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2006年10月

2006年10月31日 (火)

ナーナック

評価 7

入店日時 平成18年10月29日(日)午後8時頃 過去入店回数 なし

沖縄にいても突然カレーが無性に食べたくなるときがある。それもキッチリ印度カレーでなければならない。すんごい辛いヤツ。国際通りにインド料理の店があるというので行ってみた。国際通り沿いの地下のお店はいい時間帯にも関わらず客はいなかった。悪い予感がする。メニューを見ると期待通りの本格カレーを中心に、タンドリーチキンやラッシーなど、インド料理には不可欠なものがチャンとある。ナンも数種類バリエがあって期待が高鳴る。カレーはエッグキーマカレーとほうれん草ラムチョップカレーを頼む。辛さが段階的に選べるようになっていて、キーマカレーは「ちょい辛」、ラムのは「辛い」にする。ナンは普通のナンとガーリックナン。小さいライス。それとタンドリーチキン。ビールを飲みながら店内を見渡すと、インド色1色だ。音楽もインドロックであろうか、結構やかましく店内にこだましている。奥にはガラス越しにインド人がちゃんと料理しているのが見える。ナンを釜で焼いているのであろうか。大して待つこともなく、カレーとナンが運ばれてきた。ナンが大きい。ガーリックナンは、赤いガーリックチップが一面にまぶされている。美味そうだ。カレーはスパイスのツンとした香りが食欲をそそる。ナンでカレーをすくって口に運ぶ。うん、それほど辛いわけではない。いや、結構辛いけど、驚くほどじゃない。どちらのカレーもしっかりスパイシーで味わいも豊かだ。が、汗が吹き出てくるのはさずがだ。ナンも香ばしくて抜群に美味しい。タンドリーチキンはパサパサしたものが多いんだけど、ここのはジューシーでこれまた美味しかった。ちゃんと本場のインド料理だ。全部平らげると動けなくなるほどお腹一杯になった。ナンは食べるとも見た目以上にボリュームがあるのだ。2人で1つでもいいかも知れない。ライスと一緒でももちろん美味い。それにしても従業員がインド人2人と日本人の女の子が2人。客が我々2人。国際通りという立地がイカにもマズイ。あまり客が入らないと食材の新鮮さとかが気になってしまう。新都心とかに移したら結構入ると思うのだが...。 あとから調べたら西日本に展開するチェーン店だった。

ナーナック                                                                                                     那覇市松尾1-3-1                                                                                          098-861-2579

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2006年10月30日 (月)

しまぶく

評価 7

入店日時 平成18年10月28日(土)午後2時頃 過去入店回数 なし

中部の雄の登場である。老舗である。同時に沖縄市のそば屋もこのブログ史上始めてである。北谷の謝刈から沖縄市に向かって伸びている坂道をズンズンくねくね上がって行くと、右手にある。建物の1階は駐車場だ。昼時は過ぎていたが、新聞を読みながらそばを食べている男性の1人客が目立つ。土曜日の昼下がりのゆったりした時間が流れているようだ。そばは「大」か「中」のみ。「中」を頼む。メニューは他に「めし」、「ジューシー」、「いなり」だけだ。待つこともなくそばが運ばれてきた。"ぷーん"と鰹の濃い香り。いい匂いだ。出汁を啜る。「うう、うまい」。ああ、文句なく美味い。二日酔いの体に染み渡るようだ。一気に半分ほど飲み干す。この出汁は沖縄そばの中でかなり上位にくるなあ。鰹系では1番かも。さて、そばだ。ずずずっ。「あれっ...。」「あれれ、うーん、何か足りないなあ。」 味がないっていうのか、コシがないのか。これで亀濱の麺だと文句ないのにな。麺との絡みもイマイチのような気がする。でも出汁は文句なく美味しい。那覇から食べに来る価値はある。客が出ては入ってくるのに、あくせくした雰囲気はない。窓から桃原の景色をぼんやり眺めながら、これからどこに行こうか考える。週末の素敵なひとときである。 

しまぶく                                                沖縄市南桃原1-6-2                                       098-932-0445

