが、ソーキ、軟骨ソーキ、フーチバが追加料金でトッピング出来る。メニューはチャンプルー等炒め物もあるので、そば屋というより「食堂」という感じ。地元に根付いたわりかし好きな店だな。久しぶりのそばだったが、沖縄そばの美味しさを再認識した。

そば家7号線                                                                                                 糸満市座波1806-2                                                                                        098-992-7417

| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »