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2006年7月

2006年7月31日 (月)

歓会門

評価 6

入店日時 平成18年7月30日(日)午後13時半頃 過去入店回数 なし

那覇市のはずれ、殆ど浦添市に近い住宅街にある変わった建物。とてもそば屋とは思えぬ立派な店だ。店内に入ってまた驚いた。厨房がでかい。まるでキッチンスタジアムだ。そば屋でこれだけ広い厨房が必要なのだろうか。フロアはテーブル席が4席と、小上がりが数席ある。天井が高くて、全体的にすごく広々とした店だ。小上がりに座ると、食券を先に買ってくれと言われる。入り口にあるのを見落としたらしい。この食券機を使うそば屋も増えてきている。どうせだったら高松のセルフの讃岐うどん店のように、出汁やトッピングも全部セルフの店があってもおもしろいのになあ。葱も自分で切ったりして。それはそうと、そばの種類が豊富で迷ったが、結局歓会そばにする。いわゆる普通の沖縄そばだ。彼女は軟骨(ソーキ)そばを頼む。ここは沖縄市の名店、「しまぶく」のお孫さんがやっていて、麺は木灰を使った手打ち麺らしい。その味に期待がもてる。それにしても最近そば屋が激増している。全国的な沖縄そばブームというが、単なるブームではなく、どの店もレベルが格段に向上しているのだ。新しい店でもあっという間に人気店になることも珍しくない。沖縄そばで一旗上げようと内地から沖縄に移り住んでくる人も多いらしい。まさに沖縄そばラッシュだ。そばジョーグーにとっては嬉しいばかりである。店の裏手にあるテニスコートで、サーブの練習をしている高校生をぼんやり眺めながら、そんなことを考えていると、そばが運ばれてきた。7~8分というところか。少し遅い。その味は...。結論から言おう。味を忘れてしまったのだ。まだ30時間くらいしか経過していないが、その味を思い出せないのだ。バカバカ。美味しくはあった。でも印象が薄いのだ。記憶に全く残らない。麺は木灰がつなぎだったはずだが、弾力があってもコシがない。出汁も美味しかったが何だかぼやけている。決して不味くはない。美味しい。が、舌に記憶が残らないのはどうしでだろうか。自分でも良く分からない。最近自分の舌の沖縄そばに対する評価が厳しくなっていることは確かだろう。もう一度、自分の中で採点の基準をしっかり持たなければならないのかも知れない。美味しければそれでいいのだろうが、美味しさにも色々ある。

窓の外では燃えるような炎天下の下、まだ高校生が1人サーブの練習をしていた。

歓会門                                                 那覇市銘苅211-1                                          098-862-1712

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新山食堂

評価 7

入店日時 平成18年7月29日(土) 過去入店回数 なし

名護の入り組んだ住宅街のど真ん中にその老舗はある。駐車場に車を止めた時、店内から「2名ね」の声が聞こえた。この段階でそばをゆで始めたのだろうか。もうそろそろ正午になろうという時間だったが、店内に入ると他に客は1人だけだった。沖縄の休日の昼は遅い。2人で三枚肉そばとてびちそばを頼む。頼むと言ってもここは食券だ。メニューは他にも野菜そばやフーチバそば、ソーキそばなど沢山ある。注文したそばは5分ほどで運ばれて来た。彼女が頼んだてびちそばは、てびちが飴色に艶やかに光っている。早速頬張りながら、美味しい美味しいを繰り返している。こちらは三枚肉そばだ。肉の他に昆布と厚揚げが載っている。昆布がそばに入っているのは名護の特徴だろうか。出汁をすする。うーむ、うまい。今日も例によって二日酔いだったから、出汁がよけいに体に染み渡る。あっさりしているのに、ずいぶんコクがある。塩気もちょうどいい。そばをすす...なんだこりゃあ! きし麺じゃねえか。きし...ん、きし麺っぽいけど違う。太さや平べったさは、明らかにきし麺のそれなんだけど、味が違う。ちゃんと沖縄そばの味だ。うん、この出汁にはこの幅広の平麺がよく合う。ちゃんと美味しいぞー。三枚肉は厚みがあり、少し固めだけど噛むとジュワっと肉汁が湧き出す。平麺はあまり好きではないんだけど、ここのはまさに麺を食べるといった感じで、出汁ごとワシワシ食べる。気がついたらあっという間に3分の1になってた。ここでコーレーグースーと紅生姜を投入。ちょっとアクセントをつけて食べ続ける。うんまいよー。あっと言う間に間食。彼女もてびちをしゃぶり、麺を食べ食べで忙しそうだ。彼女に言わせると、ここのてびちは絶品らしい。ちょっとつまませて貰っただけだが、トロトロで確かに美味しい。ふと店内を見渡すと、壁にぎっしり色紙が飾ってある。懐かしいカタチのジュースの自動販売機がある。でも70年以上の歴史は店内からではなく、味が語っている。昨日今日に完成したわけではない、古くから伝わる味。これを多くの人が美味しいと感じるわけだから、人の味覚も70年前とさほど変わっていないのだろう。世の中変わったと人はいうけれど、変わらないものもまだまだ沢山ある。

外に出ると一気に汗が吹き出てきた。それでもやっぱり沖縄の夏には、アチコーコーのそばが合う。

新山食堂                                               名護市大東1-9-2                                          098-053-3354

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Bar エロス

評価 6

平成18年7月21日(金)午後10時半頃 過去入店回数 なし

悦ちゃんとならぶ桜坂のランドマーク的な存在のバーである。店名は怪しげだが、オヤジの味方的バーである。客層もオヤジが多い。何故かと言うと、かかる曲が70年代の内外懐メロオンリーなのだ。若い人にもレトロな雰囲気が新鮮で人気があると言う。店のドアを開けるとき、結構ビビるが、入ると秘密クラブのようで結構楽しい。店内は満員だったが、VIPルームが空いているというので、通して貰う。VIPルーム。これまた懐かしい響きである。嬉々としてVIPルームに入るとトタンに囲まれた物置(のような)部屋だった。折角店内が懐メロで盛り上がっているのに、これではもったいない。何だか隔離されたみたいだ。ここではやはりカウンターが特等席なのだろう。出前で頼んだ「新茶家」の餃子をつまみにソルティドッグとビールをひたすら飲む。また飲む。ホテル カルフォルニアをリクエストする。エアギターを弾く。気付いたら満席だった店内も、カウンターに2人の客を残すだけとなっていた。懐メロの続きを歌うために、この後カラオケに行ったのは言うまでもない。