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月桃

評価 7

入店日時 平成18年10月27日午後15時半頃  過去入店回数 1回

真和志のJAに入っていてアクセスしやすいし、わりと自宅の近くにあるので、これから利用率が高くなりそうな店。そばもジューシーも美味しい。例によってそばは「あっさり」か「こってり」か選べる。あっさりは鰹ベース、こってりは豚骨ベースだ。迷わず「あっさり」を選ぶ。店内はわりと広くて綺麗だし、女性一人でも抵抗ないと思う。2回とも中途半端な時間だったので、店内に他の客はいなかった。ここのそばは木灰を使った手打ちだ。最近じゃ珍しくないし、だからといって必ずしも美味しいわけではないのだが、ここの麺はコシと喉越しがよくて好きだ。出汁も鰹の香りがプンプンで文句ない。が、若干ソーキが甘すぎる気がする。最初はいいのだが、最後はその甘さが出汁に溶け出して、出汁自体かなり甘くなってしまった。ソーキ自体はおっきくて美味しいのだが、ここは「沖縄そば」がお勧めかもしれない。サイズが「大」「中」「小」全て同じ値段というのが面白い。大食いはいいが、少食の人は割り高に感じてしまうかも知れない。ジューシーはニンニクが入っているのか、香ばしくてこれもまた美味い。

すば処 月桃                                             那覇市寄宮3-10-1                                        098-835-0979

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2006年10月23日 (月)

てんぷす

評価 7

入店日時 平成18年10月21日(土)午後1時半頃 過去入店回数 なし

琉球大学が見渡せる浦添市と西原町の境目、前田の高台にポツリとある。店内はいたって普通で女性が2人で切り盛りしていた。そばは、沖縄そば、ソーキそば、てびちそば、野菜そばがラインナップ。ソーキそばとてびちそばを注文すると、ソーキそばだけ「鰹出汁か豚骨出汁か。」聞かれた。てびちそばは豚骨に決まっているらしい。個人的にはそれらをいい塩梅にブレンドして欲しいのだが、あっさりかこってりか選べても、鰹か豚骨か聞いてくるのは初めてだった。テーブルの上にはフーチバが山盛り用意されている。そばを待っていると、サービスだといなりを持ってきてくれた。かなりお腹が空いていたので、喜んで食べた。そばが運ばれてきた。てびちそばの出汁は若干白濁している。鰹出汁のソーキそばは透明だ。大きなソーキが3つ載っている。早速出汁を啜る。うん、美味しい。固まってしまうほどの衝撃はないけど、素直に美味しいと言える優しい味だ。塩気が割りあいしっかりしている。麺は亀濱製麺だろうか、コシのある細麺でこちらも美味しい。てびちそばは器からしてとっても大きくて、中味も器どおりに沢山入っているようだ。本ソーキも美味しいなあ。半分くらい食べ進んだところでフーチバを投入。すると余計食欲が増して一気に食べてしまった。鰹出汁と豚骨出汁を飲み比べたが、最近食べているそばは殆ど鰹系なので、豚骨が少し臭く感じてしまった。が、しつこいという感じはなく、丁寧に灰汁と油を抜いているのがよく分かる。全部食べ終わったところで島ぜんざいを注文。こちらも黒糖を使った雪の様なぜんざいで美味しかった。全体的に他店と比べて秀でた特徴はないけど、仕込みをキッチリやっているなというのが分かる。てんぷすとは沖縄の言葉でヘソの意味。

てんぷす                                               浦添市前田1531-8                                        090-7585-7218

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2006年10月21日 (土)

