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2006年8月12日 (土)

そう゛ぁーじゅ

評価 9

入店日時 平成18年8月10日(木)午後8時半頃 過去入店回数 1回

そう゛ぁーじゅ。パソコンだと非常に困る。もうちょっとパリな、或いはストレートにソヴァージュ、と出来なかったのであろうか。これじゃ行きたい人が名前から検索しようと思っても一発で出てこないではないか。この日は特別な日だったので、予め予約しておいた。前回ランチに訪れた時に、思いのほか美味しかったので、ディナーに来たいと思っていたのだ。入店すると、前回のランチもそうだったのだが、他に客はなかった。後からも入ってこなかった。よくやっていけるな、って思う。だってフレンチって食材は豊富に用意しなければならないし、突然訪れる客のために、仕込だってしておかなければならない。で、結局「本日の客ゼロ」ということもあろう。でも仕入れはしておかなきゃならない。大変だと思う。この店も含めて沖縄にもフレンチのいい店は多いのに、これじゃあ育っていかないよなあ。でも頑張って欲しい。ディナーはアラカルトもあるが、コースがいいと思う。3675円か5250円。違いは肉か魚のどちらかを選ぶかか、肉と魚の両方かである。前菜やスープの食材も若干違うようだ。我々はよく飲むから、3675円で十分だった。よく食べる人も、ここはデザートも豊富だし美味しいので、3675円で十分だと思う。ワインは銘柄は忘れてしまったが、スプマンテのロゼを選んだ。アミューズはアグー豚頭のゼリー寄せ。う、うめい。あぐーの濃厚な香りがワインを呼ぶ。繊細な中にも力があって、前菜として申し分ない。次は、いわしマリネのマンゴーソース。う、うっまい。すごくうまい。もちろん本物のマンゴーからソースを作っていて、その証にマンゴーそのものの切り身も載っている。ああこれは県産マンゴーだ。よく冷えたスプマンテにピッタリ。いわしとマンゴー。合うのかと思ってしまうが、見事に調和してホントに美味しい。そういえば、沖縄ではマンゴーの旬もそれそろ終りに近づいている。今年最後のマンゴーになるのであろうか。次は甲殻類のスープ。名前を聞くとオドロオドロしいが、ようは蟹と海老の殻で出汁を取ったスープだ。こ、これは...。こ、これは...。う、うまい!えーっ、おいしいよー。多分2人とも、3分以内で食べたと思う。厨房が次の料理を慌てて作っている。それにしても、どうやったら蟹と海老からこんなに濃厚な味を引き出せるのか。それでいて、生クリームはあまり使っておらず、濃厚な味の割りにこってりではない。いいバランスだと思う。ああ、これを鍋いっぱいパンと食べられたどんなにいいだろうか。やはりここのシェフの腕は確かだ。あと給仕するスタッフが上品で背筋の通ったオバ、女性なんだけど、少し硬くてこちらも緊張する。シェフとのオーダーのやり取りもフランス語なのだ。うーん。何もフランス語で、とも思うのだが、パリっぽい雰囲気を醸しだろうとしているのか。でもこの客と距離をおいた接客というのは嫌いではない。ま、距離を置いているのは我々の方かも知れないが。最後に牛ヒレのステーキが出てきた。な、何だこの柔らかさは。ちょっとこんな食感は初めてだぞ。付け合わせも何もかもうまい。よくこの値段でこんなのが出せるなあ。デザートは10種類以上移動テーブルの上にプレゼンテーションされ、1つ1つ説明されていく。コースじゃなかったら間違いなくスイーツなんて頼まないけど、ここのはどれも甘さが抑えられていて2個しっかり食べてしまう。そしてここのコーヒーが、これまた何故か美味しいのだ。思わずおかわりをした。それにしても、どうして客が入らないのか分からない。沖縄の中の本物のビストロだと思う。このブログを見た人が、こぞって出かけるのを願う反面、自分だけの取っておきにもしておきたい。

ビストロ そう゛ぁーじゅ                                       那覇市泊2-9-7                                          098-863-3731

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