Bar エロス                                              那覇市牧志3-8-32                                        098-869-2160

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あんつく

評価 7

入店日時 平成18年7月28日(金)午後8時半 過去入店回数 なし

国際通りから一銀通りに少し入ったところにひっそりと佇む沖縄料理の店である。沖縄料理と言っても琉球料理ではなく、沖縄家庭料理とでもいったらいいのか。入り口は人の家みたいで開けるときに結構ビビるが、怯まずに店内に入ると、少し暗めで天井の低い店内は、木が多く使われ落ち着いた印象だ。客は他にも結構いた。最初カウンターに座っていたが、手前のテーブル席が空いたので、勧められて席を移動した。生ビールはないというので、瓶で1本頼む。奥の厨房では2人のおばちゃんが何だがとっても静かに、しかし着実に料理を作っている。そこには「宮里そば」で見たような静かな抗争が行われている様子もなく、とても仲良く見える。姉妹なのだろうか。ほのぼのした雰囲気だ。接客はその息子(?)らしきイカつい男性が1人でこなしている。無愛想だが、不快な印象はなく、ただ無口なだけのようだ。料理は、あんつく特製炒め(レバニラ炒め)、スルル(きびなご)の刺身、豆腐蓉、スーチカー、ゴーヤンブシー、ソーミンチャンプルー、を食べた。1品ごとの量が多くないので、種類は沢山食べられる。他の店ではチャンプルーは量が多いので、つまみとして頼むと他に何も食べれなくなってしまうので、酒飲みには嬉しい。料理はどれもしみじみ美味しい。とっても丁寧に作られているし、味付けも自分の口にすごく合う。ここは内地からのゲストを連れてきたら喜ぶだろうなあ。器も壷屋焼きで揃ってるし。酒は残白を1合飲んだ後、店の中央に鎮座する、瑞泉の古酒を飲んだ。考えてみると、琉球料理の店や食堂には行ったことがあるが、こういう沖縄家庭料理の店に来たのは初めてかもしれない。チャンプルーは居酒屋で食べられるし。会計は5千円を少し超えたくらいだった。値段に比較してとても満足度が高い。こういう店って意外に那覇には少ないのだ。

あんつくとは八重山民具のことらしい。

旅宿の情 あんつくに包で 島戻て 親姉妹に 土産さびら                 (メニューの書いてあった『あんくつの詩』より)

あんつく                                                那覇市牧志1-7-1                                         098-866-4112

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2006年7月26日 (水)

本部町町長へ問う

基地と、ゴルフ場やリゾートホテル。違いは何ですか? 開発開発開発って、それは30年前の考え方。時代錯誤もいい加減にして欲しい。開発より守ることの方が難しいし、コストも掛かる。でも役所がそれをやらず、誰がやる? 何故目先の金に目を奪われ、長い視点で物事を考えられないのか。補助金?賄賂? ホテルを作って観光事業でいくら町に金が落ちるのか、真剣に試算したことがあるのか? 何故県民は瀬底島が好きなのか考えたことがあるのか? このプロジェクトを徹底的に洗って、この背景に隠れた事実を絶対公開します。 県民から瀬底島を奪うなんて、それでも沖縄県民か!瀬底島リゾートホテル建設反対!本部町長と瀬底区長の真意を問う。

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2006年7月24日 (月)

あじゃず

評価 6

入店日時 平成18年7月23日(日) 過去入店回数 7~8回

安謝にあるジャズが掛かる店だからあじゃず。店名は美味しくなさそうだが、ここはこの界隈に仕事で訪れる際によく利用する。観葉植物に覆われた、何だか虫に食われそうな外観だが、店内はすっきりしている。前の日行った「宮里そば」とは対極的だ。一時ここのそばにハマって、数回立て続けに来たことがあるが、最近は他にも美味しいそば屋を沢山知っているので、久しぶりだ。ここではいつも「三枚肉そば」にフーチバーをサービスで入れてもらう。「フーチバーそば」に三枚肉をサービスで入れてもらうことは出来るのかと聞いたことがあるが、もちろん断られた。沖縄そばの他にうどんや日本そばもあるようだ。麺の総合店を目指しているのであろうか。2~3分でそばが運ばれてくる。この三枚肉が、っていうか見た目も味もチャーシューなんだけど、とても好きだ。柔らかくて、味がしっかり染みててホントに美味しい。が、一度職場の大先輩とこの店に来たことがあるが、その方に言わせると「これは三枚肉じゃない」そうだ。だから好みは分かれると思う。確かに普通の三枚肉とは随分歯応えも味も違う。中華味だ。チャーシュー好きなので、これは嬉しい。そばは細麺で出汁はあっさり系だが、この日改めて食べて少し塩気が強い気がした。出汁に鳥系が入っているのかも知れない。塩気の強さはフーチバーを入れればちょうど良くなる。麺は歯応えがあって美味しい。が、ここのは不思議と後を引かないんだよなー。美味しいのに。近くを通るから行くけど、「田そば」や「淡すい」のように、後味がいい訳ではない。やっぱり塩気の塩梅なのか。最近美味しいそばを食べなれているせいか、ここのそばを特別美味しいと感じなくなってしまった。

店内も緑が多く、そばを食べた後もゆっくりしたくなる雰囲気だ。ジャズは耳を凝らさないと余り聞こえないほど控えめにかかっている。外に出ると、こちらは耳を塞ぐほどの大きな音で蝉が鳴いていた。夏だなあ。

あじゃず                                                那覇市曙2-9-18                                              098-868-7488

