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2006年7月 3日 (月)

レストラン波路

評価 7

入店日時 平成18年7月2日午後7時半頃  過去入店回数 なし

少し店名がサムいが、レストランというよりれっきとした居酒屋だと思う。となりに同名のスナックもある。店の看板から「レストラン」の文字を消し、代わりに「居酒屋野郎」とか「久米島料理の店」とかにしたら、随分貫禄が出ると思うのだが、まあ大きなお世話だろう。OTSレンタカーで貰った島内ガイドを見て、「何か良さそう」いう直感で予約しておいたのだ。店内は小上がり席とカウンター席があったが、きちり作務衣を着た板前兼店主のまん前から若干ずれたカウンター席で、まずオリオン生で喉を潤す。

この日はイーフビーチで泳ぐはずだったが、イーフビーチはすんごく遠浅の浜で、シュノーケルどころか、こんなん泳げるかよーってくらい浅い。行けども行けども浅いのだ。見てる分にはいいけど、海の中は土が堆積してて綺麗ではない。聞いた話だが、「石垣牛」のブランド化に触発され、久米島でも「久米牛」を起こそうと、さとうきび畑を潰して牧場を広げていった結果、島内の赤土が海に流れ出て、綺麗な海や珊瑚を失っているらしい。うーむ。久米島は、「楽天イーグルス」のキャンプ地に選ばれたお陰で、それで町おこしをしようというのか、島内あちこちに「楽天」の文字が目につく。「楽天そば」なんて店もあった。うーん、じゃあもっと「楽天」に頑張って貰わないと、今の「楽天」の成績じゃあ、共倒れになっちゃいますよ。町おこしや村おこしも大事だと思うけど、「興す」ことよりも、「守る」ことにどうして目を向けないのかな。「楽天」以外に誰が使うのか、デッカイ野球場や屋内練習場作ったり、滅多に車も通らないのに、陸橋作ったり、役人の浅はか考えで、補助金を無駄に使った建設はいい加減に止めたらどうなのだろうか。久米島に来る人は何を求めてくるのか、もう1度考えて欲しい。このままじゃ観光客は減るばかりだ。遥か眼下にさとうきび畑を見渡せる宇江城岳からそんなことを考える。

話は波路に戻る。で、結局泳げなかったから、あまり腹が減ってないわけで、刺身の盛り合わせ(500円、700円、1000円の3種類!)、夜光貝の刺身、久米島地鶏の刺身、車えび刺身というように、地物の刺身中心に注文する。腹が減ってない割には、刺身と言えども注文する量が多い。刺身の盛り合わせにレバーみたいなものがある。何かと聞くと、まぐろの心臓だって。食べると貝に似た味がする。珍味だ。おいしい。車えびは沖縄本島同様、ここでも結構盛んで、国内の10%を生産しているそうだ。ああプリプリで旨い。で、特に旨かったのは、夜光貝の刺身と久米島地鶏の刺身。味もさることながら、普通貝の刺身なんていうと、「へ、これだけ?」という量なのだが、ここは違う。しっかり夜光貝の何たるかを思い知るほどの量なのだ。アワビに似て、コリコリした歯ごたえと、濃厚な海の香りが口いっぱいに広がる。ああ。久米地鶏は沖縄本島でも食べたことはあるが、ここのはホントに新鮮で瑞々しく、お土産に買って帰りたいほどだった。至福のひと時である。この店はメニューも豊富で、しかもどれも島の素材を使っているからすごく新鮮なのだ。どれも美味しいし。泡盛は「久米仙」ではなく、島内のもう一つの蔵元「米島酒造」が作る「久米島」。これは久米仙よりもかなり飲みやすいので、泡盛が苦手な人にもお勧めしたい。

島の時間の流れは限りなくゆるく、追加で頼んだサクナ(長命草)のツナマヨ和えと、カボチャとイカの炒め物を肴に夜はさらに更けていく。

店を出ると、見上げる星は無数に輝いていた。

レストラン波路                                            久米島町謝名堂548-32                                     098-985-7046

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