宜保食堂

評価 6点 

入店日時 平成18年10月17日(火)午後10時半頃 過去入店回数 なし

サザンプレックスで「ワールドトレードセンター」を見た後、食事をしたかったので以前見かけて気になっていたこの店に来た。23時までなのでギリギリだった。作り置きの惣菜が整然と並べられていて、好きなものを好きなだけ取っていくシステム。昔東京の月島に勤務していたときがあったが、あの周辺ではこのタイプの店が多かった。タクシードライバーがこぞっていく店。「月一」とか。懐かしいなあ。でもあの当時の経験から知っているのだが、少ないポーションの料理が種類いっぱいあるから得てして取りすぎて、結局結構高くなってしまうのだ。まあこの日は時間も遅かったので、セーブしながらイカフライ、なす味噌炒め、ととろ玉子を取り、後はご飯と味噌汁だ。ご飯は大中小どれも値段は同じ。2人で1400円くらいだったから、まあ値段的にも量的にも普通かな。店内は閉店間際だったから客はまばらだったが、昼なんてもの珍しくて結構混むんじゃないかな。沖縄にはこのシステムは社員食堂とか学食くらいしかないだろうし。料理は冷めてるからチンしないといけないんだけど、待つ時間とかないし、個人的にはこのシステムは結構好きだな。まあ時間もお金もないときに、だったらだけど。ただ、沖縄料理が全くないのが残念。チャンプルーとかあったらもっと頻繁に行きたいのに。おかずの味はいたって普通。ご飯と味噌汁は美味しい。大阪のフードチェーンがやってるんだと思うけど、もっとリサーチしないと上手くいかないだろうなあ。何か一つでも看板料理を開発したらいいと思う。でも沖縄の食堂は早く閉まってしまうし、独身の社会人には便利だな。

「ワールドトレードセンター」は、いかにもアメリカ映画なんだけど、久しぶりにいい映画を見た気がした。あの事件は皆目の当たりにしてるわけだし、実話だから思いっきり入り込みました。「みんなー、ニューヨークに行きたくないかーい!」

宜保食堂                                               豊見城市宜保302                                         098-890-4885

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2006年10月17日 (火)

串串

評価 7

入店日時 平成18年10月13日(金)午後11時頃 過去入店回数 なし

給料日後でここは久茂地からか大人の客が多い。炭焼炉端を謳っているが、まあメニュー豊富な串焼き屋だろう。決して炉端焼きではない。運よく1席だけ空いていたので、そこに座り、既に1軒目で飲んでほろ酔いになっていたが、さらにビールを呷る。メニューを見ると串焼き以外も豊富だ。店内は我々が入って満員だから、ロケーションの良さも手伝って、かなりな人気店なのだろう。この周辺にはよく来ているし、店があるのは知っていたが、ドアを開けることは何故かなかった。六角つくね、うずらベーコン、焼きなす、もずく酢、高菜、セーイカ刺身、シーザーサラダを注文する。料理はまあどれも美味しかったが、「六角つくね」が何故か四角だった。店の雰囲気はいいし、接客もソツない。が、まあどこにでもある少しお洒落な焼き鳥屋というところだろう。4人くらいで来るとより楽しいと思う。広島の酒、「秋櫻」を激しく飲みながら1週間の疲れを癒す。

炭焼炉端 串串                                           那覇市久茂地2-1-15                                       098-864-2663

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2006年10月16日 (月)

大学食堂

評価 7

入店日時 平成18年10月15日(日)午後14時頃 過去入店回数 なし

「沖縄そば博物館」に初めて行った。ここはその中にある8店のそば屋のうちの1店。説明にはこうある。「昭和31年創業、首里城近くの琉球大学そばにあったすば屋です。当時、学生達はもちろん、老若男女に親しまれた味を、創業主の孫たちによって再現しました。地産地消をテーマに、地元の食材をふんだんに使ったすばを是非お楽しみ下さい。」 ということはここは支店ではなく、本店ということだろう。他のそば屋は、御殿山、うるくそば、歓会門、我部祖河食堂など有名店の他、「すば屋 川」やこの大学食堂のようにここが初出店という店もある。食べたい店の食べたいそばを選んで食券を買う。そばはざっと見て550円から880円までのレンジで量は普通。おいおい、博物館なのにこれじゃあ1杯しか食えないじゃん。店内を見渡すと学園祭の屋台村風情だ。これじゃあいつでも撤退出来るなあ。本腰入れてやってないのが良く分かる。ともあれメニューを見ながらどの店にしよう、どのそばにしようと選ぶのは楽しい。結局「大学食堂」の「沖縄カリーそば」を選ぶ。二日酔いの次の日はどうしてもカレーかそばが食べたくなる。「沖縄カリーそば」はその二つの欲求を一度に満たしてくれる。程なくして運ばれて来たそばはまさに「カレーそば」。ゆで卵半分とチャーシューが3枚載っている。早速出汁を啜る。うん旨い。沖縄そばの出汁にカレー粉を混ぜているのだろうが、いわゆる「カレーうどん」などの出汁より随分あっさりしている。麺は細平麺。あれ、この出汁とこの麺。どこかで食べたことのある味。そうだ、「カップヌードル」の「カレー味」に似てる。麺が少し柔らかめなのも、間を置き過ぎたカップヌードルに似ていて悲しい。この日は入り口で偶然元同僚夫婦と会ったので、4人(+赤ちゃん)で席に座ったのだが、注文した店によっては随分待たされるようだ。「麺そーれ」は10分くらい掛かっていた。出汁を最後まで飲み干すと、汗がどっと噴き出してきた。やっぱり二日酔いの次の日は、カレーそばだ。周りを改めて見渡すと、子供連れが多い。観光客より地元客の方が多いのだろう。1人でも気軽に食べれる雰囲気はいい。近くに来たらまた他のそばも試してみたい。それにしても、「博物館」と銘打っているからには、もう少し工夫が欲しい。これで博物館とは恐れいる。