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宮里そば

評価 7

入店日時 平成18年7月22日(土)午後12時頃 過去入店回数 なし

この日は宜野座でマンゴーを買って、古宇利島に遊びに行く。朝から軽い二日酔いで何も食べていなかったので、名護でそばを食べることにする。深酒した後のそばは格別うまいんだよなー。既に名護市内に入っていたので、一番近くにあった宮里そばに入った。何だか外国の田舎町にあるような、いい意味でさびれた店だ。が、中はさびれていない。ちょうど正午ということもあるが、広い店内はほぼ満員御礼だ。食券を買ってちょうど空いた席に座る。この間にも客が次から次へと入ってくる。すんごい人気店なんだなあ。地元の客から観光客まで客層も様々だ。周りのテーブルを見回すと、ちょうどこの時間に客が集中して入ってきたからか、どのテーブルにもそばがない。まだ皆待っているのだ。厨房の方を見ると、ものすごいペースでそばをアップしている。が、フロアにはすごくバッチリメークしたおばー(A)が1人しかいないので、そばは出来てても運ぶのが追いついていないのだ。思わず手伝いたくなったが、じっと我慢する。しばらくすると、フロアにもう1人のおばー(B)が現れた。っていうかもっと早く出てこいよー。この忙しいのに昼飯食ってる場合じゃねーよー。厨房の中は4人くらいいるのに、フロアが1人じゃ廻るわけないでしょう。が、急に出てきたおばーは直ぐには波に乗れず、非常に動きが鈍い。座敷席に10人くらいの団体が3組いるのに、まだそちらにもそばが行き渡っていない。す、すると、何を思ったのか、おばー(A)が急にフロア隅にあるシンクでコップを洗い始めた。「現場放棄」だ。ここは水やお茶はセルフなのだが、そのセルフ用のコップはまだ沢山ある。おいおい、コップ洗ってる場合じゃねーよー。カウンターに湯気上げたそばが沢山溜まっちゃってるジャン。なのに、何故今コップを洗うの! と半ばキレつつも状況を冷静に観察すると、そこにはおばー(A)とおばー(B)の静かな抗争が繰り広げられていたのだ。想像するに、状況はこうだ。

おばー(A) 「このクソ忙しいのに、おばー(B)ったら先に昼ごはんを食べちゃって。私に『先に行くねー』、の一言もありゃしない。まったく忙しいわねー。プンプン。」

おばー(B) 「ありゃりゃ、昼食終わってみたらこの有様だよ。テーブルは空いてても、器が下げられてないから客が座れないじゃないさー。たくっ、トロイんだよー、おばー(A)は、動くのがー。」

おばー(A) 「だったら、あんたがやってみればいいじゃないのさー。自分の方がトロいのに、何を生意気なこと言ってるのさ。わたしゃ、ここでコップ洗ってるから、あんたが1人でやってみればいいさー。」 

おばー(B) 「何さー、化粧が濃すぎるのよ、あんたはー。わたしゃ、マイペースでやらせてもらうよ。そばだってか弱い私には1つずつしか運べないのよ。はーっ、でーじー忙しいー忙しい。」

まあ大体こんな感じであろう。そんなことを考えていると、ようやく「三枚肉そば」と「そば(小)」が運ばれてきた。そばには昆布がトッピングされてる。三枚肉は甘辛いたれで煮込んだのだろう、ツヤツヤいい色に光っている。まず出汁を啜る。う、うまい。鰹と豚がいいバランスだぞー。あっさりしていて、ほんのり甘口で後を引くなあ。まさにはらわたに染み込む感じだ。実際染み込んでいるのだろう。麺は中細麺で硬すぎも柔らかすぎもしない。ちょうどいいなあ。出汁もしっかり絡むし。三枚肉もしっかり味がついてて美味しいぞー。昆布がのっているのがまた沖縄らしい。食べ進むうちにそばが少なくなっていくのが、悲しいくらいだ。ここのそばは誰が食べても美味しい、って思うだろうなあ。店の雰囲気もおばー同士の静かな抗争も、ここのそばの味付けになっている。本当に沖縄らしいお店である。今度はここの「スパゲッティ」を食べてみよう。

店を出るとすっかり二日酔いから醒めていた。ウコンも利くが、そばの出汁も二日酔いにはいいはず。さあ、これから古宇利島にうに丼を食べに行こう。

宮里そば                                               名護市宮里1-27-2                                        098-054-1444

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BARBARY COAST

評価 9

入店日時 平成18年7月21日(金)午後10時半頃 過去入店回数 10回以上

何を隠そう那覇で一番好きなバーである。この店が那覇にあるっていうだけで嬉しくなる。クラッシックでオーセンティックで静かでちゃんとしたバーテンダーと酒がある店。チャラチャラしたところがまるでない。自分が基準とするバーとしての全ての要素を満たしている。いつもエントランスからドアを開けるまでの間でウキウキしてしまう。ここでシングルモルトを飲んでいると、時間が経つのを忘れるほどだ。店にはいつも大きな生け花がいくつも置いてあって、濃厚な匂いを放っている。この匂いと酒で酔いが中和され、深酒しても二日酔いにならない。(気がする) 酒の種類は非常に豊富で、もちろん我々が知ってる銘柄で、ここにないものはない。彼女はいつものボウモア、自分はタリスカーをロックで。ここで食後のワインを飲むことも多い。カクテルももちろんしっかりしている。銀座7丁目あたりにあっても不思議でない店だが、違いはここが沖縄ということだけ。これから満員の終電で帰る心配もない。だから気をつけないとついつい飲みすぎる。この日は2杯飲んだところで切り上げた。そう、ここはフードのメニューも豊富だし、ウィスキーに合う乾き物も充実している。何気なく出されるピーナッツさえ美味しい。本物のバーだ。ここのお手洗いも素晴らしい。

バーバリーコースト                                         那覇市久茂地3-15-2                                      098-861-8961

