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2007年3月22日 (木)

le Coeur UEHARA

評価 4

入店日時 平成19年3月10日(火)午後9時頃 過去入店回数 なし

首里に向かう大道沿い、少しお洒落っぽい店があることに随分前から気になっていた。店名からフレンチだろうということは容易に予想できた。もう今更フレンチの新たなる店を探す必要もないくらい、いい店を知っているのだが、この付近を毎日通るので、一度はどんなものか知りたいのが人情だ。で、祭日を控えた火曜日の夜、この店を訪れることになった。が、後で久しぶりの後悔をすることになろうとは、夢にも思わなかった。まず入店して驚いたのが、思ったより店が広かったことと、その席の殆どが埋まっていたことだ。カウンター6席のうち、5席に先客、中央の大テーブル席が10数名ほどの団体客で、後の1テーブルに3名、窓際の1テーブルが予約、結局開いていたのは角のテーブル席でそこに腰を下ろす。窓の外では首里に向かう車が列を成している。フロアにはきびきび動き回る女性のスタッフが1人だけ。真ん中の大テーブルは大分酔いが回っているのか少々うるさい。厨房には何人のスタッフがいるのだろうか。フロアの女性スタッフも厨房を手伝っているのか、時々店の人がフロアから完全に姿を消す時がある。どうにも店のサービスのキャパが物理的キャパに追いついていないようだ。入店したのが20時50分くらいだったと思うが、それから10分はテーブルで待たされ、オーダーして40分たった21時40分に料理が遅いからとチーズの盛り合わせが運ばれてきた。この時点でワインは3分の1空いている。店が回らないなら予約の時に言ってくれればいいのになあ。確かに予約の時は、「団体がいるが大丈夫か」と聞かれたらしい。が、それは「少々うるさいが大丈夫か」という聞き方だったという。空腹も手伝って、段々団体客の傍若無人ぶりに腹が立ってきた。あまりこのような店に来たことがないのか、「魚料理には白、肉料理には赤だって。誰が決めたんだろうねえ。」などと言っている。「そんなこと誰も言ってねえよ。」と悪態をつきつつ、更に料理を待っていると、チーズから10分、ようやく最初の1皿である「真タコのガーリックソテー」が運ばれてきた。今日はアラカルトで注文したのだ。「はあ、やっとか」とため息をつきつつタコをフォークに突き刺して口に放り込む。普段はこれで気分が和らぐものなのだ。が、今日は違った。 ....固い。タコが固い。味もなんと言うことはない、小洒落た居酒屋にもありそうだ。自分でも"いゆまち"でタコを買ってくれば、もっと美味しく出来る。もうここで店を出れば良かったのだが、ワインも半分ほど残っているし、注文した料理もまだ3品来ていないので、腰を落ち着けざるえ得ない。ナンダカンダ文句を言いながらこの一皿を食べ終わった頃、次の「石垣牛のトリッパ」が運ばれてきた。ちょうど1年前、フィレンツェで食べたのが始めてのトリッパだった。その時は味よりもその「量」と「形状」に圧倒されて、あまり味わうことが出来なかった。当分食べたくないな、とも思った。今日は「石垣牛」というブランドに心を動かされ、人生2度目のトリッパを食べてみる。うん、これは美味しい。というか、ここまで待たせられればなんでも美味しく思うだろう。まあとにかく美味しかったし、ワインにも合った。次に「フォワグラのポワレ」。 ....。 何て貧弱で貧相なフォワグラだろう。付け合せも何もない。皿の中央に薄く缶詰からスライスされたフォワグラが、バルサミコソースの上に申し訳なさそうに載っているだけだ。これで1200円か1300円だったから、かなりガッカリせざるを得ない。最後にもう忘れた頃「やんばる産しいたけのグリル」がきた。料理の順番が間違ってないだろうか。ボードに書かれていたメニューには、これはかなり上の方に書かれていた。即ち前菜的料理、ということだろう。なのにもうワインも空けようかというタイミングでしいたけ。最後にしいたけ。しかも何の盛り付けもなくて、半分にカットされた3個分のしいたけが寒々しく皿に載っているだけ。白トリュフのソースが掛かっているらしいが、焼き方が下手で美味しくない。「何なんだ、この店は。」 頭に血が上っている。会話も止めどもなく店に批判的なものとなる。聞くところによるとここのシェフはミクニ大先生の弟子らしい。そう、ビジネスが上手いあの大御所シェフだ。なるほど、ミクニ流らしく、最初にワインのテイスティングを女性スタッフがやっていたっけ。ミクニの店ではどこもこれをやるけど、これが許せないのだ。ショット売りならともかく、ボトルワインを何で店の従業員がテイスティングするんだよー。その後更に客にもテイスティングさせるのだ。ジェスチャーだけならホントに止めて欲しい。何だかホントに来たことを後悔している。そのワリにこの混みようはどういうわけだ。恐らく普段空いているときは、丁寧で美味しい料理を作っているのだろう。キメの細かいサービスをしているのだろう。だが、我々一般庶民は毎日来れるわけではない。「いや、今日は混んでて...」なんて言い訳されたら、それは「お客さん、今日は運悪かったんですよ。」といわれていること等しい。一期一会。これでしょう、飲食店なんて。で、客は納得すればその後いくらでも通うのだ。一発勝負なのだ。店のパフォーマンスを上回る客数を取りたいなら、沖縄そばや牛丼の店に変えて欲しい。少なくともフレンチ、いや、ワインバーと謳っているのだ。客が寛げなくてどうするのだ。ホントに今日は運が悪かったのだろう。混んでいなければ、いい店なんだろう。でももう2度と行くことはない。払ったお金と待った時間を返して欲しい。口直しにラーメンでも食べて帰ろうと早々に店を後にした。

ワインバー le Coeur UEHARA                                   那覇市大道130                                           098 -884-7223

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コメント

那覇市久米の「マンジャーモ」もおススメらしいです。

投稿: | 2007年4月19日 (木) 22時44分

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