大学食堂 (沖縄そば博物館内)                                           那覇市牧志2-2-6 ゼファー那覇タワービル2F                       098-869-4376

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2006年10月15日 (日)

亀かめそば

評価 8

入店日時 平成18年10月14日(土)午後1時半頃 過去入店回数 なし

この有名店に今まで来たことがなかった理由は、いつも来た時間には売り切れになっていたという理由だけだ。22時半閉店とは謳ってはいるが、その時間まで開いていたことを見たことがない。沖縄そば350円。フーチバそば350円。驚愕の値段。で美味しくなければ驚くこともないのだが、美味しいので2度ビックリだ。麺はここを経営する「亀濱製麺所」の細麺。ここの麺は美味しいそば屋ではよく使われているのだが、コシがあって美味しい。この店は「亀濱製麺所」のアンテナショップというところか。店内は地元客やガイドブックを持った観光客で満員。だが回転が速いのですぐ座れる。美味しいのは麺だけではない。少し麺が茹で過ぎだったので、余計出汁の美味しさが際立った。フーチバがたっぷり入ったフーチバそばに大き目の3枚肉が2枚。かまぼこ1枚。350円だからってケチケチしていない。ここ以外の店だったら550円でも文句はない。ああ美味しい。豚骨ベースで少し塩味が強い出汁。麺との愛称もバッチリ。何だか面白い店の作りだが、それもまた楽しい。何だか得した気分で店を出た。それにしても来るのがあまりにも遅すぎた...秋。

亀かめそば                                                                                                   那覇市西2-21-16                                                                                       098-869-5253

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2006年10月 6日 (金)