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HAVANA MOOD

評価 7

入店日時 平成18年7月21日(金)午後8時頃 過去入店回数 なし

2000円のおまかせコースしかないという。2000円でおまかせ出来るんだったら大船に乗ったつもりで任せましょう。国際通りから1本筋に入っただけなのに、静かな場所にひっそりとある。2000円でどんなコースが出てくるのかと思いきや、文句なく腹一杯にさせてくれた。多分内地から来た男性2人でやっているのだが、肩の力が抜けていていい雰囲気を作っている。コースの内容は、蟹クリームの揚げ春巻きとレバーのパテ、まぐろのカルパッチョ・柿の種入り(珍味!)、ローストビーフ、カレイとエスカルゴのクリームソース・ガーリックパン付他、パスタやデザート等全7品で構成される。月に1回コースの内容が変わるらしい。全体的に少しコース運びが重めの気がするが、この値段では考えられない品数と内容だ。しかもちゃんと美味しい。ワインは2000~3000円の価格帯のものが10数点ある。泡盛や黒糖焼酎もあり、カウンターに座ると居酒屋にいるのかと錯覚してしまう。それにしてもこんなコースがよく2000円で出来るなあ。国際通りから近いから家賃とかも高いはずなのに。気軽にワインを飲みながら、しっかりちゃんとしたものを食べたい、という欲張りにはお勧めである。白ワインのボトルと赤ワインをグラスで1杯づつ飲んで、7500円でした。

シェフが手の空いたときに吸うタバコはご愛嬌。何故なら店名が「HAVANA MOOD」なのだから。店の雰囲気も緩くて、男性の1人客も普通にいました。

HAVANA MOOD                                          那覇市松尾1-7-5                                         098-861-9780

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2006年7月19日 (水)

てだこそば

評価 6

入店日時 平成18年7月16日(日)午後3時半頃 過去入店回数 なし

浦添市役所にほど近い明るく開けた場所にある。駐車場の広さから相当な人気店であることが窺える。もう夕方に差し掛かる時間帯だったので、店内は空いていた。ソーキそば(中)と彼女はムージ(田芋)そばを注文した。待っている間、メニューを見るとタコスそばなんてのもある。写真を見ると、先日久米島の「三坊」で食べたものと全く同じである。豆腐そばはゆし豆腐ではなく、麻婆豆腐っぽい。他にも変わりそば系が多い。ソーキそばが運ばれてきた。 ...博多ラーメンっぽい。スープが白く濁っている。啜る。豚骨ベースだ。ラーメンのそれに似てるなあ。でもしっかりコクがあって美味しい。美味しいぞ。麺。啜る。こ、これは...。ラーメンか冷麺みたいだ。少し透き通っていてゴムのような強いコシがある。これは好みが分かれるなあ。いや、誰が食べても美味しいと思うはずだが、沖縄そばという概念からすると、好みが分かれるのではないか。聞くと手打ちの生麺を使っていて、注文を受けてから湯がいているらしい。与那原そばにも似てるなあ。じゃあ、不味いのか、と聞かれれば「うまい」のだが、沖縄そばっぽくないのだ。美味しいんだけど、沖縄麺特有の小麦っぽさが感じられない。ガチガチの沖縄そばがベストとは思わないので、このような進化はいいと思う。能書きはいい。美味しければいいのだ。とはいいつつ食べ慣れないと最初は面食らうはず。まさに麺食らうだ。おっと、繰り返してしまった。で、ソーキ。う、油っぽい。と思ったら、煮込んだ軟骨が溶けだして殆ど液体化している。あ、あっつい。これは女性だったら喜ぶぞー。コラーゲンそのものだもん。でもソーキの軟骨があまり好きではないので、かなりしつこく舌に纏わりつき、食べ終わっても長い時間胃がもたれた気がした。しかし、普通の沖縄そばでは物足りない、という人にはここはお勧めである。ラーメンっぽいけどそれを好きな人も多いはず。

それにしても最近は沖縄そば屋の急進が目覚しい。店の数もさることながら、味もかなりこだわっている店が多い。競争が激しくなれば質も高くなっていくのが当たり前で、消費者にとってはいいことばかりである。ここ、てだこそばも様々な試行錯誤を繰り返している努力が窺われる。

ちなみに「てだこ」とは、今の浦添市がその昔、琉球王国の首都であったときの王「英祖王」の父が太陽であったという伝説があり、それにちなんで「英祖王」を、沖縄の方言で太陽を意味する「てだ」と、子供を意味する「こ」をくっつけ「てだこ」と呼んでいたと言われている。すなわち「太陽の子」という意味だが、今では浦添を象徴する言葉のようにも使われている。

てだこそば                                              浦添市仲間1-2-2                                         098-875-5952
  

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2006年7月18日 (火)

黒うさぎ

評価 8

入店日時 平成18年7月14日(金)午後10時頃 過去入店回数 1回

壁に並ぶ泡盛と黒糖焼酎の品揃えは圧巻である。特に黒糖焼酎は全て取り揃えられている。ここは沖縄なので泡盛はどこでも飲めるが、黒糖焼酎を飲みたいときはここに来る。いつ行っても混んでいるが、この日は偶然空いたカウンター席に通してもらった。混んでて入れなかったときも多いのだ。先に3人組の男性が待っていたが、諦めて帰っていったので幸運である。客層は観光客や出張組が多い。東京にも支店(本店?)があるらしい。ここは焼酎の取り揃えもさることながら、肴がお酒に良く合うものを用意していて、それがすごく美味しいのだ。席につくと店主(だと思う)から、「お久しぶりです」と言われた。1回しか来たことがないのに、この時点で既に1ポイントアップである。それにしても沖縄が、奄美と同じさとうきびの産地でありながら、タイ米から作る泡盛というのが面白い。黒糖焼酎だったら原料も地元で調達できるのに、何でかな。もっとも今は黒糖焼酎は奄美諸島だけしかその製造が認められていないらしい。そんなことを考えている間にも、席が空くそばから次から次へと客が入ってくる。3連休前だからか。昇龍をロックで飲む。まろやかで芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。ああ、おいしいなあ。奄美にも近いうちに行きたい、これだけでそんな気にさせられる。肴はやんばる島豚の月桃包焼き(絶品)を中心に数種注文する。長命草のチャンジャ和えが酒を呼ぶ。八千代、あまみ長雲、天下一を立て続けに飲む。店も席も狭いんだけど、落ち着くし和むなあ。人間は水辺にいると精神的に安定するというけど、酒に囲まれているとより落ち着くのかも知れない。照明も程よく落ちてるしチャラチャラしたところがまるでない。本物の店である。

