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2006年7月31日 (月)

新山食堂

評価 7

入店日時 平成18年7月29日(土) 過去入店回数 なし

名護の入り組んだ住宅街のど真ん中にその老舗はある。駐車場に車を止めた時、店内から「2名ね」の声が聞こえた。この段階でそばをゆで始めたのだろうか。もうそろそろ正午になろうという時間だったが、店内に入ると他に客は1人だけだった。沖縄の休日の昼は遅い。2人で三枚肉そばとてびちそばを頼む。頼むと言ってもここは食券だ。メニューは他にも野菜そばやフーチバそば、ソーキそばなど沢山ある。注文したそばは5分ほどで運ばれて来た。彼女が頼んだてびちそばは、てびちが飴色に艶やかに光っている。早速頬張りながら、美味しい美味しいを繰り返している。こちらは三枚肉そばだ。肉の他に昆布と厚揚げが載っている。昆布がそばに入っているのは名護の特徴だろうか。出汁をすする。うーむ、うまい。今日も例によって二日酔いだったから、出汁がよけいに体に染み渡る。あっさりしているのに、ずいぶんコクがある。塩気もちょうどいい。そばをすす...なんだこりゃあ! きし麺じゃねえか。きし...ん、きし麺っぽいけど違う。太さや平べったさは、明らかにきし麺のそれなんだけど、味が違う。ちゃんと沖縄そばの味だ。うん、この出汁にはこの幅広の平麺がよく合う。ちゃんと美味しいぞー。三枚肉は厚みがあり、少し固めだけど噛むとジュワっと肉汁が湧き出す。平麺はあまり好きではないんだけど、ここのはまさに麺を食べるといった感じで、出汁ごとワシワシ食べる。気がついたらあっという間に3分の1になってた。ここでコーレーグースーと紅生姜を投入。ちょっとアクセントをつけて食べ続ける。うんまいよー。あっと言う間に間食。彼女もてびちをしゃぶり、麺を食べ食べで忙しそうだ。彼女に言わせると、ここのてびちは絶品らしい。ちょっとつまませて貰っただけだが、トロトロで確かに美味しい。ふと店内を見渡すと、壁にぎっしり色紙が飾ってある。懐かしいカタチのジュースの自動販売機がある。でも70年以上の歴史は店内からではなく、味が語っている。昨日今日に完成したわけではない、古くから伝わる味。これを多くの人が美味しいと感じるわけだから、人の味覚も70年前とさほど変わっていないのだろう。世の中変わったと人はいうけれど、変わらないものもまだまだ沢山ある。

外に出ると一気に汗が吹き出てきた。それでもやっぱり沖縄の夏には、アチコーコーのそばが合う。

新山食堂                                               名護市大東1-9-2                                          098-053-3354

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