通堂

評価 7

入店日時 平成18年10月3日(火)午後7時頃  過去入店回数 2回

カップラーメンや新横浜のらーめん博物館にも出店したことのある沖縄の超有名店。「通堂」とは那覇フェリーターミナルがある地名なんだけど、店は何故か小録にある。居酒屋「りょう次」や「わたんじ」と同系列。後で聞いた話だが、戦前栄えた港町「通堂町」をイメージした店の作りらしい。沖縄そば全盛の中で、根強いファンを持つ名店である。ここではらーめんを「琉球新麺」と名づけてご当地感を演出しているようだ。他にも県内に2店展開している。店に入ってまず食券を買う。つけ麺や辛みそ味もあるが、基本はこってり「おとこ味」とあっさり「おんな味」の2種類だ。彼女は「おとこ味」、自分は「おんな味」を選ぶ。それと餃子だ。カウンター席につくと、目の前で餃子を焼いている。餃子は新入りの仕事なのか、イマイチ焼く手付きが危なっかしい。各席にはピリ辛もやしと大根の酢漬けが2種類口直しとして用意されている。お腹が減っていると、ラーメンが来る前にこれをかなりの量食べてしまう。が、こういうのが食べ放題というのは嬉しい。程なくして餃子とラーメンが同時に運ばれてきた。「おとこ味」は白濁豚骨系で、「おんな味」は鶏がら透明系のようだ。スープを啜ってみる。うん、美味しい。あっさりではあるが、しっかりとした味付けで、まさに「おんな味」という名の通り舌に優しい。後味もスッキリ。「油少な目」にしてもらったので、余分な油も浮いていない。麺は細麺で茹で加減は「固め」にして貰った。「おとこ味」だと「バリ固」まであるのだが、「おんな味」にはそれがない。何でだろう。同じ麺ではないのかな。それはそうと、麺とスープがよく絡んで美味しい。さすが「一風堂」がプロデュースしただけのことはある。もっとも以前「一風堂」を食べたときはそれほど美味しいとは思わなかったのだが。チャーシューや煮卵もちゃんと仕事がされていて美味しい。きくらげかと思ったら代わりに細切り昆布が入っていた。この辺は沖縄らしい。さらにつまみの「ピリ辛もやし」と胡麻を投入し、あっという間に食べてしまった。店内には随分従業員がいる。相当儲かっているようだ。餃子は不味くはないが、いたって普通。沖縄でらーめんを食べる人は、沖縄そばに比べれば圧倒的に少ないけれど、らーめん店も少ないから商売としては十分成り立っていけるのだろう。ま、沖縄じゃなかったらいたって普通の店なのだが...。

通堂町にはかつて鉄道が通っていたと言う。旭橋にある今のバスターミナルが与那原線、糸満線、嘉手納線の起点だったらしいが、旭橋から通堂町まで貨物線が敷かれていたらしい。今となってはその跡形もなく、それを証明する資料も少ないが、戦争によって失われたことだけは我々の記憶に留めておきたい。

通堂                                                  那覇市金城5-4-6                                         098-857-5577

金子賢

横浜ラーメン博物館で知名度をあげた!沖縄のやさしいとんこつらぁめん『通堂』

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2006年10月 4日 (水)

御殿山

評価 5

入店日時 平成18年10月1日(日)午前11時半 過去入店回数 なし

ガジュマルの木灰をつなぎに使った先駆的名店。木灰そばの元祖と言ってもいいかも知れない。場所がまたいい。石嶺町の高台にぽっつりと建つ古い沖縄家屋。これを見るだけでもここに訪れる価値があるかも知れない。そういう意味では観光地と言ってもいいだろう。開店が11時半なのに、もう店内は半分以上埋まっている。泊めてあった車は「わ」ナンバーが多かったから、朝の早い観光客が大勢来ているということだろう。それにしても古い建物だ。心なしか傾いてさえいる気がする。そばは(大)か(中)の2種類しかない。ソーキそばもないのだ。店の自信が窺い知れる。店は高校生だろうか、アルバイトが3人、あまり動きがいいとは言えないが、一生懸命注文を聞いたりそばを運んだりしている。が、目の前の仕事が終わるとボーっとしてしまう。注文を取りに来てくれないので、自分から注文しに行った。アルバイトに店をまかせっきりにしてしまう店主。こういう店は大体ダメな店である。案の定、そばは美味しくなかった。いや、最近マズいそばを食べるのが困難なほど沖縄そば全体としてそのレベルが格段に向上して来ている中で、こんな老舗でこんなマズいそばを食べさせられるとは思わなかった。麺はいい。少しポソポソしているが、固めの細麺で好きな麺だ。が、灰汁を使えば美味しいのかと言えば、決してそうではないことがよく分かった。出汁は全然ダメ。香りが全くないし、薄い塩水かと思うほどだ。肉は三枚肉と赤肉が1枚ずつ載っている。これもダメだった。3枚肉は脂が抜けていないし、赤肉はポソポソで美味しくない。おまけに出汁に3枚肉の油が浮いてしまっている。昨日「安珍」に行ったことも余計マズさを助長する要因になってしまったのかも知れない。彼女は全部食べられずに残してしまっている。何とか全部平らげ、釈然としない面持ちで店内を見渡してみると、「ん?」 "10月1日沖縄そば博物館オープン"の張り紙が。どうやらこの日三越の隣に長い間空きビルになっていた"コムディ"に"沖縄そば博物館"が開店するらしい。ここ御殿山も出店するのだ。他にも有名店が6店、展開している。が、衰退していく国際通りへの観光客呼び戻しの打開策として、鳴り物入れで開店するわりには顔ぶれがいささか寂しい。これで成功するのかな。甚だ危なっかしい。これしきの施設で国際通りに人を集められると真剣に考えているのであろうか。まさかとは思うが、いい加減修学旅行生から少ない小遣いを取り上げるだけのセコい商売を見直す時期だと思う。どこも一様に「沖縄で一番安い店」の張り紙を掲げ、同じお菓子を売っているだけじゃ衰退はしなくても発展はしないでしょうが。それよりもお店の個性を出すための知恵をなぜ考えないのかな。もっと客に来て欲しいんだったら団体バス用の駐車場だって必要でしょう。歩道だって広げなくちゃならないし、変な客引きもやめた方がいい。御殿山もこの日の出店にこぎつける為に、相当忙しかったのだろう。だから本店が片手落ちになってしまったのだと思いたい。が、片手落ちになるくらいだったら出店する資格はない。260円の恐ろしく小さいぜんざいを食べながら「奇跡の1マイル」の将来を憂う。