酒を飲みながら未だ見ぬ土地に思いを馳せるのは楽しい。気がつくと彼女と奄美に行く計画をしていた。

南島酒房 黒うさぎ                                         那覇市久茂地3-8-3                                       098-864-2887

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2006年7月16日 (日)

吉崎食堂

 評価 3

入店日時 平成18年7月15日(金)午後8時半頃 過去入店回数 なし

2、3ヶ月前に久茂地川の沿いのビジネスホテルの1階に、少しレトロちっくなお洒落な居酒屋がオープンした。通るたびに気になっていたが、今日ようやくこの日行くこととなった。電話番号を調べるため、Webで検索していたら、東京恵比寿の「由ら」の系列だという。「由ら」はお洒落系居酒屋として恵比寿界隈ではかなりの有名店で、恵比寿が今のような垢抜けた街になる前から営業していたはずだ。以前勤務先が恵比寿にあったので、もちろん行ったことがある。が、あまり好きではなかった。食べ物は美味しくないし、パフォーマンスに対して高かった印象がある。だからヤな予感はした。「由ら」は店名は変えていたと思うが、渋谷界隈にも沖縄料理の居酒屋を展開していたはずだ。つまりこの「吉崎食堂」は東京からの逆上陸ということになる。ちなみに「吉崎」はここの社長の名前だったと思う。店の中もレトロっぽく、さすが東京から出店してきただけあって、お洒落だ。メニューを見るが、ずいぶん食べ物の種類が少ない。居酒屋でこんな少なくていいのだろうか。居酒屋において食べ物の選択肢が少ないと寂しい気持ちになる。ここは近所の「玄」からアグーを仕入れていて、それを使った料理がウリのようだ。うーん、アグー食べたきゃ「玄」に行けばいいのであって、それがウリってことは明らかに内地からの観光客を意識している。ま、ビジネスホテルの1階にあるのだから、そういうことなのだろう。ちなみに公設市場にアグーを専門に扱っている肉屋があるので、我が家でもアグーのしゃぶしゃぶくらい出来る。ドリンクのメニューをみるが、明らかに女性客を意識した果実酒や梅酒が目立ち、焼酎はないという。とりあえず生ビールを頼み、〆鯖の炙り、アグーのホルモン塩焼き、石垣牛のタタキを頼む。もっと頼みたかったが、彼女が様子をみたらというので3品にしておく。結果的にいい判断だったのだが。〆鯖が運ばれてきた。...炙られていない。と思ったらスタッフが携帯バーナーを持って表面を焼きだした。このパフォーマンスだけで〆鯖に780円取れるなんて、東京はまたバブル景気を向かえているのか。アグーのホルモン焼きが運ばれてきた。...少ない。っていうか野菜炒めじゃん。野菜炒めにモツが申し訳のように隠れている。これで880円...。石垣牛のタタキ...6切れだけ。馬鹿にしている。ここは東京ではない。日本酒は何があるのかと聞くと、スタッフがワンカップを10種類くらい持ってきた。さすがこういう姑息なプレゼンはうまい。「澤屋まつもと」と「天狗舞」を取り、自分で蓋を開けて飲む。ワンカップの値段を聞いたのだが、500円くらいからという曖昧さ。この時点でこれを飲んだらもう出ようという気になっていた。ここは食べ物の多くを、カウンターの上に大皿料理風に展開しているのだが、それも美味しそうじゃない。それでも席は埋まってきた。それにしても従業員の数が多い。「りょう次」や「わたんじ」風に「唐揚頂きましたっー!」って掛け声はいいんだけど、気が入ってない。開店からまだ日が経っていないのか固いし。ここは軽めにして、2軒目に行くことにした。で、会計...5840円。おいおい、どういう計算したらこの数字になるのか。

オリオン生 500円X2   1000円                                  ホルモン塩焼き      880円                                    〆鯖炙り             780円                                  牛タタキ                      880円

この時点で3540円ということは...ワンカップ1つ1000円以上じゃねーかよー!! 

絶対行ってはいけない店である。が、久しぶりに恨みシュラン格好のターゲットが表れて嬉しくもある。

吉崎食堂                                               那覇市久茂地2-5-1                                       098-863-8246

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2006年7月13日 (木)

ステーツサイズ

評価 6

入店日時 平成18年7月12日(水) 午後10時半頃 過去入店回数 2~3回

この界隈には他にも戦後直後から営業しているステーキ屋が数店ある。その中でも歴史を感じさせる寂れた雰囲気と、丁寧な焼き方からここが一番という声も多い。はっきり言って、肉そのものは美味しくない。石垣牛ややんばる牛など、県産牛の品質から比較すると、ここが使用しているニュージーランド産のビーフは雲泥の差だ。でも、サシが程よく入った油っぽい牛肉はあまり好きではない。生来貧乏性なのか、むしろ豚肉や鶏肉が好きだ。だからサシが全く入っていないここの牛肉は、小さい頃よく噛み切れないで延々口の中で噛んでいた固めの牛肉を思い出させる。といってここの肉が固いわけではない。あくまで昨今の県産和牛と比較すればだ。ステーキはテンダロイン(ヒレ)とアメリカン(サーロイン)の2種類から選ぶ。他にもエビフライやタコスなど、洋食メニューが豊富だ。いつもは柔らかいテンダロインを頼むが、今日はアメリカンを頼んだ。ここは黙っててもスープとサラダとパン(もしくはライス)が付く。ここのパンは、素朴でとっても柔らかくて美味しいのでパンを頼んだ。先に出されたスープを飲み、サラダを食べていると程なくステーキがジュウジュウ鉄板の上で音を立てながら運ばれてきた。焼き方を聞かれるが、焼きすぎるとすごく固くなるので、レア目をお勧めする。肉には塩コショウで基本的な味付けはされているが、沖縄でステーキを食べるときは、「A1ソース」をたっぷりかけるのだ。A1ソースは沖縄のスーパーならどこでも売ってるステーキ用(ハンバーグや焼肉でももちろん良い)ソースだ。これがないとステーキじゃない、という人も多い。付け合せはオニオンソテーと大き目のフライドポテトだ。A1ソースをたっぷり肉につけて食べる。う、うまい。何がうまいって、このA1ソースがここの肉によく合うのだ。グルメ番組のレポーターがここのステーキを食べたら何というか。馬鹿の一つ覚えみたいに、「キャー、柔らかい」とか「キャー、甘ーい」とは言えまい。「ウォー、ニックー」という表現がいいのではないか。肉を食ってる。大袈裟だが、そういう感覚が一番当てはまるような気がする。カロリーも国産和牛よりかなり低いはずだ。実際次の日の朝体重を量ると、遅い時間に食べたにも関わらず、体重は減っていた...。A1ソースをかけなければ、ダイエットメニューにもなるのではないか。最近の日本人はいい肉を食い過ぎてる。ステーキとはこういうもの、だと再認識させられた。で、値段。今日食べたアメリカンは1250円。一番高いテンダロインでも1500円。そりゃ地元客だったらファミレスよりこっち来るよね、絶対。

