« Cafe&Bar Waioli | トップページ | 御殿山 »

2006年10月 3日 (火)

安珍

評価 8

入店日時 平成18年9月30日(土)午後1時半頃 過去入店回数 なし

気持ちが張り詰めている時や、時間に余裕がなかった週の週末に、この店に行って欲しい。ここでそばを食べるだけで、気持ちにゆとりが出てノンビリとした気持ちになるだろう。「癒し」ってこういうことなんだなあ、って思う。与那原小学校の裏手に、まさに民家で営業している。店の入り口は紛れもなく「玄関」だ。「ごめんくださーい」と言いたくなる。「いらっしゃいませ」という声にホッとして「部屋」に入ると、まさにおばあちゃんの家に遊びに来たような錯覚にとらわれる。広ーく立派な家だ。緑豊かな庭が見える座敷に座ると爽やかな秋の風が吹き抜けてゆく。今日は久しぶりに暑い日なのだが、ここでは扇風機やクーラーは必要ない。「安珍そば」と「てびちそば」を注文して店内をゆっくり見渡す。大きな仏壇が中央にある。大きなテーブルが2つあり、カウンター席もある。いずれも民家を少し改造したがけなので、リビングと言った方がしっくりときそうだ。とても掃除が行き届いていて綺麗だ。品のいい夫婦が2人でやっているらしい。与那原は戦前は交易地として相当賑わい栄え、鉄道も通っていたらしいが、今はその面影は感じられない。周りの町村が南城市として合併した後は、本島で一番小さな自治体になってしまった。それにしても静かだ。こんな家に住んでみたいなあ。奥の厨房では旦那さんがいそいそとそばを作っている。他に客はいない。ほどなくして湯気を上げて2種類のそばが運ばれてきた。「安珍そば」。とんかつに出来るような豚ロース肉が2枚、卵焼きと共に鎮座している。旨そうだ。そばは明らかに手打ちとわかる、太く縮れて真っ白い麺だ。出汁は少しだけ白濁していているが、油は全く浮いていない。啜ってみる。鰹より豚骨が少しだけ出張しているが、塩気とのバランスがすごくいいので美味しい。すごく上品な味だ。麺がまたいい。モチモチで力強い弾力がある本格的な手打ち麺。この麺はスゴいぞ。ガジュマルの木を燃やした灰汁をつなぎに使っているらしい。しかもよくあるのは茹でたのを油をまぶして冷ましたものを、注文を受けて再度湯がいて暖めなおすのだが、ここのは茹で上げらしい。どうりてコシがあるわけである。そして安珍そばに鎮座するロース肉。う、うまい。柔らかくホロホロに口の中でほどける。厚みがあるので、味も染み出してくるようだ。卵焼きも香ばしくてそばによく合う。全てに丁寧な仕事が施されているのは1度食べれば分かる。彼女はてびちと格闘しているが、そちらもかなり美味しいらしい。美味しいを連発している。それにしてもこんな落ち着いた雰囲気の中で初秋の風に吹かれて食べるそばというのは、何て贅沢なんだろう。そばは昔風で文句なく美味しい。店の雰囲気も最高とくれば言うことはない。また来るのみである。

安珍                                                  島尻郡与那原町与那原1761                                  098-945-1913   山田優国仲涼子ちゅら海水族館ダイビング涙そうそう              

|

« Cafe&Bar Waioli | トップページ | 御殿山 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/54365/3663748

この記事へのトラックバック一覧です: 安珍:

« Cafe&Bar Waioli | トップページ | 御殿山 »