御殿山                                                 那覇市首里石嶺町1-121-2                                                                          098-885-5498

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2006年10月 3日 (火)

安珍

評価 8

入店日時 平成18年9月30日(土)午後1時半頃 過去入店回数 なし

気持ちが張り詰めている時や、時間に余裕がなかった週の週末に、この店に行って欲しい。ここでそばを食べるだけで、気持ちにゆとりが出てノンビリとした気持ちになるだろう。「癒し」ってこういうことなんだなあ、って思う。与那原小学校の裏手に、まさに民家で営業している。店の入り口は紛れもなく「玄関」だ。「ごめんくださーい」と言いたくなる。「いらっしゃいませ」という声にホッとして「部屋」に入ると、まさにおばあちゃんの家に遊びに来たような錯覚にとらわれる。広ーく立派な家だ。緑豊かな庭が見える座敷に座ると爽やかな秋の風が吹き抜けてゆく。今日は久しぶりに暑い日なのだが、ここでは扇風機やクーラーは必要ない。「安珍そば」と「てびちそば」を注文して店内をゆっくり見渡す。大きな仏壇が中央にある。大きなテーブルが2つあり、カウンター席もある。いずれも民家を少し改造したがけなので、リビングと言った方がしっくりときそうだ。とても掃除が行き届いていて綺麗だ。品のいい夫婦が2人でやっているらしい。与那原は戦前は交易地として相当賑わい栄え、鉄道も通っていたらしいが、今はその面影は感じられない。周りの町村が南城市として合併した後は、本島で一番小さな自治体になってしまった。それにしても静かだ。こんな家に住んでみたいなあ。奥の厨房では旦那さんがいそいそとそばを作っている。他に客はいない。ほどなくして湯気を上げて2種類のそばが運ばれてきた。「安珍そば」。とんかつに出来るような豚ロース肉が2枚、卵焼きと共に鎮座している。旨そうだ。そばは明らかに手打ちとわかる、太く縮れて真っ白い麺だ。出汁は少しだけ白濁していているが、油は全く浮いていない。啜ってみる。鰹より豚骨が少しだけ出張しているが、塩気とのバランスがすごくいいので美味しい。すごく上品な味だ。麺がまたいい。モチモチで力強い弾力がある本格的な手打ち麺。この麺はスゴいぞ。ガジュマルの木を燃やした灰汁をつなぎに使っているらしい。しかもよくあるのは茹でたのを油をまぶして冷ましたものを、注文を受けて再度湯がいて暖めなおすのだが、ここのは茹で上げらしい。どうりてコシがあるわけである。そして安珍そばに鎮座するロース肉。う、うまい。柔らかくホロホロに口の中でほどける。厚みがあるので、味も染み出してくるようだ。卵焼きも香ばしくてそばによく合う。全てに丁寧な仕事が施されているのは1度食べれば分かる。彼女はてびちと格闘しているが、そちらもかなり美味しいらしい。美味しいを連発している。それにしてもこんな落ち着いた雰囲気の中で初秋の風に吹かれて食べるそばというのは、何て贅沢なんだろう。そばは昔風で文句なく美味しい。店の雰囲気も最高とくれば言うことはない。また来るのみである。