店内は特に音楽がかかっているわけでもなく殺風景だ。戦後進駐軍が足繁く通ったというこの店が、戦後の遺物だとすれば少しだけ救われる気がする。

ステーツサイズ                                            那覇市辻2-5-18                                          098-868-4318

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2006年7月 8日 (土)

ぐーし小

評価 7

入店日時 平成18年7月8日(土)午後2時半頃 過去入店回数 なし

何だか路地裏にひっそり佇むこの店は、店の前に大きな木が生い茂り、店内にも緩やかな時間が流れている。平日は混んでいるらしいが、土曜の昼下がりということもあり、客は他に男性客が2人いるだけだ。この日は南風原の「松そば」に行ったのだったが、早くも閉店していたので、彼女の勧めで浦添のこの店に。彼女は何度も来ているらしい。メニューは沖縄そばとソーキそばのみ。でもソーキはすでに売り切れだったので、それぞれ沖縄そばの(大)(小)を注文すると、5分も待たず運ばれてきた。(大)には大きな皮付き三枚肉が3つも乗っている。鰹のいい香りが鼻腔をくすぐる。出汁は少し濁っていて、豚骨ベースを想像させる。啜る。う、うまい。コクは確かに豚骨のそれなのに、鼻を抜けるのは鰹の強い香りだ。何だ、この出汁は。少し甘めだけど、とっても優しくてまろやかだぞー。やっぱりこういう正統派の出汁もウマいなあ。麺は見るからに不揃いで、手打ちっぽい。かなり太めだ。食べる。ん、ん、何だ、この麺は ! すんごくモチモチしてて、で、コシがある。何か麺を食らっている、と表現すればいいのか。んまーい。下手したらうどんなんだけど、下手してないから、小麦の味までちゃーんと分かります。あー麺ってこういう味してるんだなあ、と改めて分かります。あー、じみじみ沖縄そばっておいしいなあ、と目が遠くを見ちゃいます。何だか最近マズい沖縄そば屋や見つけるのが難しくなってきたなー。でもここのは本当においしい。バランスもいいなあ。テーブルの上のお茶はルイボス茶だそうです。食べた後なのに、お腹すっきり。

外に出るとボンネットの上に折れた枝木が落ちていました。台風もだいぶ近くなっているようです。

ぐーし小                                                浦添市内間5-8-6                                          098-879-4733

 

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囲炉裏 温石

評価 7

入店日時 平成18年7月7日(金) 午後8時45分頃 過去入店回数 なし

沖縄には珍しい純和食の店であるこの店は、以前から前島の中ノ橋を通るときにその店構えから気になっていたのだ。この日は七夕でもあったし、和食が食べたかったので、予約をしてから行ってみた。店は板前がきちんと割烹着を着ていて引き締まった感じが心地いい。メニューは、単品も豊富だが、店の人の勧めでコースを選んだ。コースは、突き出しから、生牡蠣、刺身盛り合わせ、蒸しタラバ、海老しんじょ、鮎塩焼き、サラダ、と中々の満足度で、これで1人前2000円だから恐れ入る。コストパフォーマンスがかなり良い。3000円のコースは、これに揚げ物と食事が付くらしい。酒を飲むのであれば、2000円で十分だと思う。沖縄でこのような本格的な純和風の食事が出来るとは思わなかったが、少し残念だったのは、テーブルに飾ってあった花が造花だったことだ。ここはしっかり季節の草木を飾って欲しいが、店は男性だけで切り盛りしているので、こういう細かいことに気が回らないのかもしれない。しかし、料理は値段が安いから素材をケチっているということはなく、キッチリ鮮度のいいものを使っていて、どれも美味しかった。日本酒は久保田や真澄、越ノ寒梅などメジャーどころばかりで少々つまらないが、和食にはやはり日本酒を飲みたい。というか、やっぱり酒では日本酒が好きなので、何かと都合をつけても飲みたいのだ。和食としては普通のコース運びなので、観光客がわざわざ沖縄に来てまで食べるものはないと思うが、沖縄の大人の酒飲みにはぜひ一度行ってほしい店だ。誰でも満足すると思う。

囲炉裏 温石                                             那覇市前島2-16-14                                          098-861-2733

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2006年7月 6日 (木)

田そば

評価 8点 

入店日時 平成18年7月5日(水) 午後7時半頃 過去入店回数 なし

以前から気になっていたのだが、勤務先の近くに美味しいそば屋があるということで、この日1人で会社帰りに寄ってみた。閉店が20時なので、もう店じまいを始めているかと思ったら、まだ満席に近い状態だった。これほどの人気店とは思わなかったので、少し面食らった。店はこぎれいで落ち着く雰囲気だ。駐車場に「わ」ナンバーが目立ったが、地元の人も多い。コーヒーやアイスティーがセルフで飲み放題だから、皆食後もゆっくり歓談している。メニューは看板の三枚肉そば、田そば(沖縄そば)、ソーキそばの定番メニューにジューシーなどご飯系のみ。そば専門店だ。三枚肉そばは、豚の三枚肉が3枚、器から豪快にはみ出ている。どこかで見たなあ、と思ったら、前に行った「花そば」にも同じものがあった。そういえば店の作りも似ているし、ドリンクのサービスも同じ。おまけにテーブルに七味やコーレーグースー、紅生姜と一緒に「胡麻」があるもの同じだ。系列店かと思ったが違うらしい。田そばの(大)にしようか迷ったが、 ソーキそばを注文する。

