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2007年3月 8日 (木)

与那原家Ⅱ

評価 6

入店日時 平成19年3月7日(水)午後9時半頃  過去入店回数 5回

夕食に沖縄そばを食べるのは、実はすごく難しいことだ。遅くても20時くらいまでの営業が大半で、それ以降となると本当に少ない。この店は24時までやっている貴重な店だ。もっとも夜は「沖縄そば&泡盛」の看板通り、居酒屋となる。この業態はさほど珍しくない。この日はどうしてもそばが食べたくなり、結局この店しか開いていなかったのだ。以前にも何回か訪れたことがあるのは、那覇市内には珍しく駐車場が広いので便利で来易いからだ。もっとも、ここのウリである熟成麺と豚骨ベースのスープがあまり好きではなかったので、久しく足が遠のいていた。店に入ると豚骨の野生的な香りが鼻を突く。店内は座敷席、テーブル席、カウンター席があり、広い。2階もあるようだ。従業員の元気がいいのはそば屋では珍しい。まるでどこかのチェーン系居酒屋のようによく教育されている。でもそば屋としての風情はない。こういうのはあんまり好きではないなあ。なんかけたたましくて。挨拶を掛け声として捉えている店は多いが、まだ店に残っている客のことも考えて、ほどほどにして欲しい。メニューを見ると、昼とは違って居酒屋メニューになっている。それでもメニューの右隅に追いやられていたソーキそばの文字を見つけ注文した。サイズは(大)と(小)がある。ここでも思うのだが、「普通」というのがどうしてないのか。(大)では多すぎる、(小)では少し物足りないという人も多いはずだ。どうして(普)と(大)じゃいけないのか。一考を促したい。で、結局(小)を頼んだ。すると例によって、スープは「あっさり系かこってり系」かを聞いてくる。「その中間くらい!」って頼みたい人も多いのではないか。この辺、店側の迷いを感じる。どうして1本で勝負出来ないのか。どうして"最良のスープ"を研究しないのか。そば専門店の名が泣く。結局「あっさり系」を注文するのだが、その後今まで聞かれたことのないことを聞かれた。「麺は熟成麺か茹で麺か」だと。従業員に「どちらが美味しいのか?」と聞くと「当然熟成麺」だと。じゃあ何故茹で麺があるのだ。どうにも色々勝負どころを絞れないようだ、この店は。ソーキそばを注文するのに、(小)→(あっさり)→(熟成麺)の三段階のステップがあるのだ。「熟成麺は茹で上がるのに時間が掛かる」といっていたわりにはすぐに来た。スープには油がたくさん浮いている。前も何回か食べたから分かっているのだが、ここのスープは少し豚臭すぎるのだ。それでも啜ると後を引く。臭みを消すためにコーレグースと紅生姜をたっぶりかける。ここの麺。まるで「日清ラ王」だ。これラーメンじゃないのか? いつもそう思う。プリプリで美味しいのだが、沖縄そばとは大きくかけ離れている。浦添の「てだこそば」によく似てる。ソーキも油があまり抜けていなくて大味だ。全体的に作りが荒い気がする。通販で忙しいのだろうか。良くも悪しくも商売熱心の店であることは確かだ。でも沖縄そばの不思議ではあるのだが、どこで食べてもそれなりに美味しいのだ。ここのも細かいことを抜きにすれば美味しい、と言えるだろう。スープも最後まで飲み干したし。でも細かいのがこのブログの命なので、ご容赦願いたい。

沖縄そば&泡盛 与那原家Ⅱ                                   那覇市鏡原10-20                                          098-858-8992

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コメント

いつも楽しく拝見させて頂いております。このブログはちまたでも有名です。主観とは言え、的を得たコメントで読んでいて気持ちがいいです。とても良く料理や飲食店のことを知っているので、その業界の方なのかなと思っています。文中からも研究熱心さが伝わってきます。自分が行ったことのある店も多く掲載されていますが、印象はほぼ同じだったと記憶しています。心ない輩からの批判も多いかとは思いますが、それ以上にファンもいっぱいいますので、これからも面白い記事をたくさん提供して下さい。応援しています。

投稿: アンタッチャブル山崎 | 2007年3月 9日 (金) 11時52分

いやーいつみてもおもしろい!!
沖縄裏ミシュランガイド!!大好きです!おもわず投稿せずにはいられませんでした!!
これからも楽しみにしています!

投稿: jojo | 2007年3月10日 (土) 04時14分

小禄のスカイレーンの近くにある「たから家」というそば屋さんは、なかなかオススメです。比較的新しいお店なんですが、味が丁寧です。でも例によって、20時には閉まっちゃうし、麺がなくなっても閉まっちゃいます。何か機会があったら行ってみてくださいね☆
これからも楽しみにしているので、がんばってください♪

投稿: はな | 2007年3月19日 (月) 18時24分

面白いので良く拝見しています。
まあ、売る側、買う側もそれぞれということなのでしょう。
開店時間が2時間しかない店で食べることができたのを喜ぶのか
深夜でも食べられる事を喜ぶのか
メニューが多い店を楽しめるのか、○○一筋がいいのか

与那原屋は良くも悪くもマスを押さえる選択なのでしょう?
営業時間も昼夕は当然ながらライバルの居ない夜
麺も特殊性のある麺と普通の麺
スープも主要2種
量もたっぷり食べたい人とごく少量で良い人

大で多い人は残して構わないという選択でしょうね。
要望が多ければ、中もすぐ設定するでしょう。

しかし、筆者さんのフラストレーションの根源はおそらく
「夜にいいおきなわそば屋が無い」これに尽きるのでしょう

投稿: reiji | 2007年5月 4日 (金) 10時49分

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