安珍                                                  島尻郡与那原町与那原1761                                  098-945-1913   山田優国仲涼子ちゅら海水族館ダイビング涙そうそう              

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2006年10月 2日 (月)

Cafe&Bar Waioli

評価 7

入店日時 平成18年9月29日(金)午後10時半頃 過去入店回数 なし

店名通りハワイアンテイスト溢れる店。店内は手作りっぽいけど、遊び心が感じられ、とても楽しい気分になる。まさにハワイの気分だ。メニューを見ても、料理は徹底してハワイアン。ドリンクはカクテル中心で、泡盛を使ったものに力を入れているようだ。店内は結構客が入っていて、厨房も忙しそう。10分くらい待って、ようやく注文を取りに来てくれた。この日の2軒目だったが、コナビールを注文する。料理は「パパイヤスティック春巻き」と「サーモンとイカと海老のカラフルロミロミ」がおいしそうだったので頼んでみる。それにしても厨房に男性が2人で一生懸命料理やカクテルを作っているんだけど、何せフロアの方まで気が回らないらしく、追加の注文を取ってくれない。まあハワイなんだから、客にもノンビリ待っていろということなんだろうけど、ハワイにはしっかりしたサービスをする店も多いけどなあ。料理は結構美味しいけど、なんせ注文を取りに来てくれないので、2杯目にブルドックを飲んで早々に引き上げることにする。会計2500円。や、安い。確かコナビールだけで700円だったような。店に出てから計算してみる。                                              

コナビール                  700円                                           ジンバック          600円 x 2  1200円                                   ブルドック                   600円                                           パパイヤスティック春巻き          530円                                 サーモンとイカと海老のカラフルロミロミ 780円

計                       3810円 えっ? 

おいおい間違ってるじゃん。それとも待たせたお詫びに割引されているのであろうか。この後、なぜか急速に早歩きになりながら、夜の闇に消えていったのだった。

Hawaiian Style Cafe&Bar Waioli (ワイオリ)                                那覇市前島2-7-13                                            098-863-9316

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木精夢者

評価 8

入店日時 平成18年9月29日(金)午後8時半頃 過去入店回数 なし

これでキジムナーと読ませるらしい。泊港に程近い路地裏にひっそりと営業している。ビルの2階にあるのだが、初めてだと中が全く見えないドアを開けるのに結構ビビる。が、場所柄か観光客も結構来るらしく排他的なところは全くない。逆に一度店に入ってしまえば、ひんやりとした空間が心地よくなるはずだ。店内は結構古いようだが、どっしりとしている。きちんと手入れされているようなので、ビルの外観と比較するとだいぶ綺麗だ。料理は典型的な沖縄家庭料理なんだけど、これがとっても美味い。この日はソーミンチャンプルー、島タコの刺身、スルルの唐揚、牛サガリのタタキを食べたが、どれも丁寧に料理してあって、そして外れがない。特に牛サガリのタタキとソーミンチャンプルーは絶品であった。いずれは全てのメニューを試してみたい。どっしりとした店内え、料理の美味しさ、雰囲気どれをとっても一流の居酒屋だと思う。酒は泡盛とビールしかなかったはずだが、それで十分だろう。生ビールを1杯飲んだ後、咲元古酒8年をカラカラで飲む。泡盛も1合500円か600円だったからかなり安いと言えよう。泡盛を1合だけで切り上げ、会計をする。丁度5000円だった。メニューを見た限りでは、料理の値段はどれもかなり安かったはずだが、会計してみると思った値段より1000円くらい高かった。キジムナーのいたずらだろうか。

キジムナー 沖縄及び周辺の諸島で伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊。沖縄県国頭郡大宜味村の喜如嘉(きじむか)が伝承の発祥の地と言われ、その地名を取って「きじむなー」の名で呼ばれるこれことが多いが、沖縄本島でも地域によってこの類の精霊を全く別の呼称で呼ぶことも多い。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

木精夢者                                               那覇市泊2-3-1                                           098-861-5383

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