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2006年7月24日 (月)

宮里そば

評価 7

入店日時 平成18年7月22日(土)午後12時頃 過去入店回数 なし

この日は宜野座でマンゴーを買って、古宇利島に遊びに行く。朝から軽い二日酔いで何も食べていなかったので、名護でそばを食べることにする。深酒した後のそばは格別うまいんだよなー。既に名護市内に入っていたので、一番近くにあった宮里そばに入った。何だか外国の田舎町にあるような、いい意味でさびれた店だ。が、中はさびれていない。ちょうど正午ということもあるが、広い店内はほぼ満員御礼だ。食券を買ってちょうど空いた席に座る。この間にも客が次から次へと入ってくる。すんごい人気店なんだなあ。地元の客から観光客まで客層も様々だ。周りのテーブルを見回すと、ちょうどこの時間に客が集中して入ってきたからか、どのテーブルにもそばがない。まだ皆待っているのだ。厨房の方を見ると、ものすごいペースでそばをアップしている。が、フロアにはすごくバッチリメークしたおばー(A)が1人しかいないので、そばは出来てても運ぶのが追いついていないのだ。思わず手伝いたくなったが、じっと我慢する。しばらくすると、フロアにもう1人のおばー(B)が現れた。っていうかもっと早く出てこいよー。この忙しいのに昼飯食ってる場合じゃねーよー。厨房の中は4人くらいいるのに、フロアが1人じゃ廻るわけないでしょう。が、急に出てきたおばーは直ぐには波に乗れず、非常に動きが鈍い。座敷席に10人くらいの団体が3組いるのに、まだそちらにもそばが行き渡っていない。す、すると、何を思ったのか、おばー(A)が急にフロア隅にあるシンクでコップを洗い始めた。「現場放棄」だ。ここは水やお茶はセルフなのだが、そのセルフ用のコップはまだ沢山ある。おいおい、コップ洗ってる場合じゃねーよー。カウンターに湯気上げたそばが沢山溜まっちゃってるジャン。なのに、何故今コップを洗うの! と半ばキレつつも状況を冷静に観察すると、そこにはおばー(A)とおばー(B)の静かな抗争が繰り広げられていたのだ。想像するに、状況はこうだ。

おばー(A) 「このクソ忙しいのに、おばー(B)ったら先に昼ごはんを食べちゃって。私に『先に行くねー』、の一言もありゃしない。まったく忙しいわねー。プンプン。」

おばー(B) 「ありゃりゃ、昼食終わってみたらこの有様だよ。テーブルは空いてても、器が下げられてないから客が座れないじゃないさー。たくっ、トロイんだよー、おばー(A)は、動くのがー。」

おばー(A) 「だったら、あんたがやってみればいいじゃないのさー。自分の方がトロいのに、何を生意気なこと言ってるのさ。わたしゃ、ここでコップ洗ってるから、あんたが1人でやってみればいいさー。」 

おばー(B) 「何さー、化粧が濃すぎるのよ、あんたはー。わたしゃ、マイペースでやらせてもらうよ。そばだってか弱い私には1つずつしか運べないのよ。はーっ、でーじー忙しいー忙しい。」

まあ大体こんな感じであろう。そんなことを考えていると、ようやく「三枚肉そば」と「そば(小)」が運ばれてきた。そばには昆布がトッピングされてる。三枚肉は甘辛いたれで煮込んだのだろう、ツヤツヤいい色に光っている。まず出汁を啜る。う、うまい。鰹と豚がいいバランスだぞー。あっさりしていて、ほんのり甘口で後を引くなあ。まさにはらわたに染み込む感じだ。実際染み込んでいるのだろう。麺は中細麺で硬すぎも柔らかすぎもしない。ちょうどいいなあ。出汁もしっかり絡むし。三枚肉もしっかり味がついてて美味しいぞー。昆布がのっているのがまた沖縄らしい。食べ進むうちにそばが少なくなっていくのが、悲しいくらいだ。ここのそばは誰が食べても美味しい、って思うだろうなあ。店の雰囲気もおばー同士の静かな抗争も、ここのそばの味付けになっている。本当に沖縄らしいお店である。今度はここの「スパゲッティ」を食べてみよう。

店を出るとすっかり二日酔いから醒めていた。ウコンも利くが、そばの出汁も二日酔いにはいいはず。さあ、これから古宇利島にうに丼を食べに行こう。

宮里そば                                               名護市宮里1-27-2                                        098-054-1444

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