ほどなくソーキそばが運ばれてくる。デザートのサービスなのかオレンジのゼリーも付いている。こういうのはいらないなあ。そばの値段を10円でも下げて、デザートはサイドメニューにして欲しい。そばを見る。出汁の色が濃い。見た目はきしもと食堂や花そばと同じように、醤油で色をつけている。最近の傾向として、全くの無色透明か、日本そばの出汁のように色がついているものと、2分化しているような気がする。鼻腔を鰹の甘い風味が抜ける。出汁を啜る。う、うっまーい。見た目通り醤油の味が強い気がするが、すごくあさっりしているのにコクがある。このコクは昆布と鳥のものか。鰹と豚のバランスもいい。豚はアグーを使っているらしい。これだけ出汁がしっかりしているなら醤油はいらないのになあ。でも後を引くので麺を食べる前に、スープが半分になってしまった。見た目は花そばに似てるけど、こっちの方が全然美味しいなあ。きしもと食堂よりもコクがあって、これはかなり自分の舌に合う。

そばが大きなソーキに隠れて見えないので、先にソーキを食べる。うーん、旨い。しっかり甘辛味が染み込んでて、それでいてよく油が抜けている。ソーキ3個のうち1個を食べると麺が見えてきた。

今、ふと思ったのだが、「うまい・おいしい」の表現は、どれが一番美味しそうに伝わるのか。「旨い」「美味い」「ウマい」「うまい!」「美味しい」、表現にも色々ある。「美味い」「美味しい」はやはりフレンチやイタリアンなど洋食に合う気がする。「ウマい」や「うまい!」は寿司やそばなど和風だろう。では、「旨い」はどうか。「旨い」は今一つその使い分けが難しい。今までは感覚的に使ってきたので、これからもそうするつもりだが、試しに辞書を引いてみた。「旨い」は「話が旨い」「都合が旨い」など、味以外にも表現されるようだ。個人的には「じわり」というニュアンスを込めている。すぐに「うまい」ではなく、口に入れて「...う、うまい」という感じだ。わかるだろうか。これに対して、笑っちゃうくらいおいしい場合は「ウメーイ」という表現も使ってきた。が、どの表現が最上級かは自分でも分からない。

話は戻る。麺を啜る。ウメエ。ちょっ、ちょっと待ってくれ。啜る。うまいよーん。平打ちの細麺にしっかり味があり、コシがあってこの出汁とすごく合う。夜にそばを食べることが少なかったので、今日は自分の味覚がおかしいのか。これはもう一度来てみる必要がある。ところで「胡麻」をそばに掛けるとどうなのか。これが香ばしさと食感が増して旨いのだ。どんどん食べていくと、今度はソーキを2個残して麺がなくなってしまった。沖縄そばはどこも結構麺の量がたっぷりなので、少ないと感じることはあまりないのだが、それだけうまいということなのだろう。ところでこの店を含めて最近いくつかの店で、小皿にタクアン2切れを出してくるのだが、これはいったいどのタイミングで食べればいいのか。タクアンのように味の濃いものを口直しとしているのか。ご飯じゃないのに、そばとタクアンを一緒に食えるかい。だったらタクアンをやめて、カマボコの一切れでも増やして欲しい。

でもすごくバランスのいい店だと思う。従来の沖縄そばとは違うけど、こういう変化はあってもいいなあ。出汁の好みは分かれるところだけど、個人的は大好きな味。薄味こそがうまい!見たいな最近の傾向に、一石を投じられた感じです。家に帰っても、口の中で出汁とソーキの余韻が残っていた。明日も行こうかなあ。

田そば                                                 那覇市真嘉比3-5-6                                       098-884-5150

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2006年7月 4日 (火)

お食事処 てっちゃん

評価 6

入店日時 平成18年7月2日(日) 午後12:30頃  過去入店回数 なし

久米島から沖縄本島に向かうフェリーが午後2時出港なので、まだしばらく時間があった。朝はホテルのビュッフェだったので、あまりお腹は減ってなかったが、船の長旅に向かうわけで、イーフビーチ周辺を車で走りながら、良さそうな店を探す。店にメニューのボードが外に立てられているのを見ると、「久米島そば」とキッチリ書かれていたので、この店に入る。チャンプルーや天ぷらなどに心も動かされたが、あまり時間もないので久米島そばを頼んだ。昼のいい時間だったが、店には泡盛を飲んでいる男性が1人だけで、他は我輩だけだ。何だか時間がゆっくり流れている。午前中ははての浜で結構泳いだので、体もけだるくて心地いい。が、そばなのに出てくるのが遅い。15分くらいたっぷり待たされた。この店も食堂というより居酒屋という感じで、夜はきっと地元客や観光客で賑わうのだろう。でもコーレーグースーがないのが、少し寂しかった。久米島そばはやはり沖縄そばと変わりはない。久米島の素材で作れば何でも久米島そばなのだろう。出汁を啜る。ちょっと塩気が強いが、豚骨の出汁もしっかり効いているので、海で遊んだ後には丁度良い。その辺のところを計算しているのであろうか。いや、そんなはずはない。面は平打ちの中麺だが、麺自体に味がないので、濃い目の出汁を丁度いいバランスだと思う。これも計算なのか...。いや、違うだろう。三枚肉は美味しかった。あと蒲鉾。味が濃厚で後を引く味だ。全体的に丁寧に作られていて、専門店と遜色はなかった。あまり期待してなかったので、どの店もより美味しく感じられる。但し、評価はそば限定だし、那覇近辺の標準とも合わせています。

店の外に出ると、午後の日差しがまだまだこれからだとでもいうように、原色の風景を更に強く照らしていた。美しい島、久米島への小旅行ももう終わりを迎えようとしていた。

お食事処 てっちゃん                                        久米島町比嘉160-59                                        098-985-7713

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2006年7月 3日 (月)

レストラン波路

評価 7

入店日時 平成18年7月2日午後7時半頃  過去入店回数 なし

少し店名がサムいが、レストランというよりれっきとした居酒屋だと思う。となりに同名のスナックもある。店の看板から「レストラン」の文字を消し、代わりに「居酒屋野郎」とか「久米島料理の店」とかにしたら、随分貫禄が出ると思うのだが、まあ大きなお世話だろう。OTSレンタカーで貰った島内ガイドを見て、「何か良さそう」いう直感で予約しておいたのだ。店内は小上がり席とカウンター席があったが、きちり作務衣を着た板前兼店主のまん前から若干ずれたカウンター席で、まずオリオン生で喉を潤す。

この日はイーフビーチで泳ぐはずだったが、イーフビーチはすんごく遠浅の浜で、シュノーケルどころか、こんなん泳げるかよーってくらい浅い。行けども行けども浅いのだ。見てる分にはいいけど、海の中は土が堆積してて綺麗ではない。聞いた話だが、「石垣牛」のブランド化に触発され、久米島でも「久米牛」を起こそうと、さとうきび畑を潰して牧場を広げていった結果、島内の赤土が海に流れ出て、綺麗な海や珊瑚を失っているらしい。うーむ。久米島は、「楽天イーグルス」のキャンプ地に選ばれたお陰で、それで町おこしをしようというのか、島内あちこちに「楽天」の文字が目につく。「楽天そば」なんて店もあった。うーん、じゃあもっと「楽天」に頑張って貰わないと、今の「楽天」の成績じゃあ、共倒れになっちゃいますよ。町おこしや村おこしも大事だと思うけど、「興す」ことよりも、「守る」ことにどうして目を向けないのかな。「楽天」以外に誰が使うのか、デッカイ野球場や屋内練習場作ったり、滅多に車も通らないのに、陸橋作ったり、役人の浅はか考えで、補助金を無駄に使った建設はいい加減に止めたらどうなのだろうか。久米島に来る人は何を求めてくるのか、もう1度考えて欲しい。このままじゃ観光客は減るばかりだ。遥か眼下にさとうきび畑を見渡せる宇江城岳からそんなことを考える。

話は波路に戻る。で、結局泳げなかったから、あまり腹が減ってないわけで、刺身の盛り合わせ(500円、700円、1000円の3種類!)、夜光貝の刺身、久米島地鶏の刺身、車えび刺身というように、地物の刺身中心に注文する。腹が減ってない割には、刺身と言えども注文する量が多い。刺身の盛り合わせにレバーみたいなものがある。何かと聞くと、まぐろの心臓だって。食べると貝に似た味がする。珍味だ。おいしい。車えびは沖縄本島同様、ここでも結構盛んで、国内の10%を生産しているそうだ。ああプリプリで旨い。で、特に旨かったのは、夜光貝の刺身と久米島地鶏の刺身。味もさることながら、普通貝の刺身なんていうと、「へ、これだけ?」という量なのだが、ここは違う。しっかり夜光貝の何たるかを思い知るほどの量なのだ。アワビに似て、コリコリした歯ごたえと、濃厚な海の香りが口いっぱいに広がる。ああ。久米地鶏は沖縄本島でも食べたことはあるが、ここのはホントに新鮮で瑞々しく、お土産に買って帰りたいほどだった。至福のひと時である。この店はメニューも豊富で、しかもどれも島の素材を使っているからすごく新鮮なのだ。どれも美味しいし。泡盛は「久米仙」ではなく、島内のもう一つの蔵元「米島酒造」が作る「久米島」。これは久米仙よりもかなり飲みやすいので、泡盛が苦手な人にもお勧めしたい。

島の時間の流れは限りなくゆるく、追加で頼んだサクナ(長命草)のツナマヨ和えと、カボチャとイカの炒め物を肴に夜はさらに更けていく。

店を出ると、見上げる星は無数に輝いていた。

レストラン波路                                            久米島町謝名堂548-32                                     098-985-7046

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三坊

評価 6

入店日時 平成18年7月1日(土) 午後13:30頃  過去入店回数 なし

久米島に来た。那覇からフェリーで4時間。途中渡名喜島を経由して久米島の兼城港に入港。レンタカーをピックしてイーフビーチに向かう。イーフビーチはこの島の唯一のリゾートエリアで、ホテルや民宿が集中している。既に船内でまぐろジャーキーを肴にビールを4本空けて、それほど空腹ではなかったが、「久米島そば」の暖簾がいたるところに見られたので、発作的に空腹になる。「久米島そば」の店は専門店ではなく、居酒屋の昼メニューとして出しているところが多いようだ。というか、専門店はイーフビーチ周辺にはないと思う。そこで「三坊」という居酒屋に入るが、店内はこの時間でも混んでいる。メニューはチャンプルーなど定食もあるが、ここはわき目も振らずタコスそばを注文する。タコスそばとは何か。これは出てきて分かるのだが、まさにタコライスのライスの代わりにそばが代用されているのだ。

混んでいたのか、結構待たされ、15分ほどしてようやく注文の品が運ばれてきた。店の中央の大きなテーブルに何組かと相席だったので、他の客の視線がタコスそばに集まる。こ、これは...。ボロネーゼのフィットチーネのようだ。見た目は悪いが、意外にうまい。が、次も食べたいほど美味しいわけではない。意外にうまい、という程度だ。この店は夜も人気店らしく、そばを食べたそばから夜の予約をしていく客が何組かいた。我輩も夜ここに来ようと思っていたが、夜も昼相席した客と再会というのではカッコ悪いので、他の店を探すことにして、店を出た。なので、評価は昼限定です。

気がつくと、島の午後の日差しに、白いTシャツについた赤い斑点がいくつも輝いていた。久米島の午後は長い。

三坊                                                  久米島町比嘉160-56                                       098-985-8883

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